不幸時間を短くするレジリエンスのちから #48
他人との関わりの中でこそ人は幸福を得ることをできるけれど、
逆に他人との関わりの中で傷ついたり心を乱されることだってよくある。
日本人には前野隆司先生から言わせると心配性遺伝子、山口周さんから言わせると不幸遺伝子があって怒り散らしたり、トコトン悲観的になることで折り合いをつけようとするけれど、
、、どうも割に合わない。
心がフラットな状態に戻るまでの時間を私は勝手に「不幸時間」と名付けた。
不幸な時間は短い方が良い。
そのヒントになる言葉がレジリエンスやEQと言った言葉。
最近よく聞くレジリエンスはGoogle先生に聞くと、こんな風に説明してくれた。
それでは、レジリエンスと言うのは、単に立ち直りの早さを言うのか?嫌なことをすぐ忘れる人のことを言う?
、、それだけではなくレジリエンスにはEQとの相関がありそう、とVoicyを聞いての気づきをシェア。
EQはIQとの比較で使われる言葉で、
「心の知能指数」と言われている。
EQが高い人は端的にどんな人か。EQについての著書も書いている、台湾の著述家ジル・チャンによると、
「情動が安定している人」だそう。
これはまさに「レジリエンス」が高い人とも言える。
さらに「レジリエンス」が高い人はどんな人かと言うと、心が「強い」、木で言うと大木のようなイメージではなく、「柳」のように「弛緩」するしなやかな人を言うそうだ。
仕事で心ないことを言われた時、家族との関係の中でガタピシしたとき心の中まで冷静でいられるのは難しく、どうしても心は乱されてしまう。
なんとジル・チャンさんですから、落ち込んだり乱された心が整い「フラットな心の状態」に戻るのに3時間はかかるとのこと。
なんとなくそれを聞くと安心してしまう。
クラゲのようにふにゃりふにゃりと弛緩しながら、乱された心を取り戻していく。
それが実はゆるやかな心の筋トレとなり、不幸時間を短くしてくれるものだと思っている。