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長沼町グルメ考 ~本屋KIBAKOと美味なるつながり~

北海道の長沼町(ながぬまちょう)は札幌の東。
新千歳空港にも近い!

何より、2024年7月20日(土)に開店する
相田 良子 さんの「本屋KIBAKO」
ある町、なのです。

本記事ではそんな長沼町の「グルメ」の
一端を紹介しつつ考察したい、と思います。

…誤解のないように先に書きますと、
私は長沼町に行ったことはありません。
本記事は「ネット情報」を私なりに
取捨選択して書いたものに過ぎない。

実際に町やお店を体感したレポートは、
相田さんや北海道在住の 砂押 美穂 さん、
「HUG&SHAKE」の
淀瀬 博行さん、Risa Takashimaさん、
「せんのみなと」の
高崎 澄香さん、長嶺 将也さん、
他、本屋KIBAKOを訪れて応援する皆様方が
発信してくださることかと思います。
ぜひ、そちらの記事もご参照ください!

さて、北海道の肉料理、と言えば、やはり
「ジンギスカン」ではないでしょうか?
「ジンパ」=ジンギスカンパーティー
なども盛んに行われている、とか…。

北海道では明治時代から
「羊」の飼育が奨励されていました。
主に衣服の材料になる羊毛を採るために。
長沼町の隣の岩見沢市では、1924年に
『羊肉料理法』のパンフレットがつくられ、
「羊肉の網焼き」が掲載されていたそうです。

戦後、一般にも普及する。
長沼町にも、いくつかの
ジンギスカンのお店がある。

このジンギスカンの「食べ比べ」
できるのが、長沼町を代表する温泉、
『ながぬま温泉』です。
天然温泉100%。露天風呂も源泉かけ流し!

まず思う存分、匂いたちこめ熱気ひしめく
ジンギスカンを堪能。その上で、
お風呂でしっかり匂いと疲れを取る…という
最高に贅沢なプランを満喫できるそうです。

さて、次に紹介するのは「カフェ」。
札幌から「ちょうどいい距離」にある長沼町は、
実はカフェの激戦区、なのだとか。

そのうちの一つ、
『カフェ ピアーノピアーノ』
本屋KIBAKOの近くにあるカフェです。

店主さんは、元公務員。
札幌から長沼に通っているうちに、
「せっかく長沼町でコーヒーを飲むのなら
美味しい焼き菓子と一緒に味わいたい…」
そんな想いを抱いた、とのことです。

料理に使う食材は、できるだけ長沼産。
そんな強いこだわりでつくられた
「ランチセットA」のドライカレーは、
うさぎをモチーフにしたかわいい
温玉トッピングの逸品、だそうですよ!

もう一つ紹介するカフェはこちら。
『コーヒータイムユズヤ』

馬追丘陵の雄大な自然を眺めながらの
美味しいコーヒータイムを楽しめます。
炭火自家焙煎、手作りのデザート。
「まるで友達の家でご飯を食べている」
そんな安心感に包まれている空間…。

2021年5月にオープンしたお店です。
東京から移住してきた店主が営んでいる。
「炭火焙煎」ではコーヒー豆の
個性的な味わいがしっかり感じられます。
過度な主張がなく、
優しい味わいに仕上がっている、とのこと。

取り扱うコーヒー豆は、品質はもちろん、
『環境』『動物保護』『農家さん支援』
などのストーリーがある物を
出来るだけ仕入れるようにしているそうです。

…さて、ここまでジンギスカンにカフェを
紹介してみました。肉とコーヒー。
「私、和食が好きなんですけど…」という方。
ご安心ください。
長沼町には、キラリと光る和食のお店も色々!

そのうちの一つ、長沼町の中心部に鎮座する
老舗の食事処が『いわき』です。

名物は、その名もずばり『赤字丼』
元々は「エビ天丼」という名前でしたが、
ある時、お客さんから、
「このエビ天丼じゃ赤字になるんじゃない?」
と言われたことをきっかけに爆誕したとか。

…なぜ赤字になりそうか、ですって?

それは、見ればわかります。
1本で20センチもあろうか、という
ビッグなエビ天が、何と5本ものっている!
もちろん揚げたて、サックサク。
テーブルに備え付けられた
『赤字漬』という漬け物と合わせれば、
もう「ご飯がススミスギル君」状態なのです。

…ただ、本当に「赤字」なら、
老舗になる前に潰れていたでしょう。
このお店は長沼町の皆様を愛し、愛され、
支えつつも支えられて
続いてきているんでしょうね。

ここまで、お勧めのお店を4つ紹介しました。

長沼町の「歴史と地理」については、
先日の記事でも書きましたが、
(下部のリンクからぜひ!)
最後に、このような美味が生まれてきた
「背景」をご紹介したいと思います。

長沼町は「開拓」の町です。フロンティア。
元は石狩大湿原。湿地帯でした。
年月をかけて開拓が進められ、
一大農業地帯へと変貌した町。

しかし、国の減反政策で方向転換を迫られた。
様々なアイディアが生まれ、実践されてきた。
ユニークな農業が生まれてきた場所なのです。

美味しい農産物にあふれれば、
それを活用しよう!という人も生まれる。
ましてや、大都市である札幌と
新千歳空港の間に位置するロケーションです。
札幌~空港を行き来する中でも、
ふらりと立ち寄れる場所。
人が集まる要素があります。移住者も。
そして需要も供給も…。


フロンティア・スピリッツの土台の上に
長沼町は成り立ってきた、と思うのです。
羊の飼育と活用。ほっと一息できるカフェ。
新鮮な野菜などの食材。赤字覚悟のエビ天丼。
これらは、一見バラバラのようでいて、
実はつながっているのではないか?

そう、時空間を越えてつながっていくんです。
お店も人も。LinkしてInしていく…。

「本屋KIBAKO」も、ただの本屋では、ない。
オープン告知のチラシの文から引用します。

(ここから引用)

『本屋KIBAKOは、本と人・人と町・
人と人とをつなぐ本屋です。
カフェ隣のスペースで月2回の古本販売。
暮らし・生き方・働き方など
様々な本を取り揃えております。
長沼町のお店の店主さん
おすすめの本などもあったり。
この本が好きな方ってどんな方なんだろう…
本に出会って、持ち主に会いに行くのも良し。
本を探しに、おしゃべりしに、自由に楽しく
過ごしていただけたら嬉しいです』

(引用終わり)

最後に、まとめます。
本記事では「長沼町のグルメ」について、
私なりに取捨選択して書いてみました。

2024年7月20日(土)。
「本屋KIBAKO」がオープンします。


毛糸が縦と横とに紡がれて
温かく身を包む衣服になるような、
羊肉が美味しく食べられて
明日への活力になるような、

そんなつながりのきっかけになる
お店になるのではないでしょうか?
相田さん、応援しております!

長沼町を来訪される皆様には、ぜひ、
カラフルでデリシャスでハートフルな、
「つながるレポート」をお願いいたします。
楽しみにしております!

※本記事で紹介した4つのお店については
「北海道Likers編集部さん」の
下記の記事を参考にしました。ぜひどうぞ↓

※『長沼町の歴史と地理 ~本屋KIBAKOを応援~』↓

※相田 良子 さんの
本屋KIBAKOのオープン前記事はこちら↓

※相田さんの本屋KIBAKOのnote記事はこちら↓

※長沼町のユニークな農業のひとつ、
『空飛ぶパンプキン』の記事はこちら↓
「美味の秘密は太陽の光、収穫待つ「空飛ぶパンプキン」」↓

合わせてぜひどうぞ!

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