落合陽一 日本進化論 孤立化した子育てから脱却するために
今日も日本進化論のご紹介。今回は第3章の「孤立化した子育てから脱却するために」の要約をします。
子育てが難しい理由
なぜ、日本での子育てが難しいのか?
それはこの章のタイトルにあるように、孤立化です。
そして孤立化の大きな要因は「核家族化」で、それに伴い家族を取り巻くコミュニティの数もその繋がりの強さも減っていったから、親の時間的、精神的、そして経済的負担が増えてしまっているのです。
ITインフラを活用した「地域コミュニティ」の再構築
これを解決するにはITを活用した地域コミュミニティの再構築が必要となります。
インターネット上のサービスでベビーシッターとのマッチングを行ったり、地域コミュニティをSNSのグループのような形で再現して、困ったことを発信したり助け合うようなことです。
この章での学びをどう行動に結びつけるか?
私自身も小学生の2人の娘がいますが、うちは専業主婦なのでお金の心配以外で困ったことはなく、正直あまりピンとこない話題ですが、本の中で
これまでは「勤労世代が高齢者を支えなければならない」と言われてきましたが、今後はむしろ「高齢者が勤労世代を支える」という発想が求められるようになるかもしれません。
とあり、確かに高齢者の社会的役割として子育て世代への協力はもっと増えても良いと思うし、そのためには高齢者の定年を一律に伸ばして働かせることよりも、ベーシックインカム的に年金をもらいつつ、これまでの経験や知識を活かして地域貢献してもらうほうが良いと思います。
高齢者の地域貢献と言うと世代間交流のためのイベントを開催する、というような発想に陥りがちですが、もっと生活に密着した形の支援が出来るよう変わっていかなくてはいけません。
自分の住む地域でも、新しい発想での地域コミュニティの形を考えて提案していきたいと思います。
日本進化論のレビューはこちらから