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マーケターが頑張るとコスパが良くなる◎ポイント3選

前回、「やることが多い」と地獄になりがちな
マーケティング業務で頑張らなくていいポイントを紹介したホギコト。

しかしマーケには!
「ここを頑張るとコスパがいい」って部分もある!!


ホギコトの日野成美です。
安産祈願のため、戌の日参りに行ってきました。お不動様にご祈祷してもう何も怖くない。

先週から再開したnoteですが、たくさんのアクセス・スキ・コメントありがとうございます!愛してる!


マーケティングの仕事は、とにかく業務量が増えがち。
どれも重要な仕事にみえる。仕事のメリハリってどうやってつければいいの!?

「ここで頑張るな。死ぬぞ。」と諭した前回に引き続き、今日は「ここで頑張れ。後々生きるぞ」というマーケの業務ポイント3つをご紹介。
がんばるところで頑張って、成果にまた一歩近づきましょう!

ここは死ぬ気でやってもコスパ良!ポイント3選

マーケティングで
「ここで力を抜くな。後悔するぞ。」というポイントはこの3つ!

  • ペルソナ作成・コンセプト設計

  • 効果測定時の要因分析とクリエイティブ分析

  • 依頼前・公開前チェック


なんせこの3つ、しっかりやっておくとマジでコスパが良い!!
詳しく解説します。

ペルソナ作成・コンセプト設計

SNSやコンテンツマーケティングでおなじみ、
ペルソナ作成とコンセプト設計。

ペルソナ作成とは「想定読者像や読み手ニーズを明確化する」作業。
コンセプト設計とは「アカウントのターゲットは誰か?何を提供して喜んでもらうのか?事前に設定する」工程です。


ここでどれだけ精度の高い仮説や前提を組み上げられたかが、その後の命運を左右します。



読み手不在のマーケティングは、なにをどうあがいても反応ゼロです。

ペルソナ作成やコンセプト設計は、コンテンツに「読み手」を持ってくるために必要不可欠な作業。
マーケティングに欠かせない仮説検証のための「仮説」「コンテンツの前提」を設定することで、成果の出るコンテンツをグッと作りやすくなるのです!


読者はどんな情報がほしい?
リテラシーはどれくらいかな?
どんな状況でコンテンツを閲覧することが多い?
主なニーズは何かな?
どういうネクストアクションにつなげたい?

前提をしっかり作っておくことであら不思議、

自然と検索に引っかかるワードをライターが選んでくる!
ユーザーにヒットしやすい画像をデザイナーが提案してくる!
チームに共通認識ができてディレクションがしやすい!
ディレクターが嬉し泣きする!


ペルソナやアカウント設計は、3ヶ月程度動かさずにその仮説が正しいかどうか検証可能です。
ていうか、てんでバラバラのこと書いてあるアカウントとか信用できる?私ならフォロー外すけどあなたはどう?

ブレることない一貫性が、成果が出るマーケティングの基本。
そのためのアカウント設計やペルソナ作成は、しっかり資料読んでインタビューして注力してやりましょう!

効果測定時の要因分析・クリエイティブ分析

「やったー広告で成果出た!これで文句言われない!」
クライアントに喜びのレポーティングができる、そんなときにちょっと待って。

なんで成果が出たのか考えることで、次回以降の仕事がグッと楽ちんになるんだ!
分析しよう!!

「でも、どんな部分を分析するの?」
そんなあなたに、ホギコトがやってるチェックポイントはこちら👇

  • 外部要因の分析(世の中の流行や話題、社会の興味関心の高い領域の恩恵を受けたか)

  • コピーはペルソナのニーズにどのように刺さって効果を上げたか

  • 実際にデザインは見やすく、わかりやすかったか

  • 広告配信チャネルは適切か

  • お問い合わせ・リード獲得導線(ECサイトページやLPへ遷移させるためのURL設置位置、お問い合わせフォームの設問数など)は機能していたか

  • 今回のプロモーションで離脱につながるポイントはどこか


後から見返すことで気づくこと、たくさんある!!

失敗してしまったプロジェクトもそう。分析して次につなげましょう。
だいたい大コケするプロジェクトというのは、前提となる仮説が間違っているから。

「失敗した=世の中から必要とされてない!全部ダメなんだ!!」
落ち着け!スタートさせたばかりのSNSだって、インプレッション1桁くらいは取れてたりするやろ!

どんなユーザーに閲覧されている?
それらのユーザーに離脱されているポイントは?
前に立てた仮説と食い違っていた部分はなにか?

「そんなこと言ったって、仮説が間違ってたんだ!コピーもデザインもぜんぶダメだ!」
当たり前やろ!!!
コピーライターもデザイナーもみんな「こういう相手にアプローチするよ!」って仮説を大前提にそれに合わせて制作するんや!仮説が外れてたらぜんぶハズレなのは当たり前!!

