見出し画像

「栞と嘘の季節」読了

「本と鍵の季節」の続編がやっと読めた。
「黒牢城」も良かったけれど、米澤穂信さんといえば学生が主人公の作品が多い。有名なのは古典部シリーズだけれど今回は図書委員。
基本展開は地味なのだけれど、どんどん惹き込まれて3時間で読了。前回の最後で堀川君と松倉君の関係が微妙になったせいか、今作では堀川君が松倉君を突き放すような文章もあったけれど最後は仲直り出来ていて良かった。

事件の背景には周りの大人に恵まれなかった子供の辛さがある。
ミステリーなのだけれど、社会派でもある。

それにしても、こんな認知の高校生が普通にいるのかな。

この記事が参加している募集