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#4)人生を先払いに変更したら超イージーモード説【私の憲法】前文4項解説

【ご挨拶】~健康で文化的なちょうどいい生活のために~

はいさい。こんにちは。社畜のシロです。
健康で文化的なちょうどいい生活を送り続けるための知識を発信しています。
数年前に沖縄から上京して、国家公務員の総合職として霞ヶ関で日々奮闘しております。

この「私の憲法」シリーズは、電車の乗り方を覚えたばかりの新米国家公務員である私が、まぁまぁ激務な社会人生活を、健康で文化的に、かつちょうどよく生き続けるためにまとめた知恵袋になります。

公務員という職業柄もあり、かなり真面目な内容になりますが、出来るだけ面白く、健康で文化的な、ちょうどいい生活の役に立つ記事にしたいと思っています。

数十冊~数百本の書籍、動画、論文等から健康で文化的に生きる知識をギュッとまとめたのが、以下の憲法全文です。

#0私の憲法 全文~健康で文化的なちょうどいい生活のために~

本物の憲法を真似て書いたので、表現がカッチカチすぎて、しかも約1万文字という読みづらいものなってしまいました。

この全文の補足・解説として、#1以降は、1錠ごとに区切って、読みやすい文章にしながら、雑談やたとえ話を交えて投稿しています。

【前文とは】忘れたくない道徳観のまとめ

「私の憲法」は要約すると

健康で文化的なちょうどいい生活を営むためには「絆、健康、お金、貢献感」が必要

という内容なのですが、前文と終章では道徳観についてまとめています。

憲法や優れた書籍、考え方の中から、忘れたくないものをピックアップしてまとめました。

【要約】やられたらやり返す。倍返しだ!

前文4項も日本国憲法を参考にしているので、少々読みづらいですが、ポイントとしては

返報性の原理をなめると人生スーパーハードモード

良いことも、悪いことも、だいたい倍返しされます。人に与えるものには気をつけましょう。

人生は基本、後払いシステム。でも先払いがお得。

人生は支払い方法を先払いに変更するだけで、スーパーイージーモードになるシステム設計。先にあげちゃう!これに徹しましょう。

ただし、返報性の原理が正常に働かないテイカーには気をつけてください。

【補足・解決】①返報性の原理をなめると人生スーパーハードモード

前文4項も日本国憲法を参考にしているので、非常に硬い表現が使われています。

噛み砕くと、

自分のことばかり考えて、他人に無関心でいると一生幸せになれません

これは、ずっと変わらない世界の法則、原則のようなものです。誰も逃れられません。

他人に関心を持つ、理解をしようとするということは、結局のところ自分のためになります。

このルールは、自由に生きたい、他人と対等な関係でありたいと願う、全ての人が守る義務があります。」

こんな感じです。

つまり、自分さえ良ければいい、みたいな人間は地獄に落ちると言っています。

地獄に落ちるというよりは、人生がスーパーハードモードになります。

これには人間の心理的な特徴から決定づけられています。

というのも、私たちの心には、もらったら返したくなるというシステムが存在します。

心理学ではこれを「返報性の原理」と言います。

この原理はやられたら倍返ししたくなるというシステムでもあるため、

別名を「半沢の原理」といいます。名称は冗談ですが、本当です。

今まで、好きではない、特に気にもしなかった人に告白されて、その日からなんだか気になってしまうあの心理。

バレンタインデーに義理チョコとか言って全員に配ってたけどホワイトデーには返さないといけないのではないか、と感じるあの心理。

noteでスキをしてくれた人にはスキを返したくなるあの心理。

あれが返報性の原理です。

考えているのではなく、反射的に起きる強力な力なのです。

資本主義経済では、サービスや財(形のある商品)を受け取る時に、お金を対価として支払います。

しかし、実は無料で配られたものであっても、対価は発生しています。

それが「返さなくては」という気持ちです。

ビジネスでも無料配布(試食や試着、無料体験など)することで、買わせる、だから採算がとれるわけですね。無料は高い

このように、返報性の原理は、他人から受けた仕打ちを根に持ち、やり返す機会を虎視眈々と狙う心理的傾向があります。

心覚えはありませんか?

