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【生活感想文】本好きの方へ・ブックサンタ

たまたまミイコさんのページから飛んで見つけた「はたらくたぬきち問わず語り」さんのブックサンタの記事を見て、クリスマスに子供達に本を贈れる、というシステムを知り、これは良い!と参加しました。


参加した理由

私も娘も読書中毒だと思います。「世の中で一番害の少ない中毒」と私は呼んでいますが、読みかけの本が手元にないと何となく不安になる。
 
そして図書館ユーザーです。図書館を利用する理由は
1.返却日があるので頑張って読みきる。
2.家に在庫が溜まらない。
3.無料(税金)!なので多少興味のないジャンルでも臆さず読める。
というわけで、非常に便利に利用させて頂いているのですが、二人してまぁまぁの量の本にお世話になっているのに、出版業界にほとんど貢献していない事を心苦しく思っていました。

そんな訳で「ブックサンタ」。もちろん本を届けられるのも嬉しいのですが、12月6日時点で5万冊を突破しているそうで、そのぶんだけ作家さん、出版社さん、本屋さんが少しでも潤ったかと思うと嬉しい限り。
今の時代リアル本屋さんを開店して下さっているだけで、本当にありがたいですものね。
本好きが自分の以外の人に本を押しつけ購入できるこのシステム。是非広まって頂きたいです。
 
参加するとステッカーが頂けるのですが、娘は「このステッカー『NO BOOK NO LIFE!』とかにしてくれればいいのに」と言っておりました。

贈った本

さてそんな訳ですので、当然二人とも贈る本は「推し作家」の本となります。
 
<娘が贈った本>
妖怪アパートの幽雅な日常/香月日輪

小学校の頃から大好きな本で、確実に私の言葉よりも香月日輪さんの言葉の方が、彼女の心に染み入っているかと思います。
私は「親の価値観や言葉だけで我が子が育っていくなんて、なんて恐ろしい」と思っていたので、嬉しい限り。
そういう意味では子供が読書好きに育ってくれたおかげで、色々な作家さんに子育ての一端を担って頂いている、とも言えますね。ありがたい。
娘は「来年から同じ本3冊ぐらい贈ろうかな。」と言っております。
もはや布教?

<私が贈った本>
スティル・ライフ/池澤夏樹

こちら私が10代後半ぐらいに初めて読んだ池澤本で、その静謐で理知的な文章に一気に虜に。その頃は「この文章のような人になりたい!」と思ったものです。
長じてすっかりガチャガチャとした人間になってしまいましたが、今でも私の憧れです。
「妖怪アパート」は書店に在庫がなく、取り寄せをお願いしたのですが、私は「書店にある池澤夏樹を適当に贈ろう」と思っていたら、何と初めて読んだこの本が書店にあり、運命を感じました。
 
ちなみに家に帰って久々に読みたいなぁ、と本棚をあさったら、他の池澤本は何冊かあったのですが、運命の「スティル・ライフ」がありませんでした。。。恐るべし私の断捨離魂。
 
よく断捨離関連の本には「捨てて後悔した物はありません!」なんて出てきますが、そんな事ないですよね。あ、あれ私捨てちゃってたんだ、と思う事よくあります。 


この本を受け取って下さった方が喜んで下さるのかは正直よくわからないのですが、本好きの方は是非!12月24日までです。


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