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山と写真とカメラ(EOSR8について)

長くデジタル一眼レフであるEOS6Dを使っていましたが、2024年にとうとうミラーレス一眼であるEOSR8を購入しました!

EOS6Dが2012年発売の機種でEOSR8は2023年
11年の進化は物凄いことを思いっきり感じながら使っております
また、ミラーレス専用設計であるRFマウントレンズRF24-105F4Lも同時購入したのでそちらも含めたレビューをしたいと思います

ちなみに私はムービーは撮らないのでスチルカメラとしてのEOSR8のレビューです

実にEOSらしいデザイン
保持しやすく撮影しやすいボディです
このレンズとの組み合わせだと少しフロントヘビー

画素数は約2400万画素。前に使ってたEOS6Dは2000万画素で差は400万画素程度。実際、画質に差はたいして感じません。ここは同じフォーマット(フルサイズ)で画素数もそれほど変わらないため画質の大きな向上はありません
高感度性能はスペック上はかなり良くなっていますが、暗ければストロボを使うこともあり今のところ向上した実感はありません。それにEOS6Dの時点で高感度は必要十分以上の性能があったので、個人的に高感度はもうどうでもよいと感じている部分です

画質はほとんど変わらない印象ですが、RAW 現像するとダイナミックレンジが大幅に改善されていて(EOS6Dに比べて)、特にシャドウ側を持ち上げた際こ粘りがかなり向上しています。表面照射型センサーの特徴としてハイライトが強く、シャドウが弱いと聞くのですが、EOSR8はシャドウ側も強くなっておりセンサー性能の向上は大きくなされています。とりあえず、ずいぶんとRAW現像がしやすくなってます。裏面照射型センサーでなければダイナミックレンジの向上は見込めないのかと思ってましたが、表面照射型センサーもまだまだ進化の余地があるんですねぇ


ボディ及びシステムの重量としては以下の通り

EOSR8 461g
RF24-105F4L  700g
合計 1161g

EOS6D 755g
EF24-105F4LⅡ 795g
合計 1560g

前の組み合わせから約400g軽くなりました。6Dを初めて持った際はこんな軽くていいのか?と思ったのですが、R8はそれよりずっと軽く、これまたこんなに軽くていいのか?と思ってしまいました
でも軽いですが、ボディはしっかりしています。マグネシウムのフレームに外装はTPU(ポリカーボネート)で軽量ながら剛性があり、防塵防滴構造も備えてるとのことです
もちろんマグネシウム合金製のボディである上位機種や他メーカーの高級機に比べたら質感では劣るのですが、私はそこをあまり気にしないので、軽量なTPUボディで満足しております。EOS6Dはプラスチックとマグネシウムの複合ボディでさほど質感なかったので、それも気にならなかった理由のひつとかもしれません

ホットシューカバーが最初からついてくるのは
地味にありがたい

インターフェースはEOSらしい配置で使いやすい
上位クラスからの移行だと不便を感じるかもしれませんが、EOS6Dからだとまず問題なく使えます。

個人的に便利なのがボタンカスタマイズでAEロックボタンに割り当てた、シングルAF↔️AIサーボの切り替え。家族写真を撮る際、動き回るかと思えば突然立ち止まる子供を撮るには、この切り替えが瞬時にできることが必要です

EOS6Dではレンズマウント近くにある絞り込み測光ボタンに割り当てていましたがEOSR8は背面のボタンにしました。EOS6Dはボタン押してる間のみAIサーボになる仕様でかなり使いやすかったのですが、EOSR8は完全に切り替え式になっていました。まぁ、これはしょうがない

ファインダーはEVFとなったのですが、特に見にくいこともなく、必要十分な性能を持っていると感じます。リアルタイム露出が出るEVFはやっぱり便利ですねぇ。露出ミスの確率がかなり下がるように思います
一応、一眼レフのファインダーの見え方を再現したOVFモードもあるのですが、当然リアルタイム露出が反映されなくなります。EVFの意味なくない?ということでOVFモードは使っていません(まぁ、確かにOVFモードは見やすくはなる)

オートフォーカスは恐ろしく良くなっていました
EOS6Dは11点AFで精度の高いクロス測距は中央1点のみ。動き物を撮る際は必死にカメラを振って追いかけていましたが、EOSR8は全面AF。デュアルピクセルAFでしたっけ?位相差AFで横軸のみのライン測距でありますが、何せ測距点が多いのでピントがよくあいます。しかも1度ピントが合ったら被写体を外さない
これズルだろ!と言いたくなるぐらいAF性能がよいです。さすが上位機種のEOSR6mk2譲りのオートフォーカス。エントリークラスのモデルでこの性能ならEOSR3やEOSR1はどうなってるんでしょうねぇ…

最大の弱点と言われるのはバッテリーの持ちの悪さ
確かにすぐ減ります。撮影していてふと気づいたらバッテリーの目盛りが残り1つになっていることも…
ファインダーがEVFのミラーレスであるため仕方ないのですが、EOSR8はボディの小型化のため容量が小さいバッテリーを採用していることも大きいと思われます
しかしモバイルバッテリーで給電が可能のため、その弱点も幾らか緩和されているのではないでしょうか

EOSR8はバッテリーとSDカードを並べてセットする形
6DのSDカードは側面に専用スロットがありました

EOSといえば背面液晶のコントラストの高さ。パッと見でとてもよい色が出ているので撮影者のテンションが上がるのです。特にEOSR8は(フルサイズの中では)エントリー機種なのでその傾向は強いように思います。さすがマーケティングの鬼キヤノン。この辺りもユーザーの傾向を考えて作っているのでしょう
ちなみにPCに取り込み、画像を開くと、あれ?ということはよくあります

分かりやすく、見やすく、きれいな色が出る液晶です
もしかしたらキヤノンで一番綺麗な絵が出るモニターは背面液晶かも、、、

今回同時購入したRF24-105F4L。EF24-105F4LⅡと比べ画質は大きく向上しています。EF24-105F4LⅡも決して悪くないレンズでしたが、RFマウントはさすがデジタル専用設計。解像度が大きく上がっています
AFの速さ、手ぶれ補正についてはあまり違いを感じませんが、画質はずいぶん向上しましたねぇ。小三元レンズ、Lレンズの名に恥じない実に素晴らしい製品です
レンズアダプターを介せばEFレンズをEOSRシリーズで使うことはできますが、ここはRFレンズに移行した方が幸せになれると思います
今回の移行で最も画質について向上を感じたのはこのレンズであるといえます

全長、重量はEFマウントモデルから
少し小さく、軽くなりました

ボディ内手ぶれ補正がないのが弱点と言われこともありますが、もともと手ぶれ補正にさほど依存もしていなかったのであまり気にならない部分です
なによりレンズの手ぶれ補正だけで4段程度あるので、もうそれだけで十分です。ボディとレンズの協調制御で8段分の手ぶれ補正とのことですが、そんないります?

他に連写性能だったり、まだ機能はいろいろありますが、割愛させていただきます


ここからは各所で撮った写真を、、、
紅葉だったり雪山だったり食べ物だったり
すべてEOSR8+RF24-105F4Lで撮影しています

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