限界OLクソ短歌（2023/08）

さて　きみがわたしを好きでいるうちにホルマリン漬けにしておきますか

あっ上司！　言ってることがまた違う！　鳥より脳が小さいのかも

とりあえず笑って許してみたものの法が許してくれれば殺ってた

服を着る　化粧を落とす　歯を磨く　髪を乾かす　全部できない

今ここが人生のサビというのならAメロをもう一度聴きたい

別にさあ夜中にお菓子食べたっていいじゃん罪でもなんでもないじゃん

もう二十八なんだってなんですか？　もうってつける必要あるか？

しあわせの味ってきっと真夜中のファミマで買ったパピコなのかも

酒を手に高校球児の青春を搾取し夏を生きた気になる

大人びているのねなんて微笑んで子供扱いするのはやめて

きっと振り返ってくるしくなる夏になるとわかっても伝えたかった

こんどこぞ私はあなたの人生にかんしょうできる人間になる

あの夏があの夏になったあの日からあの夏にずっととらわれている

ストロングゼロの空き缶を積み上げてわたしのためのお城を築く

ストゼロ短歌

帰宅即ストゼロキメる生活を憐れまないでよ　満たされてんだよ

ストゼロ短歌

美しい思い出のままにしておこうなんて無理なほどきみは綺麗だ

こっち向いてよ向井くん

きみのこと別名保存してたって言ったらどうする？　ほら　目を見てよ

こっち向いてよ向井くん

そうやってきみが触れるたび戻れなくなってぜんぶが間違いになる

こっち向いてよ向井くん

もう二度とあたしのことを友達と言えなくなったね　間違えちゃったね

こっち向いてよ向井くん

十年の月日も淋しさも愛も埋めたいわけじゃないけど　いてよ

こっち向いてよ向井くん