見出し画像

2023年よかった作品たち

こんにちは、年の瀬ですね。
今年もおつかれさまでした。

出演舞台の振り返りとか、お出かけ記録とかまとめてたのですが、盛りだくさんでまとまりませんでした!
来年はnote更新を増やす予定なので、そのなかできっとたぶんアップします。

年内のまとめとして、何がいいかなと思ったのですが、"今年出会った素敵なもの" にします!

素敵だ!って思ったものは人と共有したい人なので。無造作にざっくり紹介していきます〜

ひまつぶしにどーぞ。

● 本

『さみしい夜にはペンを持て』古賀史健

今年のヒット本なので知ってる人も多いのでは。
小学生向けに書かれたとのことだが、大人でこそグッとくる内容。
出来事と、自分の気持ちのどこをすくい上げて、どんな言葉に、文章にするのか。
その方法論、考え方を体系化して、タコジローとヤドカリのおじさんの物語でわかりやすく教えてくれる。

言葉になる前の感情を "コトバミマン" ( = 言葉未満)の泡として表現しているのが、なんとも優しく心にしっくりきた。

この本では日記を書くことがメインストーリーに置かれているが、実は、この本に出会うより前、今年の始めからちょうど10年日記をつけ始めた。
(三日坊主な私ですがなんと毎日続けています!)
ので、日記を書く際、出来事や感情のどこをピックアップして言葉に変換するのか、意識して書く練習をするためのヒントをもらった。

● 番組

『LIGHTHOUSE』(Netflix配信番組)

星野源×オードリー若林の2人によるトーク番組。
どうにも気持ちが浮上しない雨の日にふと観たらものすごくよかった。

タイプの違うようにみえる2人だが、いわゆる陰キャな考え方・感覚が似ていて意外にも相性がよく、繰り広げるトークが興味深かった。

2人で話した内容を元に毎話分作った星野源の歌がすごくいい。


ちなみに、星野源さんの曲でいちばんすきなのは、ラジオで毎年バナナマン日村さんの誕生日に作ってるというシリーズの中の、設楽さんに向けた「そしたら」って曲が名曲です。
あと「喜劇」のMVもすき。ぜひ聴いて〜。


● ドラマ

『舞妓さんちのまかないさん』

映像と纏う空気の透明感がやばい。
料理、食材の映像が美しい。
音楽がすごい。

『万引き家族』でも有名な是枝裕和監督と、『マクロスF』などアニメ業界でもおなじみの菅野よう子さんの音楽が熱い!

まずはオープニングとエンディングの映像だけでもみてほしい…!


原作漫画からのファンでアニメも視聴済みの作品。期待していたが、期待以上によかった。


舞妓さんという日常触れない特殊な職業の女の子たちのお話だが、屋形では悩んだり落ち込んだり騒がしかったりする、ふつうの女の子で。

日常に、日々の生活に寄り添う、ふつうのごはんと、ごはんを食べることで生まれる温かな感情が、やわらかい空気感で描かれるのは、原作漫画の空気感を継承している。
ドラマ版では、リアルな人間ならではの会話の間や余韻が繊細で愛おしく、より瑞々しく、切なかった。


あと百はな役の出口夏希ちゃんがほんと綺麗。
ドラマ版『咲 -Saki- 』の浜辺美波ちゃんとか、『新米姉妹のふたりごはん』の山田杏奈ちゃんとか、女の子の透明感を大事にした作品のかわいい女の子、すきなんですよね。


● 洋画

『マイ・インターン』

ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ主演。
2015年の作品だが、今年見てすごく元気をもらったので。

やり手の若手女社長と、シニア・インターンでやってきた善良な70歳の新入社員のお話。
メッセージ性もちゃんとある物語で、ただのほのぼのコメディってわけじゃないのに、心に波風立たずに見れる感じがちょうどいい。
出てくるキャラ、みーんな、いい奴!

悩んだり間違えたり人生いいことばかりじゃないけど、仕方ねー、前向いて生きてくかー。

くらいの、心緩まるハッピーさ。


● 邦画

『おいしい給食 卒業』

ドラマの映画化2作目。
市原隼人さん演じる給食大好きな中学校教師と、給食を美味しく食べるライバルであるクラスメイト神野との脳内バトルがげらげら笑える!

先生が給食前の歌の時間、超絶嬉しそうに毎回、激しくダンスするのがやばい。ハイテンションぶっ飛びすぎてて腹よじれるほど笑った。

いちいち全力で最高すぎるっ!

笑いまくるのにオススメ。

こういう、すきに全力でひたすら笑えるコメディ知ってる人いたら教えてください!!
(『サボリーマン甘太郎』とかもすきです!)



● アニメ映画

『劇場版 名探偵コナン 黒鉄の魚影』

コナンファンの私としてはこれを上げないわけにはいかない!
待望の、灰原哀ちゃんメインの劇場版!

(公開からかなり経つので若干ネタバレありで語ります!見たくない方はご注意を!)


私はですね、蘭ちゃんさえいなければ、コ哀派なんですよ。
でも蘭ちゃんがいなければコナンではない。
つまりコナンと哀ちゃんのラブストーリーは絶対的に必然的にありえない。


と、思われていた、、、!

しかし、公式がついにやってくれたのです。

本編に影響のない範囲でどこまでできるのか。

いくら灰原哀ちゃんメインといえど、期待しすぎてはいけない、、、。



期待以上でした、、、!


