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美術が好きってなんだろう?生きるのが楽しいってなんだろう?

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レジ業務という仕事から日常にあるケアについて考えていく#未来のためにできること

コンビニでレジ業務の仕事をしている。 私のことなど全く知らない人との対人関係の中で 私は毎日「ケア」を意識している。 商品を手にレジに並ぶ時の少なからず強いられる緊張感を想像し、店内で起こり得る様々な不安を解消するために私はここに立っているのだ。 そんなことを気持ちの片隅にもちながら接客するとあきらかに共鳴を感じる時がある。 私という人間をおや?という目線で好意的に見てくれる瞬間を得る。 「あなたを大切に思う」という気持ちに 同じ思いを返してくれるのだ。 ある日の接客

    • 「美術には人生がえがかれています。あなた方の興味のあることは全て美術に含まれています。」フレデリック・ワイズマン監督作品「ナショナル・ギャラリー英国の至宝」を観て

      2014年のドキュメンタリー作品である。(日本では2015年1月に公開) 1824年創立の英国初国立美術館であるロンドン・ナショナル・ギャラリー。 所蔵する巨匠たちの名画とともに この美術館のあらゆる活動をみせてもらった。 作品の中で、 このnoteのタイトルになっている言葉を インスタレーション作家が言う場面がある。 「美術がすばらしいのは、あらゆるものを包含している点です。絵画には人生がえがかれています。音楽も描かれています。映画も哲学も数学も科学も文学も、あなた方の

      • いつも思う事。怒っているお母さんと泣いているおこさんを助けてあげられる言葉ってなんだろう。

        ああまた泣いている。 子どもってどうしてあんなふうに「攻めるように」泣くんだろう。 お母さんはますます意地悪なことを言ってしまう。 子どもは泣きながら怒ったようにお母さんにまとわりつく。 あんなことが私にもよくあったなあと思う。 あの時の気持ちをいまでもまざまざと思い出すことが出来る。 夕方の買い物をぱぱっとして帰りたい時にかぎってかんしゃくをおこしたように泣き出すのだ。 たいてい眠い時が多いのではないだろうか。 だから泣きながらだっこをせがんだりするのだが もうすでにた

        • お母さんがいいならいいけどね。

          娘が先月から留学している。 それを知ると大抵の人が私に言う。 寂しいねー。 ん?寂しいか? 自分に問いかけてみるが、ちっとも寂しくない自分を感じる。娘が家にいないということに、寂しいとか寂しくないとかの基準はもう無いというか、心配ですらなくて親としてこんなんでいいのか?と、即答する前にしばし躊躇してしまう。 じゃあどんな気持ちかというと 「身が引き締まる思い」がするというのが 正直なところなのだ。 娘とはとにかくおしゃべりがつきなかった。 顔をあわせれば会話が始まって

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        レジ業務という仕事から日常にあるケアについて考えていく#未来のためにできること

        • 「美術には人生がえがかれています。あなた方の興味のあることは全て美術に含まれています。」フレデリック・ワイズマン監督作品「ナショナル・ギャラリー英国の至宝」を観て

        • いつも思う事。怒っているお母さんと泣いているおこさんを助けてあげられる言葉ってなんだろう。

        • お母さんがいいならいいけどね。

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          残暑のかき氷

          残暑のかき氷

          「日本の最終講義」河合隼雄氏の「コンステレーション」を読んで:今日の感動

          この本は 著名人の「最終講義」、「退官記念」、「最後の講義」等、著者本人がそれと自認していたものに限り学問分野を問わず選ばれ集められた内容になっています。 もうご本人は他界されている方々ばかりなので それを考えるととても寂しいのですが、 興味深い方々の興味深いお話を読むことができました。 私は河合隼雄氏の最終講義が読みたくてこの本を手に取りました。 河合隼雄氏は臨床心理学者です。 私と長男の命の恩人なのです。 もう20年以上も前になりますが はじめての子どもが生まれ、私

          「日本の最終講義」河合隼雄氏の「コンステレーション」を読んで:今日の感動

          「自信がない」を克服したい

          毎日を過ごしながら 関わっている人たちのことを いつのまにか自分の評価で「こんな人」と思っている。 ということは、自分もそう思われている訳で、 私はどんな人に見られているのかなあとよく思うことがあった。 それは自分に自信がないということから始まることが多く、 うまくいなかない、生きずらいと思う時、自分の見られ方を気にしだすのだ。 自分に自信がない。 つい自分の自信の無さを裏付けるかのようにあれこれその材料を頭の中に並べてしまうのだが、そんなことをしたところで良いことはなに

          「自信がない」を克服したい

          レシートいる?いらない?

          皆さんはお買い物をした時レシートもらいますか?お店に捨てていきますか? 私はスーパーマーケットで約10年レジをしていて、今年の4月からコンビニでもレジをするようになりました。 いわゆるレジ業務のダブルワークをしています。 2種の仕事場にて今一番感じるのは、 レシートに対する扱いにかなりハッキリと違いがあることです。 スーパーマーケットではほとんどのお客さんがレシートを持って帰られます。レシートが出てくるのを待ってでも持ち帰る方が多いのですが、コンビニで働くようになってほ

          レシートいる?いらない?

