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「ネタ」と「切り口」

noteやブログを書き始めると「何を書けばいいんだろう?」と悩むことはありませんか?好きなテーマはあるけれど、何となく平凡。せっかく書くなら読んでみたいと思わせる記事に仕上げたいですよね。

そんなときに見つけたのが「ネタと切り口が9割」というブログです。うまい文章よりも先に、まずは「読者が読みたいと思うテーマ(ネタ)」と、そのテーマを面白く見せる「独自の視点(切り口)」が大切だということです。

ここでは「ネタ」と「切り口」が重要になる理由を、「投資」や「FIRE」を例に考えてみます。


ネタとは「書きたいこと」 情報の土台をどう選ぶか

ネタとは、記事にしたい「テーマ」そのものです。例えば、投資に関心があるなら「インデックス投資」などのテーマが考えられます。これは多くの人に注目されやすいビッグワードですが、情報が溢れていて競争が激しい領域でもあります。

一方、「地方でFIRE達成後、家計1/2で暮らす方法」といったニッチなネタは読者数こそ限られるかもしれませんが、似た境遇の人には深く刺さります。

一般的なネタを選ぶか、ニッチなネタを選ぶかで大きく違いそうです。これは商品開発にも通じるものがありますね。

しかし、ネタだけで読者を強烈に引き込むには、よほど希少な体験や特別な情報が必要です。実際、誰もが強烈なネタや体験を持っているわけではありません。だからこそ「切り口」を工夫する余地が生まれます。

切り口とは「読みたいこと」 視点を変えると世界が変わる

「切り口」とは、選んだネタを「どの視点で切り取るか」というアプローチです。同じ「投資」のネタでも、切り口を変えることで全く異なる記事になります。

例えば、「FIRE達成後に得た自由な時間の活用方法」という切り口は、「投資=お金」だけでなく、「投資=人生の質を高める手段」と捉え直す視点を提供します。これはFIREを達成した後の具体的な状況、つまり「時間・状況」に基づく切り口です。

読者の具体的な「目的」に焦点を当てる方法もあります。例えば、「子供の教育資金を確保するためのインデックス投資」や「老後資金を目指すFIREプランとインデックス投資の活用法」といった切り口は、読者が持つ具体的なニーズに応える形となり、実用的なアドバイスを提供します。

また、読者の「感情」という切り口も有効です。「投資初心者が感じる不安を克服する方法」や「市場の急落時に冷静さを保つ投資家の心構え」といった切り口は、読者が抱える感情に寄り添い、共感を得ることで親近感を築きます。これにより、単なる情報提供ではなく、読者の心に響く内容となります。

このように、「目的」「感情」「属性」「時間・状況」「比較」など様々な切り口があります。

自分らしい切り口を見つけるコツ

切り口を見つけるコツは、あなた自身の強みや特徴を活かすことです。職業、趣味、居住地、経験、思想などをネタに掛け合わせると、他の人にはない角度から物事を語れます。

  • 「FIRE後も続けている節約術」を紹介するなら、自分が「元・浪費家」だった経験を踏まえ、「浪費家だった私がFIRE後に気づいた“支出の本当の価値”」と切り口を変えると独自性が出ます

  • 「ストレス解消法」を書くなら、過去にハードワークで疲れ果てた経験を踏まえ、「元ブラック企業社員が辿り着いた、1日5分で心を整える習慣」とすれば、“誰にでもある話”が“あなたならではの話”になります

自分なりの切り口で、記事はより特別なものになるのです。

まとめ

「ネタ」はあなたが書きたいこと、「切り口」は読者が本当に読みたいこと。その両輪が揃うと、記事はありふれたものではなく、読む人の記憶に残るコンテンツになるはずです。

次に記事を書くときは、まずネタを選び、どの切り口が最も効果的かを考えてみてください。例えば、3分だけでも良いので、「このネタにどんな切り口を加えれば読者は振り向くだろう?」と問いかけてみましょう。

また、「ネタ」と「切り口」に加えて「思想・考え方」も重要ですので、今後の機会に記事にしたいと思います。


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