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物凄く眠くても勉強する方法

これは今から7年前2017年にナルコレプシー歴21年の私がまだ医師にも薬にも頼っていなかった時の勉強法です。
今でも変わらない勉強法は、みなさんの参考になると自負しておりますので、最後まで目を通していただければと思っています。

私はその時、まだ現役の養護教諭として保健室で働いていました。
友達からFP2級、一緒に受けようよと言われ、正直必要ないと思いましたが、ナルコレプシーを発症し、記憶力がほぼ無くなってしまった今もバカじゃないと証明したくて受ける事にしました。
友達は資格のための塾に通う事にしていましたが、私はすぐに寝てしまうので絶対意味がないと思い自学を選択する他ありませんでした。
なので、とっっっても工夫したんです!!

まず環境!
周りに気が散るような物が置いてある所では勉強しにくいとどこかで聞いた事がありましたが、それだけではありません。
自分が心地良いと思う風通しの良い所や、日の当たる所、緑が見える所やたくさんの本の並ぶ本棚が視界に入る所など、とにかく自分の好きな場所を探しながら勉強していきます。

カフェや図書館は最近混み合っているので、ご自身のお部屋を最適な場所に出来るとベストですよね。それでもやっぱり混んでいないカフェに行ったり、気分の赴くままにいろんな所に足を運んでみました。

そして、わかった事は聴覚にも程良い刺激が必要だという事でした。
無音の図書館などではどうもはかどらないなぁと思っていたら、人が集中するためには少しの雑音が必要でした。
その心地よさも人によって様々だと思うので、ホワイトノイズやラジオ、好きな歌手の曲やクラシック音楽など試してみるといいと思います。
ちなみに、私がベストだったのは、人の声です。元々人の声の周波数は心地良いもので、それが言葉(単語)として耳に入ると大き過ぎで、ざわざわとした雑音で入ってくるとちょうど良く集中出来ました。邦楽よりも洋楽の方が集中出来るといった感じです。

筆記用具も然り。
お気に入りのペン、お気に入りのノート、下敷き、参考書などなど。
そして、お気に入りのノートの書き方やメモの取り方、チェックの仕方です!
私はそれまでカラフルにチェックしていましたが、重要な所はシャーペンで丸で囲むだけにして筆記用具を減らしました。

お気に入りの筆記用具たち

ここまで揃えば、もう完璧?!
あとはやる気!!…しかし、そのやる気が私は全く起こりません…そして、参考書を広げてすぐに爆睡です…。
そこで30分とか1時間勉強するのではなく、5分?10分?15分出来たらいいね!というめちゃくちゃ甘い設定をし、参考にしていたFP動画を流してすぐ寝落ちしていました。
しかし、その5〜15分に設定した事がダメな自分を責めなくて済んだ最高の方法でした。
逆にやる気が湧いて1時間勉強出来た時には自分を褒められるようになっていました。
後に知ったのはこれは、ポモドーロ・テクニックというそうです。ハーバード大卒の廣津留すみれさんも5分集中するやり方をオススメしています。
私のはアレンジ版という感じです。

その後、FPの勉強の進み具合いを確認するため、塾に一生懸命通っていた友達と会いました。もう何度も模擬テストをやっているらしく、私は全然そこまで進んでいなかったのですが、友達に出してもらった問題はなんとか正解出来たので、「そんな楽な方法で受かったらちょっとムカつくわ」と言われました。
試験1週間前、私の勤めていた学校ではインフルエンザが流行してしまい、そのための事務仕事や対応に追われ、FPの勉強どころではなくなってしまいました。
これはマズい…と思い、学校で一番賢そうな子に声をかけ、最後の最後はどうやって勉強したらいいの?!と聞くと「見る」と言われたのでとにかく見るだけ見ておきました。
いろいろ大変でしたが、一回で合格出来たのは、自分にとってあまりストレスがかからない状態で勉強が出来たから、それからいろんな人が支えてくれたからです。

みなさんも、快適な勉強方法を見つけていろんな事にチャレンジしてみてください。

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