高校教育は一回ぶっ壊してしまえ
公立学校の存在意義が問われつつありますよね最近。
コロナウイルスの影響で休校がつづき、在宅の先生方もいる、授業もインターネットを利用して動画で配信している、(学校によってはオンライン授業をやっているところもありますし、)こんな状況の中で、
「これから先これもう学校で授業する必要があるのか?」
と言い出す先生もいるくらいです。そう、学校の先生も、学校の存在意義を疑問に思うようになってきている。
正直な話、学校制度そのものを一回思いっきりぶっ壊して、再構築すべきだと思います。スクラップ&ビルドですね。行政の方々は「おそらく崇高で最先端であろう」様々な教育方針を掲げていますが、理念ばっかり素晴らしいものになっちゃって、根本的な部分をいろいろ見直さないと、本当に無理です。そんなこと。
例えば、
・学年・クラスを廃止。
・教員の研鑽と修養に励む時間をもっと確保する。
・総合的な探究の時間のような科目を週の半分以上設定する。
・学校設備の大規模な改革。(ICT関係も含めて)
・民間の方々との積極的なコラボ企画を実施(講演会、インターンなど)
・どこの学校でも生徒会を機能させる。
とか、いろんなところを思いっきり変えてしまえばいいと思うんですね。
自由で柔軟なシステムであるべきだと思うんです。その中で、様々なことを学んでいく。探究もやるんだったら本格的に探究であるべきだと思うんです。
今の学校制度のまま、新学習指導要領に移行したところで、おそらく高校教育はあまり変わりません。あるいは、公立高校でありながら学校間であらゆる格差が生じてくるでしょう。結局、新しいことをやろうとするとき、あまりにもハード面に欠点や不足点が多いんです。ですから、結局学校の裁量の部分やあらゆる制度を活用して経営努力をした学校と、ことなかれ主義代表みたいな学校で、格差が出てくるってわけです。
あとは、変化を拒む教員が一定数いるというのもあります。実際、パソコンをほぼ使えない教員の方もいるぐらいですから。
「ICTとアクティブ・ラーニングは若手がやればいい」
と考えているような先生方、結構いると思いますよ。
劇的に変化し続ける現代に対して、あまりにもスピード感がなさすぎるのが今の教育です。行政も現場もとにかく変化を嫌う。
生徒たちは、我々の変化を待ってくれない。どんどん成長していくんです。それに対して、教育はあまりにも時代の変化についていけていない。少なくとも、文科省は一応そういうことには気づいているんですよね。だったら、もっと根本的な部分から思い切って変えればいいのに。これだと、本当に我々の仕事が増えるだけなんですよ。
まずは、スクラップから。スクラップ&ビルドで、まず今の教育をぶっ壊して、やり直せばいいんじゃないですかね。そして、もっと自由で柔軟な教育をすべきです。
ただ個人的には、人間として大切なことを徹底的に大人が躾ることも大事だとも思うんですね。そこの間で結局いつもモヤモヤ考えることになってしまう…。教育って本当に難しい。