きっともう二度とないであろう灰原哀ちゃんメインの映画。
こんなにも、愛おしい物語をありがとう。

本編ではもう熟年夫婦のようになりつつ、登場初期には仄めかしていた、コナン(新一)を恋愛的に見ているかのような言動はなくなっていた。

蘭という人間を認め、新一と蘭が付き合ったことにより、もう恋愛目線で見なくなったのか。
それは哀ちゃんらしくもあり、一抹のさみしさも感じていた。

しかし、違ったのです。


今回の映画で、哀ちゃんは「私たち、キス、しちゃったんだよ」と言いました。


はい!先生!言質とりました!!!!!

何も言わなければ、「あくまで人工呼吸だったのかもしれない、でも……」と我々が悶々と妄想を繰り広げたであろうあのシーン。

哀ちゃんは、ちゃんと、キスと思ってます!!!

と、尊い、、、。(泣)


キス、しちゃったねぇ。
にこにこニヤニヤが止まりません私。


やっと、やっと、哀ちゃんが認めた恋心。
ちょ、おま、隠してたのかー!

それなのに、きっちり蘭ちゃんにお返しするという!返さなくていいのにー!もらっときなよ、哀ちゃんー!!でも返すのが、どうしようもなく哀ちゃんで、、、!
なんて、なんて、いい女なんだ、、、。

そしてまたこのシーン、海の底からコナンに手を引かれ、月の光に向かってゆっくりと昇っていく2人の映像のなんと美しいことか。

愛しさと切なさが溢れ、涙が溢れ。
感情が忙しかったです。


ほかにも阿笠博士の号泣とか、水も滴るコナン君とか、いいシーン盛りだくさんで、灰原哀推しってわけじゃなくても、久々にコナン観ますーて方でも映画的にものすごく楽しめるものになってると思います。

急にここだけハイテンションですみません。
まだまだ語りきれませんが、この辺で。


● アニメ

『スキップとローファー』

真面目だけどちょっとおバカで、不器用だけどまっすぐな、みつみちゃんが可愛い。
田舎者で周りの空気が読めなかったみつみは、ちゃんと傷つき、悩んで、納得いくまで考えて打破していく。

ほのぼのほんわかした絵と空気感の中に、チクッと痛む、やなきもち。
この胸の痛みを、青春の苦さ、若さ、という言葉で片付けてしまいたくない。大人になったら大人ぶってわかった気になって流してしまうような、悩みに一生懸命で、未熟でも等身大にぶつかっていく姿が眩しい。

優しくてカッコいい志摩くんは、みつみとは正反対に空気が読めて周りと上手くやってくのが上手くて、でも本当の自分を別に誰にも分かってもらいたくないしそれでいいと思い込んでいて。達観して一線を引いてる感じが、闇深くていいですよね。

2人が体育館裏で、文化祭の劇の歌を手を取り合って歌うのが、みつみが絶妙にちゃんと下手で、途中で笑っちゃったりもして、こそばゆいシーンになっててすきです。

りりか、分かってても納得しきれず、強い言葉で傷つけるしか出来ない弱さがしんどかった。自分ではもう止められない感じが。
寿美菜子さんの芝居がすごくよかったです。



● YouTube

「ドコムスさん『ぼくのなつやすみ3』
               ゲーム実況」

夏の風物詩として有名な『ぼくのなつやすみ』。

知っているけどやったことがなくて、気にはなるけど自分ではやらないだろうなーと思い、友達に勧められた実況者さんが配信していたのをキッカケに見てハマった。
(この夏暑すぎてリアルに具合悪くて外に出られなかったので1〜3まで全部見て夏を満喫した。)

私は元々、ゲーム実況って、人がゲームをやっているのを見るだけの楽しさがわからなくて、うるさく騒ぐイメージもあり、実はちょっと苦手だった。
けど、ドコムスさんは口調や言葉選びがおだやかで、ネタ知識も豊富でパッと入れるツッコミのセンスもいいし、聞きやすくて、ほかのゲーム実況にもすんなりと入れるようになり、ゲーム実況の面白さを知った。

ぼくなつ3は、北海道が舞台で、1、2と比べてワードも少ないのをあとで知ったが、そこがゆるくていい。
(2は物語がいいが意外にも内容が結構重い!)

ボクくんの、あどけなさがクセがなくていい。
(子役時代の千葉翔也さんが声優を務めてます。)
(1、2は高山みなみさんや大谷育江さん、坂本真綾さんなど個性の強い豪華声優陣でこれまたすごい。)

3は色んな "別れ" がテーマになっていて、言葉にしすぎない大人たちと、子どもらしく無神経なボクくん、そこをツッコんだり考察するドコムスさんの実況が面白い。
みどりちゃんの歌がずっと頭に流れるくらい見まくりました。

偶然にも、この春行った大室山が、2に出てきたトッテン山のモデルだったらしく胸熱だった。



ゲーム実況あまり知らないので、オススメある方ぜひ教えて下さい〜。




ざっくりのつもりが、長くなりました。

ほかにも色々観たり触れたりした年でした。
エンタメっていいよね。



来年も良いものも、そうでないのもたくさん観たいので、オススメめちゃくちゃ募集中。

よかったらコメントしてって下さい〜。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?