「湿式で切った後、乾かす手間が面倒くさい!」レーザーで切ってみませんか??
こんにちは、製造部の松田です。
製造業のみなさまは自社製品で、
湿式で切って(ウォータージェット等)
乾かすために工賃や時間がかかっている
製品など、ありませんか??
「昔からずっと湿式で切っているから」
ということもあるかと思います。
「昔、乾式で切れないかトライしたけど
その時はダメだったんだよね」
だから湿式のままということもあるでしょう。
10年前に比べ、近年のレーザー加工機は
設定できるパラメーターの数が増えました。
加工条件を柔軟に変えることで、
様々な素材に対応できるようになりました。
「いやいや、レーザー加工機のメーカーに
うちの製品も切れないか、この前聞いたけど
前例がないから難しいだろうって言われよ」
こうおっしゃる方も、いるかもしれません。
ですが、これも一定レベルまでは
根気強く 試行錯誤すれば対応可能と言いたい!
加工条件は、何通りトライしましたか?
加工する経路は、工夫してみましたか?
ノズルは、薄板用・厚板用どちらも試しましたか?
アシストガスは3種類試しましたか?…etc.
例えば当社では、約1ケ月ほど条件出しをし、
6mm厚の磁器質のタイルで、
表面にクリアコートのある製品を、
クリアコートにひび割れを起こさず
切断できるようになりました。
レーザー加工機による切断では、
水分を乾かす手間が省けるとともに、
消耗品費を削減できる可能性がある
製品品質が高まる可能性がある
という2点も補足させてください。
<1.消耗品費を削減できる可能性>
湿式切断では硬いものほど割れやすかったり
高い工具(ダイヤモンド刃など)を使用したりと
コストが高どまりしがちかと思います。
レーザー加工機ではその逆で、
硬い=組成がしっかりしている素材の方が
加工性が高い事例も、実は多くあります。
それこそ陶器質より磁器質の方が切りやすいです。
<2.製品品質が高まる可能性>
湿式切断とレーザー切断との大きな違いとして
熱で溶断することによるドロスの有無があります。
金属素材の場合は、典型的に「酸化○○」となり
ドロスの発生が害となってしまう場合が多いですが
無機質系の素材や、窯業系の素材であれば
ドロスが発生すると小口に塗膜が付着した様になり、
逆に耐○○性が高まる(耐候性や防湿性)ことも。
当社では、レーザーの条件出しから
お手伝いさせて頂いた実績が多数あります。
もし現在、湿式加工していて「なんか手間だなぁ」
と感じておられる製品などございましたら、
ふと思い出したら当社にお声かけ下さると嬉しいです。
◆建築資材の製造外注・OEMは北陸マテリアル株式会社に!◆
大サイズ平面材(パネル等)の異種どうし貼り合わせ加工、
および切断加工を得意としています。
▼▼▼その他の記事も是非!▼▼▼