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反対の性格の人と暮らして知ったこと
同居人と暮らして半年がたった。
知り合って10年目となるけれど、一緒に生活してから知ることが多すぎ!!
性格が違う人と快適に楽しく過ごすために、これまであれこれ考えた気もするし、意外とどうにかなっている気がしている。
同居人と私は性格が全然違う。20歳ぐらいから一緒にいるけれど、最初から「性格が違うなあ」と思いながら、一緒にいる。
快適に楽しく過ごすために、気づいたことや実践したこととかを時々iPhoneのメモにまとめている。半年たってメモが溜まってきた。また1年とかしたら全然見え方が変わるもしれないけれど‥‥
豊穣の性格、同居人の性格
◆豊穣の性格
明るい根暗
悲観的
計画的
おせっかい
新しいことやるの大好き
友達との予定は1週間前には決めたい
生き急いでいる
趣味はカレー、美術館、読書
ENFJ(主人公) or ENTJ(指揮官)
企画職
よく喋る
家ではいつも動いている
気になったら(必要そうなら)すぐ言う
マメに連絡したい(家の到着時間とか、今日お昼にあったこととか)
◆同居人の性格
明るすぎない根明
楽観的
計画しない
超お人よし
新しいことやるのそんなに好きじゃない
友達との予定を決めるのは前日でも当日でもいい
生き急いでいない
趣味は水上スポーツ、車、ガジェット
ISFP(冒険家) or INFP(仲介者)
技術職
あまりしゃべらない
家ではいつもごろごろしている
あまり指摘しない
必要なことがあれば連絡する
◆ふたりの共通点
金銭感覚や清潔観が近い
保守派(進路とか、就職先とか)
性格も人間関係も穏やか
我慢強い。運動部出身。
ひとり暮らし歴がそこそこ長い
散財しがち
家にあまりモノを置きたくない
要は性格は逆だけど価値観は近い。
性格の定義は「モノについて感じたり、考えたり、行動する時のある一定の傾向や特徴」
価値観の定義とは「人生の様々な場面での自分の行動や意思決定などに影響を与える、自分自身の中で優先順位のつけることができる抽象的な概念」
仲はいい。家では私が8割ぐらい喋ってる。
あまり喧嘩はしないけれど、何度かぶつかっている。
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喧嘩するときの理由はだいたい2つ
ぶつかるときは大体理由が2つ。家事も、部屋での過ごし方も、お金の使い方もなんでもそう。
・「なんでこれやってくれないの?」
・「なんでこのやり方なの?」
お互い一人暮らし歴が長いので、家事のこだわりや生活の癖が染みついている。
ので、自分の常識から外れたことを相手がすると「へ~そんなやり方もあるんだな」と受け入れられる時もあるけど「それはおかしい」というときに喧嘩が始める。
「どうしてそんな考え方なの?」は、あまりないかもしれない。最初から「違う人だな〜」と思っているからかもしれない。
性格が違うゆえに、私と同居人の境界線は割とはっきりしている方なんだろう。
バトル例①旅行の計画で、考え方のプロセスの違いを知る
ある日、同居人と同居人の友達が旅行の計画をLINE通話で始めた。
(私も同行するのだけれど、あくまでメインは同居人だ)
「スノボに行く日程」だけが決まっている状態で、細部を詰める段階にいた。
さあ、詳細を詰めるぞ!と私も意気込んでいて「今日はにどこまで決めるのかな!」と思っていたのだけれど、同居人と友達は徒然なるままにお互いが言いたいことを言い始めた。
どこ集合とか、何時出発とか、前日は集まるかとか、ひとつひとつは大切な要素を確かに話し合っているのだけれど、いかんせんどれも要素が「点」すぎる。
どうやって……収束させるんだ……?
