
カウンセリングって、ナニをすんねん?
こんにちは。ほっこりんくです。
ほっこりんくは、誰もが無理なく暮らし続けられる世の中を創るために、主にカウンセリングを提供しています。
さて、この「カウンセリング」
一体なにをするのでしょうか?
「カウンセリング」いろいろ
「カウンセリング」と一言で言っても、いろいろなものがあります。
エステの前の聞き取りも、就職に関する相談も、学習塾でカリキュラムを組むときも、「カウンセリング」という言葉が使われることがあります。占いなども、カウンセリングに当てはまる部分があります。
ニーズを満たしたり課題を解決したりするために、その道のプロがお相手(お客様)のお話を丁寧に聞き取ること。
広くはそのように使われているようです。
私は心理の分野に長く居りますので、カウンセリングと言われれば、心理面談や心理カウンセリング、心理療法、セラピー、といったものを思い浮かべます。
しかも私が思い浮かべるのは、臨床心理士や公認心理師などといった心理学の資格を持った人が行うものという、かなり限定されたものです。
この限定された心理分野でのカウンセリングに限っても、以下のような枠組みの、さまざまな組み合わせの中で、どんなことが行われるのかが変わります。
カウンセリングでなにが行われるのかに関係する要因
*場
カウンセリングを提供する場はどんなところか?
病院(だとしたら何科?)? 行政機関? 教育機関? 福祉現場? 会社などの職場? 何かの団体? 開業カウンセリングルーム? などなど
*目的
どんな目的で行われるか?
現在地の把握? 課題の改善? 環境調整? 心理教育? 居場所? 純粋な傾聴? などなど
*カウンセラーの得意分野
心理検査? 精神分析? 認知行動療法? フォーカシング志向心理療法?(これは私の好みです☆) などなど
カウンセラーの好みや得意分野は、ここに書ききれないくらいたくさんあります。各療法の中でも、専門分野があったりして・・・みなさんものすごく学んでおられます。
それで、ナニをすんねん?
それで。
心理カウンセリングの場面では何をするのか?
カウンセラーは、心理学的な裏付けを持って、相談者に対して心理的援助を行います。
話を聴くことを中心とするカウンセラーもいれば、心理検査を行う心理士もいれば、何か活動を一緒に行うカウンセラーもいます。
心理療法もさまざま、行うこともさまざまですが、どのカウンセラーにも共通している想いがあります(あるはず!)。
それは、相談者が良い方向に進むために力になりたい!ということです。
その想いを形にするにあたって拠り所としているのが、心理学の学びです。
心理学の学びは、他の分野に比べると歴史は浅いのですが、それでも100年以上の歴史を持ち体系化されています。
科学的な根拠を大事にしつつも、それだけでは説明がつかないことも大事にして支援しています。
カウンセリングは安心安全な場で行われる
カウンセリングは、基本的にカウンセラーと相談者だけで行われます。
基本的には、そこで話されたこと、行われたことの秘密は守られます。
だからこそ安心してお話いただける一方、カウンセリングを受けたことがない方にとっては、一体何が行われているのか、分かりにくいです。
しかも、何をしているのかと質問をいただいても、秘密保持の観点からも、個別性が高いことからも、「話を聴いていた」程度のことしかお伝えすることができません。
カウンセリングは、日常とは違った「安心安全な場」を設定してお話するので、一般的に「話を聴いてもらう」という言葉からイメージされるような聴き方とはちょっと違うのです。
しかし、それではイメージがつきにくいものですよね。人は誰しも、自分の知っている範囲で想像していきますから。
こうなってくると「話をするほどの悩みはない、話しても何も解決しない」などと思っている方には、カウンセリングは全然魅力的に映らないだろうな、と思います。早く困りごとを解決したい方にも、無意味に映るだろうなと思います。
でも。でも。
カウンセリングは、感動的なものなのです。
私のカウンセリングでは
カウンセリング場面で行われいてることは、さまざまです。
でも、カウンセリング場面で「起こっていること」には、共通したものがあると感じています。
ここからは、主に私のカウンセリング場面で私が感じることについて書いていきます。
カウンセリング場面では、相談者の自己内省やそれに伴う気づきがあります。
これ、よく聞きますよね。気づき。
ナニに気づくんや?事情は自分が一番よく知ってんねん。これ以上のことは無いねん。
相談者がそう思ってお話に来ていたとしても、お話が素敵に展開することがあります。
私とのカウンセリングでは、相談者が何か難しいことをして気づきに至る、というわけではありません。
相談者はただ、今の、自分が抱えている状況、感覚、感情などを、安全な場でカウンセラーにこぼしていただければ十分です。
カウンセラーは、聴きます。
聴くのです。
この「聴く」という行為は、ただ黙ってニコニコしているだけではありません。
いいアドバイスをすることでもありません。
カウンセラーは、相談者のプロセスについていくし、一緒にプロセスを進めていきます。それが聴くという行為です。
そのために必要な問いかけや提案をすることがありますが、相談者が必要ないと思えば遠慮なく断っていただけます。
とにかく、相談者のペースで、相談者の話したい順番で、相談者が話してもいいなと思う範囲で、お話していただいたことを、聴きます。
カウンセリングの場で起こっていること
そうやってお話を聴いていると・・・
プロセスが進むのです。
プロセスってなんや?
うーんなんだろう。
必ずしも、パァッと課題が解決するというわけではありません。
自分が自分に説得されるというのとも違う。
でも、身体感覚に変化を感じます。
私自身も、フォーカシングの練習などで聴いてもらう経験を重ねていますが、本当にからだの感じが変わります。
からだの感じが変わると、全く状況が変わっていなくても、その状況を生きていこうと思える。
30分や1時間話をしたところで、状況なんて変わりません。
だけど、それを「生きていける」と思える。
このことが、カウンセリングの場で起こっていることだと思います。
私はいつも感動している
カウンセリングを提供していて、私はいつも感動しています。
1回限りでお話が終わる方も、長い期間が空いてお話くださる方も、コンスタントにお話くださる方も、どの方のどんなお話でも、感動しています。
カウンセリング場面でもお話に感動することは多々ありますが、やはり、守られた場でゆっくりと語られるお話は、宝石のように感じられます。
そんな世界を持って日々を過ごしていらっしゃるんだ・・・!
それを話してくださるなんて、なんて尊い・・・!
そんなふうに感じています。
個別性があるからこそ
「心理検査をとってほしい」「この課題に取り組みたい」など、すでにニーズが明確な方は、比較的カウンセリング場面でナニが行われるのか、調べやすいかもしれません。
あるいは、カウンセリング以外の手立て(コーチングや占いなど)を手にする選択をされるかもしれません。
しかしカウンセリングは、ここまでお伝えしてきたようにとても個別的な取り組みなので、あなたが実際に話しに行ってみないと自分のカウンセリングでナニが行われるのか、本当のところはわかりません。
臨床心理学の学びに裏付けされた心理カウンセリングは、無理矢理に行動を変えさせるようなことはありません。
一方で、あなたの変化を無理に押しとどめるようなこともありません。
どうぞ安心して、あなただけの特別な時間を手にしてみてください。
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