ナガノ絵日記「5月の涼風に包まれて、地蔵温泉十福の湯」
温泉っていいですよね〜
突然初めまして、
長野生まれ長野育ちのhiyoriと申します。
地元である長野県の魅力を伝えるべく、文字とイラストで紹介する記事にしてみました。
ゆるゆるとマイペースに続けたいと思います!
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ー5/15/Saturdayー
気温28℃初夏の陽気。
久々に外の暑さを感じながらの出発です。
松代町から、上田市の真田町へ続く道を車で登ります。
この道は以前、夜中にお散歩してたら、
初めての職質を受けた思い出の道です。
山道を登っていくに連れ、心地のいい涼しい風が吹いてきました。
知らない山道を車で走るのは、いつもワクワクします。
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ー松代から車で30分ほどー
昔ながらの佇まいの建物が
峠にぽつんと建っていました。
入浴料750円を券売機で購入して館内へ。
古風な外観とは打って変わって、中はおしゃれでモダンな雰囲気。
地元の農産物や珍しいお土産を売る売店。
焼きたてのパンが並んだパン屋さんにジェラート屋さん。
本格的なコーヒーやデザートを提供するカフェにマッサージや顔剃りをするサロン。
食堂にはピザ窯や蕎麦打ち台まであり、本格的なお食事もいただけます。
1日じゃ遊びきれないやつだ!
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ー館内を冒険して温泉へー
鮮やかなオレンジの暖簾をくぐり、いざ温泉へ...
内湯は100%源泉掛け流しの檜風呂です。
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ー自然と一体化できる庭園露天風呂ー
大きな日本庭園のような露天風呂。
色とりどりの木々が、露天風呂を取り囲むように植えられています。
遅咲きの桜が水面に散って浮かんでおり、
なんとも風流。
咲き誇るツツジや、新緑が目に眩しいです。
不規則に並んだ自然の岩場のような浴槽は、色々な楽しみ方ができます。
座って半身浴をしたり、岩と岩の間の空間に入って温まってみたり…
各々のリラックスできる体勢を見つけられる楽しさがあります。
真っ白な雪景色の日なんかに来ても最高だろうな〜
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ー日の光が差し込むサウナー
露天風呂の傍らにあるサウナの小屋へ。
先に入っているサウナ猛者が、サウナストーンを取り囲むようにずらりと並んでいます。気弱人なので、いつも気圧されてびびっちゃうんですよね...
お邪魔しまーす...
いつもなら、「これがサウナか〜」
みたいな感じで、ぱっと入ってぱっと出ちゃうのですが、
今回は噂に聞く「整う」を初経験してみたいと思います!
完全に突発性見様見真似です。
「暑いし熱い!!!」
しばらくすると、噴き出た汗が体を伝い運動後のような心地よさを感じ始めました。
時間を数えたり深呼吸をしてみたり...
心を無に近づけていきます。
差し込む日の光が穏やかで、瞑想をするにはぴったりの空間でした。
体も暖まったところでいざ、これまた珍しい、外にある水風呂に入ります。
汗を流すために外に設置されたシャワーで汗を流し、
恐る恐る、入ります。
「冷たい!!!」
しばらくすると、サウナで温まった体の芯がぽかぽかしてきて、
心地よくなってきました。
水面のきらめきが、小川で涼んでいるかのような錯覚を起こします。
時折吹いてくる冷たい山の風を吸い込みむと、暖まった喉奥がキンと冷たくなり、なんとも言えない心地よさ。
見るもの全てに優しくなれるような、穏やかな感覚になりました。
気がついたら、湯に溺れるミツバチを素手ですくって助けていました。
普通に危ないので真似しないでね。
...これを繰り返して、気がついたら2時間くらい経っていました。
交互浴ってとんでもない時間泥棒なんだな...
生まれ変わったかのような気持ちです。
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ー火照った体を冷やすデザートー
お風呂上がりにはジェラートですよね。
レモンチーズとオブゼミルクのダブルを選びました!
驚きの白さです、雪山みたいだね。
季節限定の味などもあって、さまざまな種類のジェラートを選べます。
今回は諸事情でいただけなかったのですが、カフェやレストランでいただけるお食事やデザート、パンやドリンクメニューなどなどのメニューも盛りだくさんです!
さくら丼食べたかったな...。
この無念を晴らすべく、また近々行きたいと思います!
優しい時間が流れていた、素敵な温泉でした。
交互浴には自律神経を整える効果があるそうなので、是非自然を満喫しながら健康になりたい人にはおすすめです!
早くコロナうんぬんが落ち着いたら、都会の荒波に疲れたお友達を長野に招いて、大自然パワーで癒されてほしいなぁと切に思ったりしています。
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「地蔵温泉 十福の湯」
〒386-2203 長野県上田市真田町傍陽9097−70