「牛を決める」というイベントが発生する我が人生
牛は自分で決めた。
牛持ちになることを決めたので、今度は牛を決めなくてはならない。
角突きをさせる牛なので強い牛がもちろんいいのだけれど、どの牛が強いか強くなるのかは、どんなベテランの牛持ちでも見極めは難しいらしい。
牛持ちの中には勧められた牛に決める人もいるらしいが、私は自分で決めることにした。
自分の決めた牛にすることで、一切の後悔や言い訳をしたくなかったからだ。
どんなに弱い牛になったとしても、自分で決めた自分の牛だ。
誰かに無理やりあてがわれたわけではない。
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