10年ぶりの4月
2024年も早くも3ヶ月すぎてしまった。
私事だが、今月で31歳を迎える。
30歳になった気負いなんか意識する暇もなく1年が過ぎた。20代の頃と比べ物にならない早さだった。
10年前、21歳の俺はどんな人間だったか。
当時の俺は体育会の部活に身を置く大学3年生だった。
大学に夢を見ては現実に一度破れたと思っていたから、この一年は成り上がりたい気持ちがあった。しかし、その気持ちに対する対価、努力はできずただイキるしかできないカス野郎だった。
当然、夢見たことに再度敗れ、今度は諦めてしまって再起不能になった。
大学の部活自体は辞めることなく卒部したが、ただお荷物なだけのゴミ部員に成り下がり、自ら夢を閉ざした。
人生やり直せるなら?という問いがあるとだいたいこの辺りの二十歳の頃からリスタートしたいと思う。
ただ、夢に敗れることすらできず、自ら諦めたクソ野郎が「あの頃に戻りたい」なんて今は言うわけにもいかない。
こんなことを思う、書いている今、その10年前からは少しは成長したようだ。
気持ちだけは。
言葉だけは。
あの頃のクソ野郎は今、
仕事に就き、何やかんや小さな会社で功績も出してキャリアアップの転職ができた。
趣味の範囲が広がり、想像以上のコミュニティを旅することができた。
心から軽蔑する対象とその物差しが手に入った。
心から尊敬する人たちと近しい互換性で言葉を交わすことができるようになった。
トータルで見ると幸せそうに生きている。
31歳、あのクソ野郎だった10年前の自分と向き合うタイミングは今しかない。
絶対にぶちのめすし、過去の悪行を俺なりに清算しようと思う。
そんな決意で今年度を迎えたい。
2024年4月。10年前の俺。
こんにちは。お久しぶり。