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「そのまま愛そう」は、綺麗ごとなのかvol.22



この前
フォトグラファーの花盛友里さんという方の
『脱いでみた』展に行ってみた。



Instagramで花盛さんの展示会のInstagramを発見した第一印象は、ちょっと衝撃。今は非公開になっているが、女性の裸をどどーんとオープンにしている。もう丸ごと。でも、今まで私が感じてきたヌードとはまた違う表現方法で、なんだかとても気になった。

日付を見ると、まだ、展示会中。
次の日が休みだから、いってみることにした🐢

アートになるのかどうかの線引きの間で、これだけ振り切って女性の体をテーマに活動を続けている彼女の展示会をみたかった。

入ってみたら女性の裸を思いっきり展示しているのに、男性スタッフが普通にいる!でもなんだか、確かに、裸を元々隠すべきものではないように思うような、不思議な空間だった。めっちゃ裸なのに(語彙力)

写真に写る女性たちは、全てをさらけ出していても、自然で開放的な表情だった。
展示会には、花盛さんの文章や、実際にモデルとして起用された女性たちの手紙もあった。

文章を読んでいたらなぜか、言葉にできない物が込み上げて、胸いっぱい。泣けてきた。展示を巡りながら、1人でちょっと泣いた。笑

写真に写っている、いろんな体型のひと。
そのままの姿。そのままの表情。そのままの気持ち。

2人で来ていた女性。
私の隣で、美しいって言ってた。

元々、そのままを愛そうとか、自分を愛そうとか、なんかそういうキラキラした言葉がわたしは苦手なんだけど、わたしも美しいって思った。

花盛さんは、有名な写真家で
多くの雑誌やPRにも参加されているらしい。
こんな風に今は彼女の考え方や表現の仕方を評価されているけれど、女性の裸をテーマに活動している写真家なんて、最初はきっと色んな声があったとおもう。

だって、ターゲットは女性。性的な描写としての見られ方が多い世の中で、こんなにホワイトに大胆なヌードのあり方を広めるなんて、私は見たことなかった。始めた頃はもっと昔だって考えると、きっと批判されることだってたくさんあったはず。どっちに捉えられるかなんてわからない。

それでも彼女の信念や、想いがここまで多くの人に影響を与えるのだと思うと、一体常識とはなんだろか。
NYに住んでいた時、夏になるとタンクトップにノーブラで歩く女の子たちが沢山いた。その姿がヘルシーで、ちっともいやらしくなかった。その文化にとても憧れたのを思い出した。

そんな私は自分の写真を撮ったり、載せたりするのが苦手だ。
写真を向けられると、カチコチに顔が強張る。

なんで最近の女の子ってあんなに撮られ慣れているのか(´・_・`)みんな、かわいいよね。

わたしの親友は写真が大好きで、わたしの写真も遊ぶたびに載せる。だが、いつも顔がガンガンに強張っている🤣😅

わたしも撮られ慣れたい。堂々とそのままでいたいと思うから最近は自分の顔もSNSに載せたりする。

自分で書きながら、お前はなにいうとんねんっておもったわ。

でも、それでも載せるのが怖いのだよ。笑

なぜならいつも、調子のいい自分をみられたいと思っている。浮腫体質もどうにかしたいし
ピタッとした服でも似合うような体型でいたいと思ってる。さいきん、ほぼ毎日すっぴんでいる私がいうのも図々しい話ではある。🧎🏻‍♂️

自分の満足のいく体型がある。浮腫んでない日は嬉しくて自信が持てる。ニコニコできる。
だけど、満足のいく状態じゃなくても、そのままの自分を、受け入れて、自分が可愛いって心から思えたとしたならば、そんなに素晴らしいことない。

最近なんかは、セルフラブや、セルフケアについて大きく取り上げられてきている。

女性物の広告でも、そのままを愛そうなんて言葉はよくみるけど、イマイチピンとこない。わかってはいるけど、綺麗事やんって私は思っちゃうんだよね。また言う。笑

でも、今回の展示会で、そのままの彼女の思いが私にはしっかりと刺さったのだ。

時々太ったり、痩せたり、体型に悩むときがある。これから出産したり、年齢を重ねていって、肌や質や身体の形が変わることがある。でも、それもいいかもと思う。

そう思うのは、ちゃんと自分の目で見て彼女の想いや信念を、その空間で感じたから。

だから、人からの感想や、文章で伝えられるものではない。映画でここが良かったとか、旅先のここが良かったとか、それってその人の肌感覚の問題だから、ちゃんとは伝わらないと思っている。
私がこの文章を書いていても、多分当たり障りないねん。そのままの想いが伝わることはできない🐖

でも、展示会には本当にたくさんの人がきて、
たくさんの人が写真や文章を読んでいた。
写真集も、展示会終わるまでに既に早い段階で完売したらしい。

それくらい、女の子って実はみんな
自分の身体そのままを愛したいと思ってるんだなって思ったら、また更に泣けた。笑すぐ泣く

今って、ネットでなんでもみられる。
雰囲気も大体どんな感じかわかるけど
私はやっぱり花盛さんのInstagramみただけじゃこの気持ちにはならなかったし、泣けない。だからやっぱり、自分の足で言って自分の身体で感じるって大事なことだよね。


自分の気持ちや思いは、だれにでも評価されるわけではない。時々批判を受けて、そうだよね、やめたほうがいいよねって自分の可能性を閉じるのではなく、信じて突き進める彼女の芯の強さを美しいとおもいました🐟



なんだかレポートになっちゃた😃🤣
まいっか


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