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コーヒーチケットをひとつ。ふり返りながら歩みゆく今のエッセイ

【ジャンル】日々のことをゆるく語るエッセイ 【おすすめ】現代をゆるくマイペースに生きるひとたちの情景が軽やかな文章で楽しめます。 【1記事あたり文字数】2000~3000文字 【…
毎週火曜日、ゆるい"ひととき”のショートエッセイ。 「文章で景色を描く」をテーマに余情表現を探求す…
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記事一覧

エッセイ コタツムリの生態。

 足がふやけそう。 足先の悩み。  冬は足先が冷えるから、コタツに足を突っ込んでいたい。…

エッセイ 見せたいものと“はらわた”と。

 最近は、Xの方でも「ゲーム好き」をより表に出すようになった。  もともと隠してなんてない…

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エッセイ ものもちの記。

1.ものもち。  わりと、物持ちがいい方だと思う。  近所のホームセンターで出会ってから…

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エッセイ 輸入雑貨店とチーズ🧀

1.家庭料理といえば聞こえはいいものの。    浅薄な仕草と思われそうで、ちょっぴり恐縮…

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エッセイ 公園とうつろいのこと。

 朝にワンドリップを淹れたことと、糸島への道すがらに気づいたこと。 1.朝コーヒーの時間…

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エッセイ 共通テストと雪の日。

 私が受験生をやってた頃は、まだ「センター試験」だった。  今は「大学入学共通テスト」。…

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エッセイ 大晦日のかがり火。

 除夜の鐘を、お寺のヒトじゃなくても鳴らせるだなんて知らなかったな。 1.年の瀬に。  ここ十年くらい、糸島の実家の方で年を越すようになった。  家族で集まり、それぞれの過ごし方で年を越す。  私の場合は、実家にもパソコンを持っていくため、大晦日の夜も徒然と原稿を書いていることが多い。おそらく今年もそうなるのだろう。  それ以前、たとえばまだ子供や大学生だった頃は、年末年始を糸島の実家ではなく母方の生家である長崎県島原で過ごすのが恒例だったと思う。  玄関を開け

エッセイ ジングルレール

1.いつもあとから気づく。  先日、コートを着込んで家を出たとき、軒先ではじめて息が白む…

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エッセイ 師走と“ありよう”のこと。

1.冬はつとめてとか言うしさ。  さむいさむいとぶつくさ文句を垂れながら、師走の寒さも…

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エッセイ 師走は慌ただしい。気づいたらなんかタスクが増えてる。

1.乾いた空気のこと。  スマートフォンを床にそっと置いた。  カタン……と、短い音が…

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エッセイ 冬のひかりと風邪アタマ。

1.時をえらばず。  深夜、咳き込む自分に驚いて目が覚める。  掛け布団と毛布にくるま…

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エッセイ 海雲台のコンビニ前でマッコリをぐるぐる振る前の、韓国居酒屋こぼればなし…

海雲台のコンビニ前で。  以前、『コーヒーチケットをひとつ』の無料版で、『海雲台のコン…

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エッセイ ステインときどき近代文学の「歯」

ステイン~♪って歌うCMがあったね。  歯に最適解って、あるのだろうか。  結局は、ひと…

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エッセイ 三更の緑茶。

夜中の十一時。  視界にちらりと、 「三更」  という単語が目について、その意味はなんだったっけと軽く思いを巡らせた。  静かな、テーブル向かいでシャーペンがノートの上をさらさらと走る音も聞こえてくるくらいには、静かなリビングルーム。  私はその居心地のいい静けさに浸り、たしか『星の王子様』あたりを読んでいた気がする。  まだ、彼の著作権が切れていなかった程度には、昔のこと。 🍵