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エッセイ 海雲台のコンビニ前でマッコリをぐるぐる振る前の、韓国居酒屋こぼればなし。



海雲台のコンビニ前で。



 以前、『コーヒーチケットをひとつ』の無料版で、海雲台ヘウンデのコンビニ前でマッコリをぐるぐる振った話。』というエッセイを前後編で書いた。

 内容は、文字通り海雲台のビーチが見えるコンビニの前で買ったばかりのマッコリをぐるぐる振るだけの話で、私が仕事で韓国の釜山広域市に訪れていたころの、ちょっとしたエピソード。

 深夜に酔っぱらったまま、仕事仲間とマッコリのボトルをぐるぐる振った、今となっては思い出深い出来事。

 そのエッセイで語り損ねた、もといちょっと本筋からズレるため外すことにしたこぼればなしを、いまさらながら語り残したいと思った。

 幕間まくあいに、お茶を飲みつつまったりと、さらり眺めてもらえたら、幸い。

 登場人物は、ひきつづき兵役上がりたてでアニメキャラの缶バッジ大好きな青年のユンくんと、一緒に釜山に赴いたマッコリぐるぐる仲間のアヤさん(仮名)たち。

 では、幕間まくあいに。


キムチと韓国海苔の無限ループって、韓国の居酒屋あるあるなの?。


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3,422字
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