見出し画像

教員1年目、適応障害になった⑦

前回までの記事はこちらからご覧ください。

(1)1カ月の病休期間が終わって…

1カ月の病休期間が終わる日が近づいてくると、「学校に行きたくない。もうあの場所に戻りたくない」と強く思うようになりました。精神的にも身体的にも不安定になっていきました。

さらに病休が終わる2日前には、体調を酷く崩し、1日ほぼ起き上がることができませんでした。そんな日でも明日は来てしまい、病休期間が終わりました。

復帰1日目、勤務開始の8時15分には出勤することができませんでした。起き上がるとめまいと倦怠感が起き、出勤できる状況ではありませんでした。医師と管理職と相談して、まずは1日1~2時間の勤務から始めることにしていたため、この日は10時から12時まで出勤しました。

出勤後、私は酷く疲れてしまい強い頭痛とめまいが起き、自宅ではすぐに横になりました。久しぶりに出勤すると、周囲の目が気になり集中することができませんでした。

2日目からは8時15分から始まる朝の打ち合わせに出ることを目標に生活リズムを整えていきました。体調が悪く、勤務を休む日もありました。

現在は復帰から1週間経ち、半日勤務(今のところ授業は無し)を行っています。来年度、私は特別支援を外れるため、後継の先生が困らないように資料の整理を行っています。しばらくは特別支援学級と距離を置きたい気持ちでいっぱいです。

ずっと職員室にいると

「はああ、空きコマがない。忙しい。はああ。」

と文句を言っている先生方の姿を見ることが多いです。しかし、先日会った大学教授からの教えを基に、完全に聞き流して「みんな忙しいのは一緒なのに、また文句だよ」と冷静に俯瞰しています。

1カ月の病休期間を経て、「割り切り方」や「乗り越え方」を以前よりも身に付けられたような気がします。

(2)職場復帰後の働き方

病休期間中に精神科医から

「以前のように、様々な教科と部活を持って、何時までも仕事をすることはしばらくはできない。上司と相談して、業務の精選を図ってくれ。あなたは社会人1年目で、立場も弱いから、社会人だけれど親と一緒に管理職と面談して、復帰後の業務を話し合ってくれ。」

と言われていました。そのため、病休期間中に親1人と管理職2名、私の4人で復職後の仕事内容を話し合いました。

話し合いの結果、「部活動はしばらく離れ、特別支援学級も1年生の社会だけにしよう」ということになりました。復帰後の勤務に慣れてきたらこの業務のみを受け持つ予定です。

私の勤務校は、様々な加配が付いており教職員の人数も他の学校よりも多かったため、このような働き方にすることができました。

しかし、元々情緒学級の教職員が1名足りないこともあり、私が抜けてからは人手不足となっています。本来特別支援学級で受ける授業も交流学級で受ける時間がある生徒も増えてきました。

申し訳ない思いでいっぱいですが、もうあの働き方はできないため、教職員の数や特別支援学級の体系見直しが進んでくれることを願うばかりです…。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?