          聴力がコミュニケーションを高める:今日の感動

          毎日感動したい。 毎日感動しています。 今日の感動は辻井伸行さんのドキュメントです。 辻井伸行さんは全盲のピアニストです。 生後まもなく眼球が成長しない「小眼球」という障害が判明。 4歳から本格的にピアノを習い始めます。 この動画は 2009年に行われたヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで、辻井さんが優勝した経緯をまとめています。 この時辻井さんは20歳だったそうです。 このコンクールは4年に1度開かれます。 厳しい関門を突破するために、 ソナタ、室内楽、協奏曲

          聴力がコミュニケーションを高める:今日の感動

          皆で奏でる音楽のように美しい。これは料理人の情熱の物語だ。「至福のレストラン/三ツ星トロワグロ」

          この映画で私がみせてもらったものはなんだったのだろう。 そしてフレデリック・ワイズマンがこの映画で語りたかったことは? 上映時間4時間の作品を見終えて劇場を出るとき、 このタイトルの「至福」について、 そして この映画の原題Menu-Plaisir「歓び」について考えてみたくなった。 映像は市場に食材を調達することから始まる。 生き生きと育った葉物の野菜が山と積まれる中、 顔なじみの店主と談笑しながら商品を物色。 立派な平茸を見て「まるで彫刻だ」とその美しさをたたえるのはト

          皆で奏でる音楽のように美しい。これは料理人の情熱の物語だ。「至福のレストラン/三ツ星トロワグロ」

          「きみの色」を観てきた!と次男。感想言うのが苦手だなんて言うけれど…

          海外での注目が急速に高まっているという日本のアニメーション界の山田尚子監督の名を知ったのはつい最近だ。 テレビアニメ「けいおん!」の監督なのだときいて、あ、聞いたことある!と思ったが、内容はみたことがない。でも「聲の形」や「平家物語」もこの監督なのだと聞いて、そうだったんだあ!と驚いた。(こちらもタイトルだけしか知らない) 昨日、この監督の新作映画「きみの色」を次男が観てきた!と話してくれた。 おお!どうだった?おもしろかった? うん、きれいだったよ、色。音楽も好きだった。

          「きみの色」を観てきた!と次男。感想言うのが苦手だなんて言うけれど…

          わたしはnoteになにが書きたいのだろう

          昨日描いたnoteにコメントをいただき、 思うところがあり、一つの記事にしてみることにしました。 コメントをくださった方、本当にありがとうございます。 今回とりあげてみたい自分のnoteはこちらです 「お母さんはきっともう長生きできないだろうから」という言葉がちょっと衝撃的ではないだろうかと思いました。 言われたとき、私もそう思ったのです。 なんちゅうこというねん。と笑ってしまいました。 同時に、その後に続く娘の言葉と組み合わせると「お母さんはもう長生きできないだろう

          わたしはnoteになにが書きたいのだろう

          LOVE PEACE & JOY

          LOVE PEACE & JOY

          お母さんはきっともう長生きできないだろうからこれから好きなことだけするんだよ。

          先日思いがけず病を得た。 いまだに病名がハッキリしないが、自己免疫疾患のひとつではあるらしく、可能性のある病名はどれも国の難病指定に含まれている。 毎日のように学校帰りに病室に寄っては 私とおしゃべりして笑い合っていた20歳の娘は 私の病気の名前をネットで調べながら 「難病?お母さんかっこいいー!」と言った。 そして 「お母さんはきっともう長生き出来ないだろうからこれから好きなことだけするんだよ」と真顔で私の目をジッとみながら言った。 私は笑い出してしまった。 長生きで

          お母さんはきっともう長生きできないだろうからこれから好きなことだけするんだよ。

          自分も同じ、いじわるで残酷な気持ちをもっている。

          今年の4月からコンビニでの仕事を始めた。 もともと働いていた人たちが7年から10年働いているときいて「わあ。働きやすい職場なんですね」と言うと、「さあーどうかなあ…」と苦笑いされた。 みんな仲良しそうに見えたし良い職場でよかったなあと思っていた。 しかし、月日がたつにつれ、一部の方と仲良くなっていくと、真実があきらかになっていく。 本当の裏事情を聞いてみると、 実は問題ありありな職場であった。笑 あの人はあの人と口きいてないとか、 あの人はかなりの気分屋とか、 挨拶を絶対

          自分も同じ、いじわるで残酷な気持ちをもっている。

          好き嫌いを克服したいか、したくないか。

          仕事の帰り道、ふと横を歩いていた二人の女性の話が耳に入ってきた。 「わたし柚子が苦手でー」 「わかる!私も大嫌い!」 「子どもの頃からグレープフルーツもダメなんですよねー。アレ苦いじゃないですか。」 「あれは食べ物じゃないよね」 びっくりしてしまった。 私は柚子とグレープフルーツが大好きだ。 いや、柚子味だとか柚子胡椒味だとかの新商品なんかがでるとこれは絶対ヒットしそうなんて思うくらい、人気があると思っていたくらいで。 こんなにも嫌いな人がいるのか! うわ、自分の先入観

          好き嫌いを克服したいか、したくないか。