~猿説譚~第一弾「表現者の魂篇」
「表現者」という言葉を聞いて何を思い浮かべるだろうか。
文章で表現する作家、絵やイラストで表現する絵師、音楽で表現する音楽家。
こんな感じの、いわゆる芸術家・アーティストと呼ばれる人達のことを真っ先に思い浮かべるのではないだろうか。
Googleで検索をかけてみると、
と出てくる。
上記に加えて、演劇やダンスも表現者に当てはまるようだ。
そうそうたるメンバーが出てきた。
テレビに出ている美人女優も、大きなステージで歌うかっこいい歌手も表現者である。
が、これだけでは少しメンツが足らない。
ちょっとそこのお兄さん!そこでだべってるお姉さん達も。仕事中の大人達も。そして僕も。もちろんあなたも。
この世に生きるすべての人が表現者である!
【第1話】この世にいる誰も表現者
例えば今、この文章を読んでいるデバイス。スマホの人が多いのかな。僕はPCで書いているよ。
そのスマホが今手元にあり、それを操作してこの文章を読んでいると思うのだが、なぜそれが今ここに存在しているのか。
それは作った人がいるからだよね。
スマホにはたくさんの種類がある。
まずiOSとAndroidに分かれ、iOSの中にiPhoneがある。
iPhoneの中にも新旧があって、現在の最新はiPhone13。
なんでこんなに種類があるのか?
それは、それぞれの時代で新しいことを表現しようとしているから。
iPhoneもXからあの特徴的な指紋認証ボタンが無くなって、全画面のFaceIDに変わったよね。
「iPhoneに新しい機能を入れたい」
そう思った時、真っ先に考えるのは「何を削るか」。
iPhone、もっと言うとスマホの良さって持ち運びやすい大きさでしょ。
新機能を入れるにはそのためのスペースがいる。
だけどそのためにサイズを大きくしてしまってはスマホ本来の「持ちやすさ」を捨てることになる。
じゃあどうするか。
「指紋認証のボタンを無くして空いたスペースに新しい機能を入れる」
機能と言えるかわからないが、指紋認証ボタンが無くなったことで画面は大きくなったし、元々入ってるインカメにFaceIDを入れることで指紋認証に変わるセキュリティになった。
その新しい機能がお客さんにウケたかはさておき、X以降はずっとFaceIDを採用している。
この画面の拡大とFaceIDの導入という、新機能をApple社は見事形にして表現した。
この人たちは歌や文章を作るアーティストか?
違う。だけど確実に表現者である。
表現者の意味をもう一度。
「~などの活動を通じて表現する人」とある。
ならば、「iPhoneを作る」という活動を通して、世にiPhoneを表現しているApple社員を表現者と言っても問題ないだろう。
そしてそれを販売した店の店員も、商売活動を通じて「iPhone売るよ!」と表現している表現者。
それを買ったあなたも、消費活動を通じて「iPhone買うよ!」と表現した表現者。
売りたい買いたい、作りたい消費したい。
これらの想いはすべて、人間の活動を通して表現される。
つまり人間は活動し続ける限り表現者なのだ。
【第2話】表現者にならないか?
前回で表現者とは、アーティストのような特定の職業の人のみを指す言葉ではなく、この世に生きるすべての人のことを指すということを話してきた。
ただ、この事実は浸透していない。
あなたは今まで、「自分は表現者だな」と思って生活してきたことはあるだろうか。
無いよね。世の中の人は「自分が表現者である」ということを自覚していない。
・何かあればすぐ「やばい」
・とりあえず草生やしとく
・〇〇さん系読んだら「尊い」
この3語を使っておけば、1日生きられるのでは?というくらい言葉の単一化、簡略化が進んでいる。
「だからもっと語彙を使え!」という話ではない。
その「やばくて草生えて尊いもの」を作っている表現者側は、どんどん先に進んでいく。
なぜなら、ネットのおかげで表現媒体が発達しているから。
一昔前のネットが無かった時代、自分を表現できる映像媒体は「テレビ」という限られた場所にしかなかった。
しかしネットが発達した現代には、YouTube、TikTok、インスタというように、映像系だけでもこれだけ表現する場がある。
しかも事務所やオーディションを介さず、自分の意思1つで発信することが可能になった。
それを使った「YouTuber」は、もう職業の1つとなっている。
映像系だけではない。
マンガや小説といった文学作品は、Twitterやnoteから発信され、そこから人気に火が付く作品も数多くある。
この例えだと、「やっぱり才能あるアーティストだけが得するネットじゃないか。庶民には関係ないわ」と言われるかもしれない。
だけど今や、企業もネットを使って売り上げを上げる時代に入っている。
「キングジム」という文具メーカー会社がある。
キングジムはファイルやポメラと言った、オフィス向けの商品を扱っている会社。
難しく言えば、「企業が企業のために製品を作っている」という会社。
だからオフィスで働く人以外には知られていない会社だった。
そんな会社がTwitterを始めると、企業アカウントの「中の人」として認知を広げ、オフィスワーカー以外の一般の消費者にまでファンを増やし、売り上げを伸ばした会社もある。
一見、表現者らしくない文具メーカーさんでも、「自社の商品を知って欲しい」という想いを持ってTwitter活動をすれば、ファンと売り上げが伸びる時代なのだ。
ネットによる表現媒体の増加は、僕らに娯楽を与えてくれる。
それくらい誰もが表現できる場が整いつつある時代なのだ。
その時代を「あなたは消費者のまま過ごすのか?」という話。
かわいいTikTokrを見て「やばい」と癒やされて、企業アカウントの中の人のツイートに「草」を生やし、漫画家の投稿したマンガに「尊い」画像を投下する。
もちろんその生活は楽しいよ。
ただ、あなたがそれを消費している間に表現者側は、人を集めて経済圏を作り出している。
個人ができるレベルまで降りてきた表現媒体を使って、自分の表現を発信してファンを作り、そこに価値を生み出して経済を回す。
そうやって豊かで幸せになっている表現者がいるのだ。
だからあなたも表現者にならないか?