返報性の原理も半沢の原理も、人にもともと備わっている「システム」なので抗っても意味がありません。

眩しいと目を閉じる、熱いものに触れると手を引っ込めるのと同じように自分の命を守る「システム」だからです。

そのため、自分の事だけを考えて行動していると、ほぼ確実に敵を作り、しっぺ返しされます。

(行動経済学の研究により、他人との関わり方における最も効果的な戦略は「しっぺ返し戦略」であることが明らかになっています。)

半沢氏の「やられたらやり返す!」というのは人間の本能で、基本的に良いことも悪い事も全部倍で返ってきます。

こうした人に本来備わるシステム、原理を敵に回しても何の得もありません。仲間にするべきです。

【補足・解説】②人生は基本、後払いシステム。でも先払いがお得。

上述の内容をまとめると、他人に関心を持ち、相手の考えや行動の背景を理解するように行動すると、相手もその態度を返してきます。倍で。

その方が圧倒的に人生、生きるのが楽です。

お金や時間など、限りある自分の時間を際限なく他人に使うことは出来ませんが、感謝の言葉や相手への関心、笑顔や良い感情の共有などは今すぐできるので、自分から与えにいきましょう。

他人に好意を抱いて欲しかったら、まずは自分が相手に好意を抱く。

プレゼントされたいなら、自分がまずは誰かにプレゼントする。

お金持ちになりたいのなら、誰かが喜ぶ商品を提供する。

フォロワーを増やしたいなら、自分から誰かをフォローする。

人生は基本、後払いシステムです。

よくよく考えてみて欲しいのですが、商品がない状態でお金を支払うことはありますでしょうか。

とりあえずお金を払って、どんな商品か確認する、ということはほぼありえないですよね。

通販でも、最初に写真やレビューなどで、商品について確認するはずです。

人の感情も同じで、まずは好意を与えると、その好意の質を確認し、相手は自分の感情の財布と相談しながら、好意を支払います。

なんだかこの表現はロマンも欠片もないですが、実際そういうものです。

自分が先払いで何かを購入することがないように、他人も先払いすることはありません。

もう一度言いますが、人生は基本、後払いシステムです。

そして、重要なことは、返報性の原理でによって、後払いだと支払う金額は2倍になるということ。

金利100%というスーパーハードモード設計。

だからこそ、先に与えるマインドの人は人生がイージーモードになります。

これはつまりどういうことかと言うと、支払い方法を先払いに変更すると4倍お得、ということです。

ポイント還元率200%のスーパーイージーモード設計。

商品をもらってから支払うと200円ですが、100円先に支払っておくと、200円の商品が届くわけです。

完全にシステムの設計ミスですよね。利用しない手はありません。

先に与えるマインドの人はビジネスに置き換えると起業家みたいなもの。

相手のニーズに的確に答えられた商品(相手への関心など)を提供できれば、莫大な富(好意など)が得られます。

だから、まずは与えましょう。

「汝、与えよ、さらば求められん」です。

しかし、1点、注意が必要なことがあります。

与えちゃいけないタイプの人も確かに存在します。

この世にはテイカー(Taker)という常に自分の利益を優先して、他人からもらったり、奪ったりすることに抵抗のない人種が存在します。

このタイプの人間に与えても、欲望にキリがないので、このタイプに与え過ぎることには気をつけてください。

テイカーは人間の基本的システムの返報性の原則が正常に働かないため、この人たちと関わっていると吸血され続けます。

具体的にどういうタイプの人かというと、

無料だからと言って試食品を全部食べようとするとか、食べ放題のビュッフェをタッパーに全部詰めて持って返ろうとするタイプの客です。

要は、ポイント還元セール対象外の人たちです。

勇気を持って、出禁にしましょう。

こういう人も、人類全体で見たときに必要なんだと思います。

しかし、私は他人の権利を守れる人だけが自分の権利も手にすることができると考えているので、このタイプの人は自分の人生において、積極的に関わらなくてもいいと思ってます。

少なくとも自分の権利だけを主張する生き方は尊敬できません。お互いのちょうどいいを見つけていきたいですね。

【再要約】やられたらやり返す。恩返しだ!

それでは要約です。

返報性の原理をなめると人生スーパーハードモード

良いことも、悪いことも、だいたい倍返しされます。人に与えるものには気をつけましょう。

人生は基本、後払いシステム。でも先払いがお得。

人生は支払い方法を先払いに変更するだけで、スーパーイージーモードになるシステム設計。先にあげちゃう!これに徹しましょう。

ただし、返報性の原理が正常に働かないテイカーには気をつけてください。


ではでは、ここまで読んでいただき、にふぇーでーびる。

すべての人が健康で文化的なちょうどいい生活ができますように。

引き続き、ゆたしくうにげーさびら。ではでは、また、やーさい。

(参考文献)

1)『影響力の武器』ロバート・B・チャルディーニ著

2)『他人を支配する黒すぎる心理術』神岡真司&匠英一&山岡重行著

3)『贈与論』マルセル・モース著

4)『GIVE & TAKE 与える人こそ成功する時代』 アダム・グラント著

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