何を今日決めたいのか、なにが抑えるポイントなのか、何もわからないままただアイデア出しが進んでいき、ファシリテーター気質の私はむずむずしてきて「あ、これは私参加するの無理だな」と思って離脱して歯磨きを始める。
そういう進行をする人、就活のグループディスカッションでいたなあと思う。でも、そういう考え方がその人にとって「当たり前」だったんだなとやっと気が付く。
私は、企画職なこともあり『大枠を考えてから、細部を詰める考え方』を取りがち。
旅行の計画だったら、
・今日は何を決めたいのか、どこまで決めるのか・決められるのか
・確認ポイントはどこか
・旅程の大枠(最低限、集合時間と解散時間、移動手段)
・(最後に)お互いの次回までの宿題
を絶対意思疎通してから話し合いをしたい。。
同居人は逆で『アイデアを一旦出し切ってから、アイデア(点)とアイデア(点)を線で結ぶ考え方』を取りがちな気がする。
そうか、これが相互理解だな~と思いながら、旅程の計画の考え方について通話後に同居人と意見を交換した。
たまに旅程や引っ越しの計画でずれが起きていたのはそういうことだったんだな。
今月の話。
バトル例②皿を割ったときのとっさの対応で、家事観の違いを知る
家事の価値観は、特に「最低限やったほうがいいこと」の違いが如実に出ますよね。これは性格の違いというよりはその人の家庭環境の違いかもしれないけれど。
〈例1:皿や植木鉢を割ったとき〉
◆豊穣の場合
皿を割った時はノータイムで掃除機を取り出し、すぐに吸い取る破片がありそうな箇所をガムテープでペタペタする。一通り片付けまで終わってから落ち込む。(破片はあぶないからすぐ撤去しろ、という母からの指導を忠実に守っている)
◆同居人の場合
皿を割ったら、まず「皿を割ったこと」自体に落ち込む。いったん割れた皿は放置して、気持ちが戻ってから掃除に取り掛かる。もしベランダとかで割ったら、ベランダにほぼ出ないこともあり破片を放置する
↑これについて、以前同居人がベランダで割った植木鉢の破片を放置していたので、「ベランダの割れた植木鉢の破片、気になるんだけど…」いったら「全然気にならなかったわ…」と言われた。そうなんだ…
ほかにもあった!
〈例2:ごみを溜める量、ごみ捨てのタイミング〉
◆豊穣の場合
・ゴミ袋がもったいないので、ゴミ袋をパンパンにまで溜める
・玄関にゴミが溜まっていても数日なら気にならないタイプ
◆同居人
・ストレスがかからないように、ゴミ袋が7割ぐらいでも封をして捨てる。
・ペットボトル数本たまってもゴミステーションに行って捨てる。
このまえ「豊穣って、結構ゴミ溜めるよね…」って言われてやっと気が付いた。そこが気になるらしい。気が付かなった。
本当に、家事はいろいろ自分の「当たり前」が染み付いていて言われないとわからない。そりゃ、相手にも言わないとわからないよな…
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性格が違う人と快適に過ごすために
半年かけてまだ二人で生活のルールを作っている最中なのだけれど、やっぱりまだまだ衝突することもあるし、ルールも修正が入る。
たとえば、中型の家電が一つ増えるたびにルールは増える。
その中でも大切にしている個人的なルールは、「気になる方が気にならないほうに合わせてもらう」のではなくて、「家事で気になる方が[工夫]を考えて、気にならない方にも動いてもらえるような働きかけをする」こと。
なんというか、そっちの方が円滑だと思う。
今まで気にしていないタスクについて、ある日突然「気にしてください」と言われて、気になる側のレベル感にまでアンテナを張るというのはかなり無理がある。気になる側の方が「気になる」のアンテナを張っているんだし。
二人で快適に暮らすための相互理解と、工夫と、相手への働きかけと、定期的な生活ルールの見直しと改善。
なんだか仕事みたいだなと思う。
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そしてこれまでデートではどうにかなっていた「察する」では限界があるな~と思う。
私は仕事でも先回りしていろいろ考えたり変に気を遣ってこじらせるタイプなので、「自分の現状や気持ちを言う」「『頑張る』だけで突破しようとしない」を気を付けたいなと思っている。
同居人がおおらかでやさしいのもあって、私のこだわりの強さもカバーされている気がするな…
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色々書いたけれど、同居人との生活はうまくいっていると思う。
何度も書いているけれど、同棲してから喧嘩は増えた。今までしてこなさ過ぎたのはある。
でも二人暮らしはひとりよりも、生活リズムが整うし、金銭負担も大きくないし、なにより毎日が楽しい!
もちろん一人暮らしの気楽さも最高!
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今日は同居人が持って帰ってきたさつまいもでみそ汁を作ろう🍠
こういう「普段買わない食材やおやつが食卓に並ぶ」のも人と暮らす楽しみ!
おしまい