消費者と表現者の差はたった1つ。
「表現するかしないか」
マンガやアニメの考察動画がYouTubeにあがっている。
それがなぜ人気があるかというと、人が言語化できていないことを表現しているから。
マンガを見て「尊い」とは思うものの、なぜ尊いと思うのかがわからない。
そこに考察として「あの場面でこのキャラにこの心情が芽生えるからこの場面で感動する」と表現されると、自分の気持ちの繋がりが見えてスッキリする。
そうするとその人の考察が好きになって、気づいたら毎回見に行ってしまっている現状が作られている。
その人のメンバーシップがあれば「1ヶ月くらい見てみるか」と課金することもあるだろう。
というように、あるマンガの同じシーンで「尊い」と感じている二人がいるとする。
一人はその感情を動画を通じて表現する表現者となり、ファンと利益を生み出した。
一方はその考察を見てその人のファンとなり、メンバーシップに登録した。
どちらがいい悪いの話では無い。
想いを表現する表現者にならないか?という提案である。
ということで、このnoteでは「この提案がいいな」と思った人に向けて、表現者の魂を書いていく。
本編に入る前に、この記事を読むことで得られる魂、書いてある内容を簡単に箇条書きにしていく。
という感じで、「表現者の魂・マインド」を中心に、初歩的なことから順にステップアップできる構成にしている。
ご覧の通り、簡単に表現者になれるノウハウや、文章の書き方のような「楽なもの」は書いていない。
ので、
には向かない内容となっている。当てはまる人は回れ右。
表現者という生き方はどうしても遠回りになってしまう。
だけどそれが最短距離なのだ。
その長い最短距離を走り抜くための心構えを書いていく。
一時のヒットで一生暮らして行ける富が稼げればいいと考えるなら表現者ではなく、もっと楽なものを探す方がいい。
表現者は「豊かで幸せに生きていく」生き方。
自分の好きや得意で表現をする『幸せ』
自分を中心に経済圏を作れる『豊かさ』
自分の表現で人と繋がれる『幸せ』
自分の表現に価値を宿らせる『豊かさ』
情報ではなく、「自分に価値を持たせる」のが表現者。
単発よりも、「長期的な幸せを求める」のが表現者。
この生き方の良さがわかる人に向けて「表現者の魂」を記しておく。
【特典のお知らせ】
「これを読んで表現者の魂を得ることができた。よっしゃ!これで私も表現者!」
と、自動で表現者になれるかというと、そうではない。
表現者は表現するから表現者なのだ。
と言っても、自分に合う表現がそう簡単に見つかるわけでもない。
かといって、買って頂いたのにそのまま放置するのもいたたまれない。
どうしようかと考えた時にひらめいた。
僕自身、文章を書き始めて2年目。
まだまだ成長段階ではあるが、文章表現をしている身。
その知識と経験を特典として送る。
これだ!
ということで、「文章の書き方」を購入者限定特典として付けることにした!
という感じで文章表現に特化した特典になっている。
1つの表現方法として持っておいて損は無い。
むしろ文章なんて生きてれば必ず使うものだから得まである!
まぁセールストークはここまでにして、自分の感情を素直に聞こう。
人に乗せられるのではなく、自分の想いを表現する。
それが表現者だ。
ということで、特典の受け取り方法は本編の【番外編】で案内している。
「豊かで幸せに生きる表現者」を本編、特典で待っている。
ここから先は
¥ 1,180
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?