実熊 秀史

2022年3月26日に投稿を開始してから、昨日(2023年9月26日)までで550日の連続投稿となりました。飽きっぽい性格なので、1年半も続いているものだと、我ながら、驚いています。主に読書メモを書いてきましたが、今後は、これに拘らずに、種々のことを投稿していくつもりです。

実熊 秀史

2022年3月26日に投稿を開始してから、昨日(2023年9月26日)までで550日の連続投稿となりました。飽きっぽい性格なので、1年半も続いているものだと、我ながら、驚いています。主に読書メモを書いてきましたが、今後は、これに拘らずに、種々のことを投稿していくつもりです。

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ワイさんからきたコメントで考えこみました

「えーと」という書き出しで、私の記事にコメントしてくる人(匿名ではなく本名?でしたが、ワイさんとします)がいました。 こんな書き出しは、冷笑系に違いないと思いつつ読んでみました。 矢張り、その通りでした。 ワイさんがコメントした記事は、柄谷行人の著書『日本近代文学の起源』の読書メモを過去に3回に分けて投稿したものをまとめたものであり、私の主張と呼べるものは何もないのです。(一ヶ所だけ私見を述べました。この私見が気に食わないのだが、それのみのコメントはしづらいので、記事全体

    • フッサール現象学の概念「超越」「内在」「現象学的還元」について(追記)

      先日、竹田青嗣著《はじめてのフッサール『現象学の理念』》に基づき、「超越」「内在」「現象学的還元」について投稿しましたが、「先構成批判」を追記します。 「超越」と「内在」 「内在ー超越」の構図の意味において、「超越」(客観存在)と見なされるものは、「内在」において構成された「構成的内在」(志向的内在)すなわち「対象確信の像」である。つまり「実的内在」から「構成的内在」が構成され、この「構成的内在」が「超越」である。 「構成的内在」とは、「実的内在」から構成された意識内で

      • 神戸ハーバランドを散策しました

        兵庫県知事選挙は唖然とする結果となり、どんよりとした気分を一掃するために、ハーバランドを散策しました. ハーバランドの北側にあるホームセンターコーナンです。ここで買物後にハーバランドの南側に移動した。 今年4月26日にリニューアルオープンした神戸ポートタワーです。 神戸メリケンパークオリエンタルホテルです。阪神淡路大震災後に、室内プールを利用しました。 ランチクルーズ船です。これまで二回ほど利用しました。そのうちの一回目は、二十数年前に、社内旅行で乗船しました。この頃

        • フッサール現象学の概念「超越」「内在」「現象学的還元」について

          竹田青嗣著《はじめてのフッサール『現象学の理念』》に基づき、「超越」「内在」「現象学的還元」について学びます。 「超越」と「内在」 「内在ー超越」の構図の意味において、「超越」(客観存在)と見なされるものは、「内在」において構成された「構成的内在」(志向的内在)すなわち「対象確信の像」である。つまり「実的内在」から「構成的内在」が構成され、この「構成的内在」が「超越」である。 「構成的内在」とは、「実的内在」から構成された意識内での「対象」である。たとえば、いま「赤くて

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        ワイさんからきたコメントで考えこみました

          内部告発について

          兵庫県知事選挙の投票率は55.65%と平成以降では2番目の高さだった。それだけ注目されていたということでしょう。選挙日当日の出口調査(午後7時30分)では若者が斎藤氏への投票が圧倒的多くなっています。その結果、午後8時にはゼロ打ちであっさりと斎藤氏の当確が決定しました。 そうした中で、橋下徹氏は斎藤氏について次のように投稿していました。 普段は、橋下氏の意見に反感を持つことが多いのですが、内部告発についての見解については、珍しく同意できました。その一部を引用します。 《

          内部告発について

          今朝は、久しぶりの快晴です。兵庫県知事選挙の投票率は伸びることでしょう。ヤフーニュースによると、期日前投票は前回の1.5ということです。Xで「今まで見たことのない若い人が来ている」と呟いていた人がいました。 若い人にも関心がある選挙だということでしょう。結果を知るのが楽しみです。

          今朝は、久しぶりの快晴です。兵庫県知事選挙の投票率は伸びることでしょう。ヤフーニュースによると、期日前投票は前回の1.5ということです。Xで「今まで見たことのない若い人が来ている」と呟いていた人がいました。 若い人にも関心がある選挙だということでしょう。結果を知るのが楽しみです。

          雑談です

          Note投稿するのは、ほぼパソコンからですが、投稿をクリックすると、下図のように「今日投稿すれば何日連続!自慢できますね!」などと誉め言葉が毎回出てきます。 今日は、「自慢できますね!」ですが、日替わりで「すごい!」「素敵!」などと変化します。 これに励ませられることもありますが、連続が途切れることを思うと、負担になることが多いです。 これまでも、どこで連続を止めようかと思案していました。例えば、キリの良い1年目や2年目とか、あるいは誕生日などと考えていましたが、ズルズ

          三田誠広著『聖徳太子』読了

          今回は三田誠広著『聖徳太子』を取り挙げます。本書は『日本書記』に書かれていることに基づいている、と述べています。 前回の『なりひらの恋』という軽い小説とは異なり、なにしろあの聖徳太子ですから、感情移入できるまでにかなり時間を要しました。 聖徳太子を含めて推古天皇、蘇我馬子、物部守屋、秦河勝などの歴史上の人物が活き活きと描かれていた。 聖徳太子の本名は厩戸皇子(厩戸王)であり、聖徳太子という名称は没後につけられた。本書では冒頭から上宮王と記しています。 聖徳太子はいなか

