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ぺらぺら読書感想DA文2。
こんばんは、他人を惹きつける文才は無いけれど延々と文章を書くことは出来る厄介者、トゥインクル・コーポレーション所属の単独屋、ジャパネーズのウネモトモネで御座います。
45日目。
ということでね、前回の記事で「次回はクリエイティブを炸裂させた文章を書く」と宣言したので、36歳アルバイターの日常を綴るのは一旦お休みして36歳にしてようやくきちんと読書をし始めたウネモトモネという売れていない芸人の拙い読書感想を晒してゆきます。饒舌にぺらぺらと、けれども内容は薄くぺらっぺら。そんな感想駄文章。予めご了承くださいませ。
今回駄感想を綴らせて戴くのは綾辻行人先生の『迷路館の殺人』。これ以降かなり核心的なネタバレを含みますのでご注意下さいませ。
僕はミステリとかサスペンスがめちゃくちゃ好きな癖に36歳になるまで綾辻行人先生を知らなかったゴミ人間なのですけれど。知るきっかけとなったのは事務所の後輩で読書好きでもあるランボルマーチン・諒平。
その日僕は事務所ライブで「コウサツ系」というちょっとミステリ要素のあるコントを披露した。(事務所ライブでは優勝出来たんだけれど、このコントでキングオブコント1回戦敗退したんだよな。) ちなみにYouTubeにも上げているので掲載しておきます。
で、このコントを観た諒平が「モネさんにオススメしたい本があります!」と言って教えてくれたのが綾辻行人先生の『十角館の殺人』でした。
ですぐさまAmazonでポチって。翌日くらいに届いて読み始めたら、まぁ僕の摂取物性癖にめちゃくちゃクリティカルヒットして。「嗚呼、僕が好きだったアレやアレの源流は此処に在ったのか。」と。いや、まぁもっと源流を辿れば、それこそ十角館の殺人に名前が出てくる海外のミステリ作家さんたちなのだろうけれど。
で読了ツイートをしたら、先輩芸人のどいちゅーさんから『Another』を薦められて。それでもう完全に綾辻行人先生の大ファンになっていったんですけれどね。『Another』に関しては摂取物性癖のドドドドどストライク過ぎて、アニメも全部視たし、一時期見崎鳴に憧れ過ぎて全く脈絡なくライブで眼帯付けてました。あ、でも今改めて調べたら実写映画もあるのか。視てみようかしら。でもなぁ綾辻先生の作品(と語れる程冊数読めていないんですけれど)は実写じゃない方が魅力的な気がするんだよなぁ、なんか。
ちなみにそのツイートをした際に後輩芸人の虹色LOVE・近江君は我孫子武丸先生の『殺戮にいたる病』をオススメしてくれました。でこれまたすぐ読んでそこからどっぷりとミステリ小説にハマって行きましたとさ。というアナザー・ストーリー。いやアナザーでも無いやろ。
でまぁそんなこんなで綾辻行人先生の作品にどハマりして、とりあえず「館シリーズ」は全部読もうということで今のところ『水車館の殺人』と、今回感想を綴らせて戴く『迷路館の殺人』を読ませて戴きました。
で、一応『迷路館の殺人』を半分読んだ段階での推理や考察を綴った記事がありますので、そちらも添付しておきます。
この記事を読んで戴けるとわかると思いますが、いやぁ~まんまと騙されましたね。仮面の入れ替えトリックとかは推察出来ていたけれど。宮垣葉太郎犯人説は見事に敗れました。そっか。そりゃそうよね。あんなあからさまに殺人願望語るってね。ミスリード用ですよね。終盤読みながら「これ推理当たったんじゃない!?」って浮かれてた自分を見立て殺人してやりたいですよ、ホント。
まさか鮫嶋が犯人だったとは。そして気づけなかった性別に関する叙述トリック。で、更に鹿谷門実の正体もね。僕は上述の記事で桂子と角松を疑っていたんですが、まさかの島田潔。そして「島田」トリック。冒頭の文章で「島田」と出ただけなのに「島田潔」だと信じて疑わず読み進めて行った不用意さ。「三男坊」ってあんだけ出てるじゃないかよ。
(別の作品の話になりますけれど、この冒頭からの先入観での騙され方は歌野晶午先生の『葉桜の季節に君を想うということ』を読んだ時に感じたのと同じでしたね。本当に先入観って推理にとって悪ですわ。情けない。)
それに「アナグラムでは無さそう。」とか言ってたけれど結局アルファベットのアナグラム。解った後に口に出してみると「シシヤカドミ」「シマダキヨシ」。構成している音一緒じゃん。アナグラム好きの相方・アチャだったら気づけてたかもじゃん。あーめっちゃ悔しい。
鏡が隠し通路の扉になっているのもねぇ。林の残した「wwh」が親指シフトのタイピングでそう表記されたとは思ったんだけれど、そう思ったんだったら親指シフトのこと詳しく調べて推理しろって話ですよ。そういう怠惰が真相へ辿り着けない原因なんだぞ、モネ。部屋の姿見も要所要所でちょっと引っかかる感じで描写されていたもんなぁ。ああ甘い甘い。
で、今改めて『迷路館の殺人』の帯を読んだら「それでも読者(あなた)は騙される!?」って書いてあった。いや、まんまと過ぎるやろウネモトモネ君。えぇ客過ぎまっせ。ほんま。
いやぁとにかくめちゃくちゃ面白かったです。そしてもう今年中に「館シリーズ」の第一期は全部読んでしまおうということで、先程Amazonで『人形館の殺人』と『時計館の殺人』上下巻をポチった僕で御座います。嗚呼どんなワクワクドキドキが待っているのだろうか。
以上、綾辻行人先生著『迷路館の殺人』を読んだ感想文でした。