『障害オープン婚活ってアリなの?』リアルに質問してみた話。
いま、私はアラフォーと呼ばれる階段まで上がってきました。
30代前半の頃に、結婚相談所にオンライン面談をしてもらったことがあります。
私の目的は『障害をオープンにして婚活する人がいるのか質問すること』でした。
(私は虐待サバイバーです。
精神障害者保健福祉手帳2級を所持しながらレストランや売り場で接客業務をしてきた、発達障害の診断までつきそうな30代女性です。
この記事に書いたものは個人的な経験と見解なので、あくまでも『こんなヤツもおるんだなぁ』くらいに捉えていただけたらと思います。)
いまの私には結婚願望はほぼありません。
ただ、よっぽど好きな人ができたらしてもいいし、しなくてもいい。
正直どちらでもいいです。
結婚願望2%くらいですかね。
30代前半の頃はこれがまた結婚願望10%くらいあって、当時は障害をオープンにした『障害者雇用』の仕事を探していたのでふと考えたのです。
『オープン就労ならぬ、オープン婚活してる人っているのかなぁ?』
私は某有名結婚相談所を検索してみました。
ちょうどオンライン面談開催予定とのことで、私は予約を入れてみました。
そんな思い出というか考察というか走り書きです。
とても長いのでお時間のあるときに♪
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簡潔に言えば、オープン婚活している人はいます。
ただ、どうしても結婚相談所に登録するにはお金がいるためそれを稼げる必要はあります。
身も蓋もないですがどうしても若さを求められがちです。
逆にお相手は少し年齢が高くなるそうです。
障害を持っていることをオープンにするなんて、不利なんじゃないの?!とはじめは結婚相談所側も思ったらしいのですが、世の中には『最初から教えてくれている正直な人』と捉えてくれる人もいるのだそうです。
(嘘つきな女に振り回されてきた男性が、多少ハンディキャップがあっても素直な女性に惹かれる気持ちは想像に難くない…と思います。
それもあって男性側の年齢層が上がるんですって)。
年に数回お見合いの申込みがあった方もいるそうです。
ただ、実際に私が焦点をあてられたのは私の年齢の方でした(笑)。
ハッキリ言って若さが必要とのことで、当時30代前半だった私は『初婚男性はムリですよ』と言われて大笑いしました。
じゃあ後妻さんならいけるんですね!
『お相手の年齢は上がりますが、後妻としてなら(見合い申込みが)来ると思います』
あっはっは!
なかなか露骨な世界なんですね〜
『基本的には初婚の方は子供が欲しいんですよ。
だからどうしても20代女性でないと申込みが来ないんですよ。
その点、前妻さんとの間にお子さんがいたらそこまで要求されないので』
ほぉ〜。
なるほど。
話が逸れました。
この点も踏まえて、30代になってから結婚相談所に登録するには、『どうしても結婚がしたい!!』のが大前提だと感じました。
相手の年齢には構わず、ただ結婚がしたい。
その熱意がないと、難しいと感じましたね。
恋愛がしたいなら、結婚相談所は向かないと思いました。
私はお相手の年齢は上でも全然構わないのだけど、『前妻さん』『前妻さんの子』をどう捉えたらいいものかと考えただけで頭が痛くなり、結婚相談所には登録しませんでした。
そもそも結婚願望10%はかなり低かったようで、私が
『月に一度だけふと
“一緒にご飯食べる人がおってもいいかもな”
って思うんです』
と言うと、相談員さんは
『十分お元気です!
みなさん寂しくて死にそうみたいに言われますよ?』
と呆れてみえました。
障害がある場合、私が個人的にオススメしないのが婚活アプリです。
疲れます。
実際にお会いしておかしな人だった場合、うまく振り切る必要もあり精神的にキツイです。
ましてや人慣れしていない女性に対して悪いことを企むヤツもいるので、危険もありオススメはしません。
個人的に婚活パーティーは無くはない感じでした。
ちょっと面白かったです。
私は学生時代がなかったので合コンをしたことがなく、『みんなでご飯』に興味があり参加しました。
ただ、仲良くなっても『家庭環境』や『障害の有無』で『あ…無いわ』と相手の顔つきが変わることもありました。
ただ、そういった方は色々と合わないので離れて正解かなぁと感じました。
相手の求める『仲睦まじい夫婦の娘として生まれた健常者』には私はなれませんからね。
持っていないものをせがまれても困りますから。
障害=人柄ではありません。
両親が不仲=不穏な人柄でもありません。
そこがごっちゃになっている人と一緒に過ごすのは苦しいです。
それに、いまのいままでニコニコしていた人が自分の両親が離婚してるくらいで冷たくなったら『小っちゃ』と思いませんか(笑)。
別にアナタ私の両親と結婚するわけじゃないじゃん?
私を見てよ?
え?むしろ私の両親と結婚したかったの?!
って感じです。
障害と一口に言っても幅広いですし、そんなに単純な話でもない気がします。
障害があっても明るい人はいます。
障害があっても家事能力が高い人はいます。
障害があっても仕事に精を出す人はいます。
障害があってもオシャレな人はいます。
たぶん『障害があっても』という枕詞は要らないんですよ。
健常者にも暗い人はいます。
健常者にも家事が苦手な人はいます。
健常者にも仕事したくない人はいます。
健常者にもオシャレに疎い人はいます。
要るかなぁ?
この『健常者にも』って。
そもそも、明るい人が苦手な男性もいるし。
家事は自分がやりたい!って男性もいるだろうし…。
お前は家にいてくれたらいいんだ!なんてレトロ男性も0じゃないかも。
オシャレな女は金掛かりそぅ…なんて尻込みする男性は星の数ほどいそうです。
過去にも、婚活パーティーや婚活アプリについてはちょっと触れたことがありましたが、『オープン婚活』については触れていなかったのでこのように書いてみました。
実際には実生活の中で恋愛が始まればオープンにするとかあんまり関係ないので、楽だとは思いますが…(お互い知り合い状態からはじまるわけですし)。
ただ、ひとつだけ確実に言えるのは『お前には障害があるのに、俺は愛してやってるんだぞ』みたいな男はダメ!!
自分に障害があることを引け目に感じてしまう関係は長くは続きません。
まぁ、結婚願望もなく彼氏も当面要らない私が言えたことではありませんが(笑)。
ただ、実際に、アプリをやってみたり、パーティーに行ってみたり、面談してみたりして見聞きしたことは無駄にはなっていません。
本当に私ゃ結婚したいのだろうか?
に『ビミョー』という答えが出たからです。
まだ実家から夜逃げできていなかった頃にアプリもパーティーも面談も参加したのですが『自分が社会からどう見えるのか』『自分はどうしたいのか』をじっくり考える良いキッカケになりました。
正直、当時は一人暮らしできていない自分を卑下していましたが、参加したことで『やっぱり夜逃げしたい!』という強固な願いに繋がりました。
それに婚活されてる男性って割と実家ぐらしが多くて、必ず『実家ぐらしが馬鹿にされる』というわけでもないんです。
あ、なんだ。
私けっこうやる気とガッツ溢れる女じゃないか!!
そう気付くと俄然一人暮らしのために頑張ろう!と力が入りました。
実際に動き回ってみると、
『あれ?話に聞いてたんと違う』
なんてことはよくあります。