見出し画像

《元美容部員からお願い》ハゲ☆カミングアウト

コスメコンシェルジュで元美容部員の革ジャン♡ほっこり〜ぬです。

牽引性脱毛症というものをご存知でしょうか?
ポニーテールハゲとも言われます。
ギュッと髪を結うせいで、前の生え際がどんどん後退していったり、耳後ろ・襟足などの髪が抜けてしまう一種の脱毛症です。

私は耳後ろ・襟足に髪がほとんどありません。
(私のハゲ部分の写真が出てまいりますので、ご注意ください)

◎お子さんを脱毛症にしないために

個人的な意見ですが、食事をするときに髪を触り゙過ぎたりしている姿は見ていて心地の良いものではありません。
最低限の身だしなみとして「長髪なら食事の時くらいは髪を結いましょうか」と教えてあげてほしい気持ちはあります。

ただ、普段からお子さんに「結っていたほうがアナタは可愛いもの♡」とキツく髪をひっつめてやったり、ギュッと力を込めた編み込みをしてあげたりはしないで欲しいと思っています。
ハゲちゃった元美容部員がお願いします。
自分のお子さんを可愛らしくしてあげたい気持ちは素敵だと思いますが、髪を引っ張り続けると次第に頭皮の一部の血流が悪くなり、毛が抜け落ち、いずれは生えてこなくなります。
毛孔ごと死んでしまい、治すには自分の生きてる頭皮を生えてこなくなった場所に移植するしかなくなります。
この状態が「牽引性脱毛症」です。

コチラは8年前の私の左耳後ろの写真です。

まだ、8年経ってもこの状態からあまり回復していません。
ここまでなったら、おかっぱ頭にして髪を結わないようにしなくてはなりませんが、お辞儀をするたび「パサッ」と毛が無いところが見えてしまうという困り事が発生します。
そもそも剛毛で量が多く、クセ毛の私は短く切れば髪型がボンバーしてしまうため、低い位置でポニーテールにするのが一番簡単で安心な対処法でした。


◎やっぱり突き詰めるとハハ登場


私の幼い私の髪を毎朝痛いほど編み込みにしていました。
私の神経性脱毛症(ストレスハゲ)を誤魔化すために…
(我が家は機能不全家庭です)

私はハハオヤから「可愛くない」と言われ続けていました。
髪も結わないだけで「落ち武者みたいな頭だ」、「落ち武者、落ち武者(笑)」、「汚っな」とボロクソに口撃をされました。

一時期はショートヘアーにもしたことがありましたが、ハハの呪詛は根深く、私は「髪は結わないといけない、これは汚いものだ」と強迫観念に取り憑かれ、成人後もキツくポニーテールを結う生活を続けました。

気付いたときには先の写真の状態でした。

いっそツーブロック風にしてしまおうかとも考えましたが、そもそも毛がないため格好がつかないと美容院で諭され、諦めました。

未だにセミロングの長さでローポニーアレンジ(低めのひとつ結びアレンジ)ばかりしているのはこういった物理的な理由もあるのです。


◎愛着問題 and ハゲ

この写真の少し後に付き合っていた男が「ハゲ見せるな」「見ると悲しくなる」なんて言っていました。

当時は「私にキレイでいて欲しいって言ってくれてるのかな?」「私のために悲しんでくれてるのかな?」なんて私は勘違いをしていました。

この男は「女のくせにハゲなんて、みっともねぇ」と私を罵っていただけでした。
(今なら、コイツにハイキック入れます💥)

愛着に歪みがあると、自分がディスられていることになかなか気づけません。


◎お子さんの頭皮や髪、そして心を見守ってあげてください

お子さんの髪を結ってあげることに喜びを感じる方もいらっしゃると思います。
ただ、それは頭皮に負担がかからない程度でしてあげてくださいね。
分け目など「引っ張られている箇所」がダメージを受けますので、たまには分け目を変えて結うなどの工夫をしたり、基本的には力を込めずやさしく結ってあげてください。
編み込みより、おさげのほうがまだ負担は少ないです。
間違ってもバレリーナのようなヘアスタイルを毎日強要したりはしないでくださいね。
本人が好んでいれば構わないかもしれませんが、代償は大きいですよ。


私は未だにセミロングより短いヘアスタイルはできませんし、ハーフアップアレンジは難易度高めです。丸見えになりがちなので…

私の育った環境とは違って、「お子さんが可愛いからなさっていること」でもショッキングな脱毛症を引き起こすこともありますのでご注意くださいね。

元美容部員は実はハゲてるお話でした♡
(逆に言えばハゲ隠しのプロ・笑)


最後まで読んでくださった方、ありがとうございます♪



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?