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繊細さを、人のためでなく、自分のために活かす(本『繊細さんの幸せリスト』の読書感想)
「人に期待に応えなきゃ……」
私はいつも不安や焦燥感のなかにいました。
・あ、いま嫌な思いをさせちゃったかな……?
・こんなこと言っちゃいけないよね……
・今はこういう振る舞いをすべきだよね……
以前のブログでも書いたように、私はHSPです。
(自分がHSPとわかったときの気付きはこちら▼)
おそらく私には、人の気持ちを敏感に察知するところがあると感じています。
そのおかげで、人から悪い印象を持たれづらかったり、人の輪にスッと溶け込めたりなど、上手に生きてこられたところもあります。
けれども、自分の言いたいことを飲み込んてしまったり、相手に必要以上に合わせすぎたりするなど、ずいぶんと生きづらさを抱える時期もありました。いまもその名残が自分のなかで残っているかもしれません。
もっと図太くなりたい……
鈍感だったら、もっとラクに生きれるのに……
なんでこんなに傷つきやすいんだろう___
自分の繊細さにコンプレックスを抱えることもありました。
そんな私にとって、「繊細だからこそ感じる幸せがあるよ」と教えてくれた本があります。
それがこちら▼
『今日も明日も「いいこと」がみつかる 「繊細さん」の幸せリスト』
(武田友紀著、ダイヤモンド社)
この本は、繊細な人が、繊細な感性で毎日の「いいこと」をキャッチし、めいっぱい幸せを味わえるようになる本です。
「繊細な感性を持っているからこそ、深く味わえる幸せがある」というのが、この本のメッセージ。
そしてそのためには「自分の幸せのために、繊細さを活かすことが大切」だといいます。
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繊細さんは感じる力が強いため、相手のニーズや世間の声をキャッチしやすくなっています。
そのため、つい「人のため」に動いてしまい、自分が後回しになってしまう方も多いのですが、まずは自分の幸せのために、繊細さを活かしていきましょう。
自分が幸せになることで、まわりの人に自然と優しくできますし、見返りを求めずに手助けできるようになります。
『今日も明日も「いいこと」がみつかる 「繊細さん」の幸せリスト』P36~37から引用
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「自分の幸せのために繊細さを活かす」
この発想は、目から鱗でした。
「繊細さは(誰かに役立つために)強みとなる」という話はよく聞いていましたが、「繊細さを自分の幸せに活かせる」という話は、初めて聞いたからです。
繊細さんが持つ幸せには、大まかに6つの幸せがあるといいます。
・感じる幸せ
・直感の幸せ
・深く考える幸せ
・表現の幸せ
・良心の幸せ
・共感の幸せ
どの幸せも、言われてみると、確かに!と思うものばかりでした。
たとえば私は、以下のような瞬間に、なんともいえない幸せを感じます。
・珈琲の香りが鼻をくすぐる瞬間
・「あっこれスキかも!」という直感がピンと働いた瞬間
・ノートで自分の考えとじっくり向き合う瞬間
・自分の気持ちをそのまま言い表す言葉が見つかった瞬間
・照れることなく、人に優しくできた瞬間
・互いの気持ちを理解しあえ、共感が生まれた瞬間、など__
これらの幸せは、たしかに繊細さがあるからこそ、より一層味わえる幸せなのかもしれません。
「なんだ、繊細さも、いいことあるじゃん……」
幸せに気づくと同時に、私は、いつのまにか「幸せを勘違いしていた自分」にも気づきました。
いつしか、私は、「幸せって成果」なのだと考えていたのです。
たとえば、SNSでいいねをたくさんもらえたり、フォロワーが増えたり、人から認められたり、収入を得たり、目標を達成したり。
それはそれで実現できると、確かに嬉しいのですが、それを追い求めすぎると、そこに繋がらない行為が、「無駄」「生産性がない」「役に立たない」と思えてしまうことが、よくあったのです。
そうすると心の中が、効率や生産性ばかりを追い求める、無機質で無味乾燥な、灰色の世界に様変わりしてしまっていました。
けれども、よくよく考えると、私の心がぽわーっと温かくなる瞬間って、成果とは無縁のところにあるのかもしれません。
あまりに日常の中に溶け込んでいて、その幸せに気づくことができませんでした。
それどころか「成果」を追い求めるなかで、こういう幸せを「無駄だ」「意味がない」といって、減らそうとすることもありました。
けれども、幸せって、成果とは無縁の場所にあるなぁと、改めてこの本を読んで思いました。
この本には、繊細さんが、繊細さを活かして、幸せを感じるための方法がいくつも書いてあります。
・美しいものに気づいたら、立ち止まる
・こまめにアウトプットすると、心が整う
・好きな空間で、なにもせず10分くらい座る
・「問題なく使えているもの」を「ときめくもの」に置き換える
・生き方の転機には、マッサージよりアフタヌーンティー
・いいねの数など「表現の結果」でなく、「表現する時間そのものの幸せ」を大切にする___など
ポイントは「成果主義から一歩外に出ること」と「繊細さをまずは自分の幸せのために活かすこと」。
この本に書かれている方法を一つずつ実践し、感性を開かせながら「日常のなかに転がる幸せ」をたくさん拾い集めていきたいと思います♪
今回の参考図書はこちら▼
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