          三田誠広著『聖徳太子』読了

          アメリカ民主党の変遷

          2000年~2009年に大統領に就任した共和党ジョージ・ブッシュは2001年9月11日に発生した世界貿易センターに航空機が激突するという衝撃的な事件をきっかけにしてテロとの戦いと称してアフガニスタンやイラクを攻撃を始めた。 事件直後は一気に支持率90%以上も上昇したが、その後は、レームダック状態にまで落ち込んだ。こうした状況の中から、民主党のオバマが颯爽として登場した。この頃の民主党はオバマのお陰で、最も輝いていたように思います。民主党は善で共和党は悪というイメージをしばら

          アメリカ民主党の変遷

          (続)兵庫県知事選挙が騒々しいことになってます!

          先日(2024年11月4日)兵庫県知事選挙が騒々しくなっていることを投稿しました。その後、2枚や3枚とあった選挙立て看板も1枚に統一されています。 だが、ネットを眺めていると、騒々しさは、ますますヒートアップしている感があります。 斎藤前兵庫県知事の支持者と見られる人が、三宮の繁華街で暴れて私服警察に咎められて首根っこを掴まられているという滑稽な動画や、一方稲村和美氏支持とみられるしばき隊が暴れている動画などが流れていて混沌としている。 こうした、騒動となる張本人である

          (続)兵庫県知事選挙が騒々しいことになってます!

          なりひらの恋

          「なりひらの恋」とは三田誠広の著作名です。彼の歴史小説は、『空海』『桓武天皇』に続いて三冊目です。題名からも分るように、軽い小説ですが、「在原業平」について古典と歴史をふまえて描かれています。 この三冊は、それぞれ点でしたが、桓武天皇を挟んで、線として繋がってきました。 業平は歌人として有名ですが、和歌には興味がない者としては、縁遠い存在でした。ところが、図書館の本棚には三田誠広の著作がほんの数作ぐらいしかないために、取りあえず手にとって冒頭を読んでみることにすると、面白

          なりひらの恋

          不思議な体験をしました

          昨日は不思議な体験をしました。散歩の途中で、図書館に寄り、本を借りてから、エレベーターに乗ったときのことです。 散歩しているのなら、階段で降りろよ言われそうですが、階段が嫌いなのです。 一緒に乗ってきた人は、歩行用の補助器を使用している方でした。 一階フロアーに止まったときは、当然のようにして、開ボタンを押しながら、お先にどうぞと声かけしました。 ところが、頭を下げるのみなので、遠慮しているのかと思って、もう一度声かけしても、同様な仕草でした。 親切の押し売りをして

          不思議な体験をしました

          小学校時代の学友のこと

          6月から写経を始めていて、当初は筆文字サインペンを使用していたが、これで飽き足らなくなり、毛筆で書くようになりました。 半紙で書いていたのですが、縦と横の並びが揃わないので、A3の方眼紙に変えてから1ヶ月経過しました。 どうにか、かっこはつくようになったが、今度は文字の綺麗さを求めるようになり、点・よこ・折れ・はらい・はねなどの基本点画を意識しながら書いているうちに、小学生時代の学友の姿が浮かぶようになったのです。 この時は、奄美地方の徳之島亀津という町で暮らしていたの

          小学校時代の学友のこと

          欲望の制御

          東浩紀氏が「欲望を抑えつけるのではなく、欲望があるのを認めて、それを制御することが大事だ」みたいなことを、先日YouTubeで発言していた。 近代哲学では、キリスト教の精神である「欲望の抑圧」から逃れることを目指してきたはずなのに、ポストモダン以降になると、欲望を抱くこと自体が悪であるという道徳的なものに舞い戻った、と述べていた。 差別はダメ、レイシストはダメというリベラル系の民主党を背負っていたハリスが負けて、トランプの時代となると、欲望を制御するということがキーワード

          欲望の制御

          竹田青嗣著『欲望』第Ⅰ巻「意味」の原理論を読む(10)

          第一部 存在と認識第二章 認識の謎第9節 普遍主義の再興二十八 「本体」の観念  「本体」の探求はギリシャ以来ヨーロッパ哲学を貫く中心主題でありつづけた。この観念はヨーロッパにおいては二つの契機によってたえず強化されつづけてきた。 第一に、キリスト教の絶対一神論。 第二に、近代の物理学的合理主義の台頭による「絶対的実体として実在する世界の全体」という観念 カントはプラトンの「イデア」を近代的な「理念」の本質において、すなわち自由な個人の内的な世界意識の本質として再解

          竹田青嗣著『欲望』第Ⅰ巻「意味」の原理論を読む(10)

          空海が考える国家

          ヘーゲルは、国家は「自由の現実態」であると断言している。どういうことかを、苫野一徳氏は次のように説明している。 国家は法・教育・福祉の三領域において各人の「自由」を「自由の相互承認」の原理のもとに保障する、と苫野氏は述べている。 家族や市民社会(市場)だけでは十分に実質化し得ない「自由の相互承認」を、国家が底から支えるのだ、というわけです。 国家の存在理由は、「自由の相互承認」を最も根底的に支え、そしてそのことで各人の「自由」を現実のものにするところにある、と言う。

          空海が考える国家