文化系トークラジオLife「めんどくさいにもほどがある! ”事務”から社会を考える」を視聴しました
TBSで3月4日の午前1時から放送された題記の番組をリアルタイムで聴いてみた。
いつもなら、ポッドキャストで聴いているのですが、深夜の1時に目が覚めていたので、聴きながら寝こんでしまうつもりでした。
ところが、4時の最終まで、聴きいってしまった。本編が終わっても外伝がYouTubeで配信されると通知していたが、さすがにそれは、一旦寝てから視聴した。
視聴したことをきっかけとして、過去に事務という仕事をどのように捉えていたかを思い出してみます。
技術職として働いていたときは、事務屋さんは、直接の金を稼ぐ現場に関わっていないので、我々が彼らをを支えているのだという傲慢な考え方をしていた。
ところが、デイサービスに転職して、逆に事務屋となると、介護現場でヘルパーとして働いている人たちの視線は、ちょうど技術職として働いていたときの、私のそれと同じものを感じ取れた。
1985年に男女雇用機会均等法が制定された時までは、われわれが作成した技術書類のファイリングを事務担当の女性が行ってくれていたのですが、制定後は、いきなり自分自身で行うように業務が変更されました。
その時になって初めて手伝ってくれていた事務の方の有難さに気づいたという体験もあります。
さて、デイサービスで、いったい私は、どんなことをしていたかを振り返ってみます。
放送では、エクセルのマクロのことが話題になっていました。そのマクロを活用することで、仕事の効率化ができたということがあります。
居宅(居宅介護支援事業所)に所属しているケアマネージャーを通じて、介護が必要な人々がデイサービスを利用していただくことになっています。
同じ法人の居宅も含めて、事業所の数は、20社以上ありましたので、各事業所の売上げを表やグラフで可視化したいという思いがありました。
というのは、同じ法人である居宅から振ってくる利用者の数が年々減っていくので、それがいったい、他事業所といかほどのものかを知りたかったという動機からです。
かといって、そんなプログラムをマクロで一から作成する能力はなかったので、すでにプログラムされている、熱計表という利用者の健康状態を入力するシステムがあったので、このプログラムのマクロを改良してみることを思いつきました。
そのために、マクロの手引き書を手にしながら、何とか作ることができました。
今では、ChatGPTでマクロのプログラムも簡単にできるようですね。ちょっと、生まれるのが早すぎたようです。
さらに、利用者食事発注システムもマクロ化したかったのですが、これは単に手書きだったのを、エクセルに入力しただけでした。
手書きの食事発注書は、看護師が、翌日の利用者の名札と食事明細札(ご飯の量、お粥、刻み、トロミなどを記したもの)を睨みながら、手書きの表にまとめるという作業でしたので、かなりの負担を強いていました。
それを、見ていたので、エクセルで自動化し、私自身で食事発注書を作成して、看護師の負担を軽減することにした。
看護師からも感謝されたので、自動化した甲斐がありました。
ブルシットジョブではないが、無駄な時間と労力をかけてする作業は、エクセル化することによって、作業の効率化は可能だと思います。
昔、ある大会社に派遣されたときのことですが、PCが導入されることになり、皆が操作できるようにするために、まずは、ゲームをさせてPCに馴染んでもらうというのどかな時期がありました。
それが、今では小学生にプログラミングを習得させようとしているので、この成長ぶりは、空恐ろしいものです。