聴力低下と回復の兆し

4月。気づいたら、しばらく耳の調子が悪い。高い山に登った時の様に(登ったことはない)耳が詰まっているように感じるのだ。
耳鼻科に行き、聴力検査をすると、聴力が落ちていることが判明した。
イソバイド(液体)、アデホス(顆粒)、メリスロン(錠剤)、メチコバール(錠剤)を1日3回、3週間飲むことに。

3週間後、聴力は前回よりも落ちていた。3回だったイソバイドを一日4回に変更し、他の薬は今まで同様、服用する。

3週間後も、このまま聴力が戻らなければ、ステロイドを服用することになる。と医師は言った。それならば、今回から出してもらってもいいです、と伝えると(早く飲んだ方が聴力が戻るのでは、と考えた)、2回目の服用だと副作用が出やすくなって、骨粗鬆症の心配(骨密度が下がるらしい)もあるので、「出来れば出したくない」と言われた。
10年くらい前に、突発性難聴になった時にも、同じ耳鼻科でステロイドを処方されていたので、医師はそれを心配していたのだ。

ステロイドの服用が2回目、3回目となると副作用が出やすくなる、ということを初めて知った。

それならば、私も出来ればステロイドは飲みたくないので、自分で出来ることをしていこう、と自律神経を整える生活(睡眠時間の確保)をすることに。寝る前のストレッチ(以前からしていたが、背中をひねる動作を教えてもらい、それを行うようにした)、鍼灸にも通ってみた。毎日は難しいが、出来るだけ散歩などをする(本当は、有酸素運動が良いらしい)。日帰り温泉にも何度か。甘酒を飲む、コーヒーの回数を減らすなどなど。

鍼灸、1回目、ずーっと詰まったままに感じていた時間が、少し短くなったような気がした。
2回目、詰まったように感じる時間は減ったが、それ以外の時間、耳鳴りがするようになった。これは、施術した日を入れて3日間が、ひどかった。
しかし、4日目、耳鳴りはしているけど、そこまで気になるほどではなくなった。

イソバイドを一日4回に増やして、再度、3週間後、聴力はわずかだが、良くなってきていた。そのため、ステロイドを服用せずに、再度、3週間イソバイドを1日4回続けることに。

それ以上、あまり良くなってきている気もしないまま、2週間が過ぎた頃、朝起きると、閉塞感を感じていた耳が少しすっきりしている日があった。
心なしか、一枚鼓膜の外側にカバーがあったような感じが、無くなっているような。

そして、4回目(?)の聴力検査。また少しではあるが、聴力が上がってきた。服用する薬の量は今のところ変わらないが、ステロイドの話は一旦無くなっているような様子。
回復の気配を感じる今日この頃なのである。

やはり、聞こえづらいという日常は何かと不便な時がある。何度も聞き返すのは、私自身のメンタル的にも負担だし、相手にも申し訳ない。
なので、聴力が上がってきて、耳鳴りのひどさが軽減するだけでも、生活の質が向上する。そして、健康的な生活が大切だと、しみじみ思うのであった。



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