2024/12/07[土曜版］新聞書評を読んで読書の幅を広げる時間〜書評欄は宝の山〜
Clubhouseに於いて、新聞書評欄の本の紹介の開催のお知らせです。
下のリンクよりタイミングの合う方はご参加ください。
チャット、または直接スピーカーになっての参加も大歓迎です。
2024/12/0720時スタート ※約90分間・録音ナシ
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Clubhouseに於いて新聞書評欄の本の紹介を、ほぼ毎週土曜日に音声ライブ配信。本の選者と私（ほぼツッコミ役）の2人でこつこつ開催しています。
こんばんは、今日は次の本を紹介したいと思います。
2024年11月30日掲載 新聞書評
●朝日（11/30）
「＜日本学術会議問題＞とは何か」小森田秋夫著 花伝社 2420円
「恋とか愛とかやさしさなら」一穂ミチ著 小学館 1760円
「ようやくカナダに行きまして」光浦靖子著 文藝春秋 1595円
●毎日（11/30）
「新版蔦屋重三郎 江戸芸術の演出者」松木寛著 講談社学術文庫 1210円
「ゆびさきに魔法」三浦しをん著 文藝春秋 1980円
「崩壊する日本の公教育」鈴木大裕著 集英社新書 1100円
●日経（11/30）
「エリート過剰生産が国家を滅ぼす」ビーター・ターチン著 濱野大道訳 早川書房 3300円
「ビートルズVS.ストーンズ」ジョン・ミクミライアン著 梅﨑透訳 ミネルヴァ書房 2970円
「コードブレイカー」ジェイソン・ファゴン著 小野木明恵訳 みすず書房 3960円
「破壊なき市場創造の時代」W・チャン・キム、レネ・モボルニュ著 有賀裕子訳 ダイヤモンド社 2530円
「婦人相談員物語」村本邦子、松本周子著 国書刊行会 2970円
●東京（11/30）
「青姫」朝井まかて著 徳間書店 2200円
「短歌を楽しむ基礎知識」上野誠編 角川選書 1980円
「水上バス浅草行き」岡本真帆著 ナナロク社 1870円
「皇帝食 不老不死を求めて」石橋幸著 南條竹則監修 スローガン 1980円
「料理の日本史」五味文彦著 勉誠社 2640円
●読売（11/24）
「アジア・ファースト 新・アメリカの軍事戦略」エルブリッジ・A・コルビー著 奥山真司訳 文春新書 990円
「楽園の夕べ」ルシア・ベルリン著 岸本佐知子訳 講談社 2860円
●産経（11/24）
「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」石井好子著 河出文庫 880円
「憧れ写楽」谷津矢車著 文藝春秋 1980円
その他・追加情報など（※トーク中随時更新）
■書評で紹介した本の関連情報
・蔦屋重三郎 つたじゅう本最初に読むにはどれがいい？
・アメリカ版も
・女性相談支援員の厳しい実態 なぜ非常勤8割?困難な立場の女性を支える仕事の裏で…
・ルシア・ベルリン 人生の刹那の輝きを冴えた描写力で切り取った「再発見された」作家（レビュー）
表紙に彼女の写真が使われている
■参加者からのおすすめの本
■今週・気になる本
・仏教は科学なのか 私が仏教徒ではない理由 単行本 – 2024/11/29
・韓国、男子 その困難さの感情史
・透析を止めた日 単行本 – 2024/11/14 堀川 惠子 (著)
■山田太一・脚本『岸辺のアルバム』（1977）放送中〜
山田太一が没して1年。
Xで未見だったドラマが、TVerで配信していることを知る。
1974年の多摩川水害が背景にある。この水害で多摩川の堤防が決壊して19棟の家屋が崩壊・流出したが、家を失ったことのほかに家族のアルバムを失ったことが大変ショックであったという被災者の話を脚本の山田太一が聞き、そこから作品の構想が生まれた。
内容を知らずに見て驚いた。
タイトルから、仲良し青春家族ドラマかと思いこんでいた。
現在と時代背景・社会通念は違えど、今の時代に置き換えてもまかり通る人間模様。個人の描き方がリアルで前のめりで見てしまう。
画面からも目が離せない。
「初回放送当時のホームドラマでは一切タブーとされてきたエピソードが次々と展開される。」
ホテルの鍵を開けるシーンでは、ドア開けると家になる。
この先どうなるのだろうというドキドキ感から、日常の家庭に戻るということに戻され一気に脱力してしまった。
この映像の切り替え、心理的トリックにも関心する。
独白・語りながら日常のシーンをバックに流れる手法も唸る。
韓国ドラマの『LOST』に似ている。もしかしたら演出家は岸辺のアルバムを参考にしたのでは、と思うくらい似ている。
ジャニス・イアンの甘く気だるい歌声は挿入歌としても使われている。
衝撃シーンだのに、この歌声。
気持ちの差を何で埋めようか。
風吹ジュンが可愛い
ひたすら可愛い
何をしても可愛い
番外編スピンオフドラマとしてどこかで制作してくれまいか
全15話で現在10話まで配信されている。
毎回衝撃すぎて、なぜリメイクされないのか不思議なくらい。
良くできたドラマ。
見ないと後悔するから〜絶対見てね。
■終わったあとの私的雑感
今、となりの国で起きていること。
深く知りたいのに、どこか手をつければ良いのかわからない。
自分の知識の浅さに愕然としています。
「チ。」
知ることをコツコツと積み重ねて、
知識のミルフィーユを作ってうもれたい。
おしまい。
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