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これぞ香港 ! 〜トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦〜 の感想
久しぶりに映画をみてスカッとした。
香港での評判や予告動画で「これは見逃せない」と思い込み、香港好きの姉と香港生まれの娘と3人で観た「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!香港城砦」
往年の香港映画が蘇ったようなカンフーアクション映画。俳優さんたちの動きはもちろん、何よりストーリーと人間関係が極めてシンプルかつ分かりやすく(←誉めてます)、肩の力を抜いて楽しめるエンタメだった。アメリカの映画なんて、予習しないとストーリーについていけないもんね。
とにかく観たかった「九龍城砦」のセットも、期待を裏切らない出来だった。特にエンドロールで映していた映像が印象的だった。本編とは真逆の静かなBGMを背景に、狭苦しく不衛生な城砦で黙々と点心や叉焼を作り、ゴミを片付け洗濯する人々の姿。生きるためにひたすら手を動かし、働いた人たちが作った「香港」という街。
そういえば、香港の「街市(がいし)」と呼ばれる公営の市場では、しゃがんでモヤシの根を取っている中年の男女をよく見かけた。大したお金にならないと思われる作業なのに、休まず毎日続けていたと思う。いま思うとあの人たちは、むかし城塞に住んでいたような人だったのかもしれない。
香港は「奇跡のような街」だと以前↓でも書いたのだけれど、この映画を観てその思いを強くした。
デモだったり政治的なトラブルばかりが話題になる最近の香港だけれど、こういったエンタメ作品をばんばん世界に発信することで、「メインランド・チャイナの一地域かもしれないけれどキラキラ感が違う『香港』」ブランド今後も保ってほしいと思う。
そしてまた行きたいな〜、香港。あの甘くてしょっぱい叉焼丼が食べたい...
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