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父はADHD?16 わたしはどうなの?お父さんとは違うよねー。
2022年に亡くなった父のADHD傾向について、お話してきましたが、わたし自身はどうでしょうか?
父はまったく片付けられない人、身の回りのことができない人でした。わたしは分類、収納、片付けが好きなので、お父さんとは違う!とずっと思ってきました。そうです。父の通帳や保険証書などを預かって、きちんと帳簿をつけお金の管理もしてきましたし、医療の領収書はきちんととっておき、毎年の確定申告も修正はありません。
ADHDは、子どものころからその傾向が顕著です。わたしは授業中いくらでもじっとしていられたし、子どものころから整理整頓が好きなので、ADHDは縁遠いと思っていました。実際、ADHDと診断されることはないでしょう。
けれど、ひとつ違いの姉とわたしは圧倒的に違うところがありました。わたしは子どもの頃から寝つきが悪く、寝起きも悪いのですが、姉は枕に頭をつけたら5分で寝つき、朝も規則正しく起きて、自分のルーティンをこなします。わたしの面倒を見るのも姉のルーティンの中に入っていました。
中学生の頃。
姉は中学生の時、朝起きてすぐ逆立ちをし、シャワーを浴びて髪を洗い、髪にタオルを巻きながら、簡単な朝食を作ってわたしを起こしていました。朝食はいつも同じ。食パンと紅茶とリンゴです。食べ終わったら髪を乾かし、くるくるドライヤーで巻いて完成。前日に準備しておいた学生カバンを持って「行くよ!」とわたしに声をかけてくれます。驚くほど毎日毎日同じ動きでした。
わたしは眠くて不機嫌なまま置き、寝ぼけながら朝食を食べ、適当に制服を着ます。「あぁーリボンにシミがついてるの忘れてた」と気づいて慌ててつまみ洗いしてみたり、履いたストッキングに穴が開いていたり。時間に間に合わず、アタフタ。とりあえず姉に家を出てもらい、スクールバスを停めておいてもらうのもしょっちゅう。それを恥ずかしいとも思わず…。これはわたしの甘えだったのか、性分だったのか?
大人になった自分。
この年齢になっても相変わらずわたしの朝のルーティンは決まっていません。夜更かしで早起きは苦手です。這うように起き、とりあえず真っ先に洗濯機を回すものの、干すのが間に合わずに出かける日もあるし、化粧が先か食事が先か?あれ?いつもどっちなんだろう?昨日から干しっぱなしの洗濯物の中からストッキングを持ってこようとベランダに出たら、萎れた花が気になって水遣りをはじめ、イヤイヤこんなことしてる場合じゃないよ!となる。
Youtubeで素敵な早起きの人のモーニング・ルーティンをみて、真似しようと思っては挫折しています。やる気はあるんですけど。
子育て中は
わたしの子どもが中学生の頃は、弁当作りが間に合わなくて「今日はパンでよろしく!」とお金を渡すこともよくありました。とりあえず毎朝起きて、子どもを送り出すことができてるだけで「わたし、よくやってるじゃ~ん!」と思っていました。自己肯定感は高いんです。
家族の仕事の都合で、現在も夜型の生活をしていますが、朝が苦手なわたしにとってはありがたいです。たまに早起きすると体調が悪くなる(自律神経が乱れる)ので、自分の仕事も午後からや、時間の制約がないものを選んできました。
なんか父と似ていないかわたし?いえいえ、そんなことはありません。
けれどもわたしは、父の子であり母の子なのだと、深く頷くことが年々増えてきました。わたしの中で姿を現さなかった一面や、自覚していなかった一面を、書くことで改めて認識する機会になっています。noteさん、今日もありがとう!
父はADHD?つづきは下記より。