吉本隆明と小林秀雄
◎二人の批評家のプロフィール(新潮文庫カバーより)
吉本隆明
Yoshimoto Takaaki
(1924-2012)
1924(大正13)年、東京・月島生れ。2003(平成15)年、『夏目漱石を読む』で小林秀雄賞受賞。文学、社会、政治からテレビ、料理、ネコの世話まであらゆる事象を扱う「思想界の巨人」。主な著作に『吉本隆明全詩集』『共同幻想論』『ハイ・イメージ論』『なぜ、ネコとつきあうのか』『日本人は思想したか』『親鸞』『超「戦争論」』『超恋愛論』『日本語のゆくえ』など。
小林秀雄
Kobayashi Hideo
(1902-1983)
東京生れ。東京帝大仏文科卒。1929年(昭和4)年、「様々なる意匠」が「改造」誌の懸賞評論二席入選。以後、「アシルと亀の子」はじめ、独創的な批評活動に入り、『私小説論』『ドストエフスキイの生活』等を刊行。戦中は「無常という事」以下、古典に関する随想を手がけ、終戦の翌年「モオツァルト」を発表。’67年、文化勲章受賞。連載11年に及ぶ晩年の大作『本居宣長』(’77年刊)で日本文学大賞受賞。
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