だったら仮説をブラッシュアップしましょう。
「既に同業他社製品を愛用していて、ニーズ充足してるユーザーが多い」
「意外とリテラシー高い層が多いから、ちょっと専門用語多めにしてエンゲージメント高める」

あきらめずに考えれば、きっと打開策はみつかる。


どんな結果にせよ、あなたは精一杯やった。
そのがんばりを資産に変えるのが「振り返り・チェック分析」です。
次の提案に活かせるよう、時間を確保して、成功要因・失敗要因を分析しましょう。

公開前・依頼前チェック

なんとなくコンテンツを公開してクレームがきたり、
とりあえずSNSで発信したら炎上したり……

そんな光景を避けるために、
「読み手(ペルソナ)になりきって品質チェック」
「企業広報目線でのコンプライアンス・ガバナンスチェック」

ここは朝イチの集中力MAXなタイミングで力を入れてやっておきたい!!

コンテンツの品質チェックはだいたいディレクターやチームリーダー、管理職のお仕事ですが、
「ぶっちゃけ、どういう基準でチェックすればいいかわからない」
という方のために一例をご用意しました!こちらだよ!

  • 自社にまったく興味がない人でも食いつく導入になっているか?

  • 事実と異なる印象を与える表現にはなっていないか?

  • センシティブな話題(例:野球・政治・宗教・炎上ネタetc…)にふれていないか?

  • 法律・倫理に違反することを肯定する内容にはなっていないか?

  • ペルソナや自社ユーザーになりきって読んだとき、不快感をもよおす可能性はないか?

「ターゲットならどう思うかな?」と、読み手になりきってチェックするのがオススメです。

ネットの多様性は幅広い。
「もし自分だったらこう感じる」という見方でジャッジしていると、限界に思ったよりも早く到達してしまいがちです。

「自分だったら?」ではなく「ユーザー・お客様だったら?」
チェックの際にはメタ認知を駆使して、想像力をはたらかせてください。

しかし。そんな大事な公開前チェックでも。
コンテンツマーケターやライターのやる気がマイナス値までだだ下がりする方法があります。それがこちら。

【コンテンツ制作後、後出しジャンケンで徹底的にダメ出しをされる】

どんなメンタルつよつよクリエイターでも必ず心が折れる!

これを回避するにはもう、ディレクターやチェック担当のデスクは依頼前に言ってくれ!


発注側として依頼書を作成する際、ちょっとした書き方の違いでライターやデザイナーの理解度がまったく変わってくることがあります。

たとえば、「ゾウをイメージしないでください」といわれて、人間はゾウを想像するもの。

それと同じで
「○○しないでください」「○○という表現はやめてください」と禁止事項を伝えるよりも、
「○○という風に書いてください」「○○みたいな表現でお願いします」
と、完成後に近いイメージを伝えるほうが受注側がすごくやりやすい!
誤認も減る!

ディレクション側の言い回しひとつで、「イメージと違うものが上がってくるリスク」はグンと減少します。

もちろん、制作の上で禁止事項があるならマニュアル等で伝えることが重要です。
まあマニュアルってほとんどの場合細かいところまで読まれないんですが(本音)、それでも共有できる形にしておくことはとても大事。


公開前の完成コンテンツチェックももちろん大事だけど、
修正工程が後から増えるくらいなら、依頼前チェックも徹底した方が業務のコスパとタイパがいい!!

少しでも工数を減らせる工夫をすることで、マーケのパフォーマンスはグンと上がるのですよ!

マーケティングはチーム戦。重要事項はみんなで共有しよう

マーケティングは、収益を会社にもってくるお仕事。
そのためにユーザー目線でのニーズを考えることが大切なんですが、

マーケター、デザイナー、コピーライター、SEOライター、コーダー、ディレクター……
みんなてんでバラバラの方向をみていたら、まとまるコンテンツもまとまらない!


ここにピックアップした

  • ペルソナ作成、コンセプト設計

  • 効果測定時の失敗・成功要因分析

  • 公開前、依頼前チェック

これらはぜひチーム全員で共有して共通認識をつくりましょう。

コンセンサスとってゴールを共通化することで、
ムダな工程が出ない・トンチンカンな意見が減る・マーケティングに一貫性が出てプロモーションがバラつかない・評価軸が定まる……
メリットだらけ!

で、今回紹介した3つの工程はかなり体力使う。
だもんで、まわりから意見をもらうのが大事!
「お客様はこういうニーズもあるのでは?」
「うちの製品的にこの機能は制限があるので、こっちの訴求の方がミスマッチ少なそうっすね」

三人寄れば文殊の知恵。
ペルソナなんかはディスカッションしながらみんなで作ってもいいくらい!
効果測定時の分析もそう、いろんな人巻き込んで意見を聞くんだ!

「なんで成果が出たのか(出ないのか)?」
みんながわかるようになると、マーケのやる気はかなりUPする!!

経験上、ここに注力するとコスパがめちゃくちゃいいぜ!ってものをまとめてみた今回でしたが…

今あるカードを活かして。
メリハリつけて仕事することできっと、マーケのパフォーマンスはグッとよくなる。

ぜひ参考になれば幸いです。


本日もお読みいただきありがとうございました。
来週もお楽しみに!

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