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「三体」三部作全て読了

話題作の「三体」の続編を何とか読み終えた。

一作目は、宇宙人とのファーストコンタクト、
二作目は圧倒的な科学技術格差のある宇宙文明との対決、
三作目は…一人の女性の目を通じて、未来の地球の歴史を淡々と追っていった感じ。

描かれる主な女性も一作目は文化大革命で親を殺されて社会に不満を持つ若い女性科学者から、二作目は主人公の理想の女性、三作目は社会のリーダー的ポジションに変わっていった。

三作目は遙か遠い未来が舞台、描かれる技術がもう魔法。結果、理系音痴の私には相当難解な言語が多かった。出てくる原理はさっぱり分からなかったので殆ど読み飛ばして現象だけ追っていくような読書体験となった。

これ、翻訳にとても苦労したのでは。

英語版が人気になったのはひとえに翻訳家がケン・リュウさんだったからなような気も。

最初から三部作にしていた訳ではなく、一作目で人気が出たので、二作目で完結させようとしたところ、更にもう一作無理矢理作った感じかなぁ?
ドラゴンボールの小説版の印象を持った。

因みにヒューゴ賞を取ったのは一作目との事。

個人的には二作目で終わらせて良かった。

映像化も話も進んでいるようですが、なかなか壮大な()な世界観、アニメの方が楽そうな気もします。

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