目標を立てるより大事なこと
今日は目標の達成の仕方について考えてみる。
大きな目標と小さな目標を立てるだけでは足りず、「意図と習慣」を挟む必要があるのではないか、という仮説を立てて書いて行く。
まずは大きな目標があるとする。
私なら「本を出版する」とか。
本を出版するのだけが目標なら、ただ毎日、特定のテーマの文章を書き溜めて行けば確実に達成出来る。
自分の成長度合いや目標達成の進捗を測るために小さい目標を立てるのもいい。
そう考えると、「本を出版する」のは小さい目標かもしれない。
本を出すことで今の本業以外の収入源を得たいのならある程度は売れなくてはならない。
じゃあ売れる本を書くのが目標?何部売れれば良い?
大きな目標にこだわると、目標を立てるだけで疲れるし、あまり意味がなさそうな気がしてきた。
遠くの山を目指すのに、山に生えているどの木を目指して進むかに悩むことに意味がないように。
登山ルートはある程度近づいてから考えれば良いのだ。
「意図」は大きな目標に似ているが、もう少しふわっとしている。
日々の行動の積み重ねである「習慣」の「理由」みたいなもので、習慣の後押しをしてくれるものである。
どんな立派な目標を立てたところで、一歩一歩が苦痛なら実現することはないだろう。
大きな目標を小さな目標も、「意図と習慣」という道のりの途中に建てられた標識みたいなものである。
道のないところに標識を立てても無意味なように、まずは「意図と習慣」から始めるべきである。
目標とは少し違うが、今日の文章のように「仮説」を立てるのも良い。
「こうすればもっとうまく行くのではないか?」という仮説を立てて、「意図」と「習慣」で実践し、検証する。
検証の目安として「目標」が使える。
そして検証結果を元に習慣を変えていく。
「自分を変えたい」という意図を持って運動を習慣化し、トレーニング方法を仮説と検証を繰り返しながら変えていき、それと共に体型や体力が変化していき、仲間が増えて確実に人生が変わった体験を、他のことにも応用してみようと思う。