ダイエットと家計簿
高校生の頃体重が80キロあった。
痩せたいと思っているのに
お腹はいっぱいなのに食べ続け、
ロッテのチョコパイなど
必ず一箱すべて食べなければ気がすまなかった。
全くたべないとか
吐くとか
バナナだけたべるとか
痩せるためにいろいろしたが
すぐリバウンド。
結局その後体重が落ち着いていった方法は
ノートに食べたものをすべて書いていくという方法で、
本当にただひたすら書くだけであった。
最近お金の減りが激しいことが気になっていた。
使っているということだが(笑)
値上がりが原因だ!とか憤慨していた。
しかし、毎月少しずつ貯金も崩すようになってしまい、値上がりのせいばかりにしていても、対策を考えなくては結局は困るのは自分だ。
こんなことが続いていたらまずいなあ…
さすがに不安になってきた。
ふと
昔のダイエットを思い出した。
あの、ただ食べたものを書いていたアレ。
わたしは
家計簿をつけてもいつも続かない。
それはレシートから買ったものをすべて書き出すということがだんだん面倒になるのと
現金で払ったりカードで払ったりポイント使ったりという書き分けなんかをしていると毎日結構な時間をとられ、馬鹿馬鹿しくなってしまうのだ。
だから
値段だけ書いてみようと思った。
手帳の毎日の欄に合計だけ。
わたしは夕飯の買い物くらいしか
毎日使わない。
買う時に気をつけるのはいくらまでという目標は一応もち、なるべくそれまでに抑えて使うこと。
あとはひたすら書くだけ。
書き続けた。
ダイエットの時思ったのは
書いていると
チョコパイ一箱と書くのが許せないというか
書けなくなる。
あの心理は不思議だ。
自分しか見ないものなのに、
チョコパイ一箱はさすがに痩せないよね。
そんなに食べちゃだめだよね?
そんな食べ方してたらダイエットの効果ないでしょ?
みたいな気がして書けない。
いや、食べなくなる。
ん?どっちが先だったかな。
せっかく記録しようという気になって、
食べてるのに書かないのはウソの記録だし
記録はホントのことを書きたいし
そもそも痩せたいから書いてるし
効果のある記録にしたい。
だから食べなくなっていくのだ。余分なものを。
誰に注意されるでもないのに。
ほんとにあの心理は面白い。
というわけで
ただ1日の合計を書き出し
今度は何を買ったとかは書いてないのに
とくになにか毎日つらい制限もしなかったのに
ひと月の使う金額は
前の月よりグッと抑えられた。
なんと2ヶ月続けて8万円プラスを出せた!
心理的にはあのダイエットの時と一緒で
ウソはかきたくないし
効果がなくちゃ嫌だし
だから制限しないといっても
以前の使い方であきらかに贅沢だったような、
どんぶり勘定で気軽に買いすぎていたようなところが
修正されていったのである。必然的に。
ダイエットの時は体重を減らしたかったが
家計簿はお金を増やしたかった。
でもどちらも自分の管理。
気持ちだけでは変わらないことも
書き出すだけで
自分をこんなにシャンとさせ
希望が叶えられていくんだなあ。
金額を書くだけ、をこれからも続けていこう。
なりたいわたし、書き出していこう。
ちなみに、現在の体重は50キロです。
mikarumaさんの作品を使わせていただきました!面白い写真!ありがとうございます!