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表現の自由と弾圧・規制に関するあらゆる用語を、作品名・法律用語・人名・団体名問わずに収集するWeb事典です。 できるだけ多くの人に知って欲しいため実質無料ですが、本文後に投げ銭用…
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2022年11月の記事一覧

【朝鮮の虐殺】

 画家パブロ・ピカソ(1881~1973)が、朝鮮戦争中に発生した「信州虐殺事件」をもとに1951年に製作した絵画。朝鮮虐殺と訳されることもある。  2022年10月9日、オーストラリア・メルボルンのビクトリア国立美術館で、環境団体Extinction Rebellion(絶滅への反逆)の男女2名が本作に手を接着、「CLIMATE CHAOS=WAR+FAMINE(気候の混乱=戦争と飢餓)」と書かれた黒い横断幕を床に広げていた。  絵本体に損傷は無く、両名はもう一人の仲間

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【積みわら】

  フランス印象派の代表的画家であるクロード・モネ(1840~1926)の連作。  そのうちの一作が2022年10月23日、ドイツのポツダムにあるバルベリーニ美術館で環境団体「Latze Generation(最後の世代)」による【エコテロリズム】に遭い、マッシュポテトを投げつけられた。  絵画はガラスケースで保護されていたため本体の汚損は無かった。  また彼らはマッシュポテトをぶつける犯行場面と、彼らの演説の様子をツイッターに動画投稿している。 参考リンク・資料:

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【真珠の耳飾りの少女】

 オランダの画家ヨハネス・フェルメール(1632~1675)の代表作。特定のモデルを描いたものではない人物画(トローニー)である。  2022年10月27日に【エコテロリズム】のターゲットとなる。  犯行グループは40代のベルギー人男性3名。オランダのマウリッツハイス美術館で、同館所蔵の本作にグループのうち2名が接近。片方が保護ガラスに接着剤をつけた自分の頭部をなすりつけ、もう一人は横の壁に手を固定し、絵に液体を投げ掛けた。保護ガラスのため作品は無事であり、3名は逮捕された

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【種まく人】

 オランダの画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ(1853~1890)による名画。   2022年11月4日、ローマのパラッツォ・ボナパルテで開催されていた「ヴァン・ゴッホ クレラー・ミュラー美術館名画展」で、環境団体「Ultima Generazione(最後の世代)」の構成員4人が本作にエンドウ豆の野菜スープを投げつけた。  作品は保護されており、本体は無傷。  Ultima Generazioneはツイッター上で「私達は生命を愛し、芸術を愛するために行動する。皆の食料を確

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【仮想空間「メタバース」でセクハラ横行…臨場感あり「とにかく気持ち悪い」】

「読売新聞オンライン」に2022年11月21日付で掲載された、メタバースについての偏向記事のタイトル。  取材に応じた「バーチャル美少女ねむ」氏の意見を無視してメタバースに対する偏見を煽る内容で、しかもインタビューを同時掲載するという約束に違反していることをねむ氏がツイッター上で報告。    アーカイブはこちら(1頁・2頁・3頁)。  Yahoo!ニュースやライブドアニュースにも配信がなされていた。  読売新聞の紙版でも掲載されており、こちらはタイトルが異なるが「仮想空間で

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【自然の叫び】

※【叫び】からも転送されています。 「世界で最も有名な表現主義の作品」と言われるエドヴァルド・ムンクの代表作。原題は『Der Schrei der Natur』。通常は「ムンクの『叫び』」または単に「叫び(The Cry)」と呼ばれることが多い。  複数のバージョンがあるが「ムンクの叫び」といえば誰もが思い出すあの絵は1893年の油彩版である。  2022年11月11日、ノルウェー首都オスロの国立美術館に展示されている本作が環境団体「ストップ・オイル・エクスプロレーション

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【BMW M1アートカー】

 20世紀の伝説的ポップアーティスト、アンディ・ウォーホルによるアートカー作品。  BMW M1は本来の車両名で、1970年代に製造されたスーパーカー。ウォーホルは塗装に6㎏の塗料を用い、わずか28分で仕上げたという作業時間の短さも逸話となっている。  2022年11月18日、イタリア・ミラノの複合アート施設「Fabbrica del Vapore」のアンディ・ウォーホル作品展にて展示されていたところ、環境活動家による【エコテロリズム】のターゲットとなり、小麦粉8㎏を掛けら

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【ひまわり】

 19世紀の画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの代表作で、一般的には彼によって描かれた「花瓶に活けられたヒマワリ」をモチーフとする7作(6作が現存)の総称である(花瓶に活けられていないものを含めると11~12作とされる)。  2022年10月14日ロンドンのナショナル・ギャラリーにおいて、環境団体「JUST STOP OIL」の活動家2名による【エコテロリズム】の標的となり、赤色の液体を投げつけられた。額縁に若干の損傷があったものの作品本体はガラスで保護されていたため無事であ

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【「STOP!カスタマーハラスメント」ポスター】

 カスタマーハラスメントとは、企業の従業員等に対する、顧客等からの著しい迷惑行為を指す言葉。それを啓発する厚生労働省によるポスターが本作である。  2022年11月13日、ツイッターで1ユーザーがスーパーで見かけ、評価するコメントとともに写真を投稿したところ、またもフェミニストの逆鱗に触れた。  今回は「女性が悪者になっているのが気に入らない」からである。  類例としては2021年の【マナーで始まる恋もある/マナ恋! #駆け込み乗車編】へのクレームとそっくりであった。

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【エコテロリズム】

 環境活動家が、気候変動や反捕鯨など自身の主張をアピールする手段として行う【ヴァンダリズム】などのテロ行為のこと。  いわゆる社会活動家が行う表現物へのテロ行為はBLMのような人種運動などの分野でも見られる。しかし人種運動家のヴァンダリズムが、まがりなりにも人種差別者を記念した像や、差別的とされた作品に対して行われやすいのに対し、エコテロリズムの場合は特に環境問題と関連のない作品に対しても、売名的に行われることが多いのが特徴である。  売名目的なだけに高名な芸術作品が狙われ

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【大阪府「男女共同参画社会の実現をめざす表現ガイドライン」(令和3年3月版)】

 大阪府府民文化部より発行されたガイドライン。  いわゆる「差別表現」を避けさせるためのガイドラインであるのだが、令和3年3月発行のものが、かえって「萌えキャラ」等に対する偏見的な記述となっており、ネット上で批判を受ける。複数の問い合わせなどにより、同年11月に修正された(修正版はこちら)。  特に問題となった箇所は6ページ。  3月版は、いわゆる「萌え絵」の上に赤字の×をつけ、さらに中段では「体の線や胸などが強調された描写(いわゆる「萌えキャラ」)」という通常の用法から

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【Drotarの段階説】

 2022年6月、アンチポルノ活動に勤しみ「AV出演対策委員会」なるものの代表を称する郡司真子が、下記のようなツイートをした。  内容は一読して分かるように、自身の主張する「AV出演被害」なるものからの女優の「救済」が、当事者たるAV女優に総スカンを喰らっていることを正当化するものだ。  問題は、それに添付された画像である。  何やら稚拙な手書きのグラフのようなものを添付しているが、実はこの図、AVとも性搾取とも何の関係もない分野からの盗用である。  この図の正体は、Dr

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