自動筆記/2024.11.21(3分間)
まだそこで世界を夕暮れにしているのに、実際のところ見えていたのは白い靄だった。隠れて散歩していたはじまりはいつもさっぱりしていて、消えない感情ばかり増えていくのが嫌で仕方なかったのだ。背中には小さな棘が刺さっているのを知っている。苦しいときに考えていることを夢の中に持ち込んでみて、それでもなにも終わらないと気づいた。ここにいる人たちはみんな笑顔で息が苦しくなった。たのしいは怖いと知ったのはいつからだろうか。立っている場所がどうしてもゆるくて、このまま沈んでいくことをひとつの企