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自分の適材適所、チームの適材適所ってどうやって決めたら良いの?
こんにちは、hissyです。皆さんは自分や一緒に働く人の特性をどれくらい認識できていますか?「あたし、人を見る目はあるから☆」と感覚に任せていませんか?
今日は自分の適性を活かした楽して成果を出す道の見極め方およびチームワーク、組織作りに使える人の特性の理解を深めていきましょう!
1.hissyも昔は人を見る目のない奴だった
私の20代後半までの働き方は典型的なワーカホリック野郎でして、サービス残業上等!で時給換算すると、どの国の最低賃金やねん、な36協定完全アウトな働き方をしていました。「ほかの人が働いてるときは超絶働く、他の人が休んでいるときにも働く、だから勝つ!」なんてことを本気で思っていました。今思うと、かなり痛いです。。そして、それを部下にも要求してました。「なんでできないの?なんで?」「では、今の決定事項を、今日中に実行お願いします(現在の時刻17:00)」というパワハラ発言連発しておったわけですよ。すると、当たり前なんですが人がドンドン辞めていきました。「俺のやり方についてこれない奴はいらん」くらいに最初の頃は思っていましたが、そのうち見事なまでに、ポツンと孤立したわけです。まぁ、どこかで聞いたような話だと思うのですが、当事者として当時はとてもショックでした。
そこで考え方を変えたのです。
2.人の特性を理解してみた
まず私は自分で言うのもなんですが当時の私は「人の気持ちがわからない」野郎なわけで、占い師やメンタリストのように人の考えを見抜いて先読みしたり共感したりする力0だったのです。そして、そういう力を身につけるのも「無理だなー。」と思いました。という事で、科学的アプローチを試みたのです。それが、ビッグ5分析とMBTI分析です。ビッグ5というのは名前の通り人間の特性を以下の5つで説明するという心理学の理論です。簡単にイメージを下記きます。
・外向性
人見知りしなかったり人との交流が楽しいと思えるような人は外向性が高く逆は低い。
・開放性
好奇心が旺盛で新しいものにチャレンジしていきたいような人は高く保守的な人は低い。
・誠実性
ゴールに向けて真面目にコツコツ物事に取り組めるタイプは高く、即興で物事をこなすようなタイプは低い。
・協調性
空気を読んで人と協力するようなタイプは高く、空気が読めないタイプは低い。
・神経症的傾向
心理的なストレスを受けやすく色々なことが気になってしまうようなタイプは高く、図太いタイプは低い。
まず自分をBIG5分析してみたのです。
3.自分の特性を文章化してみる
まずは自分のビッグを5をそれぞれ10点満点で自己診断しました。
・外向性:1点
・開放性:8点
・誠実性:9点
・協調性:1点
・神経症的傾向:2点
要は、「超内向的で対人コミュニケーションはストレス、好奇心旺盛でコツコツとゴールに向けて取り組むが、空気を読むことはできない、メンタル強めな人間」ということでした。なんだ、そんなことかと思うことなかれ、自分で自分を数値化、文章化したことでカナリ気づきがありました。
4.苦手なことはしない。得意なことをする。
自分のビッグ5を見ると得意なことと苦手なことが明確に分かれていることがわかりました。次に当時仕事で行っていた物事にビッグ5をマッピングしていきました。例えば、”社外の取引先との交渉”であれば「外向性と協調性を発揮する必要があるかな」といった具合に仕事にビッグ5の色を付けていきました。
すると、自分が苦手な仕事と得意な仕事の種類が浮き彫りになりました。私の場合、外向性と協調性が低いので他者とのコミュニケーションが仕事の核になっているような類の仕事は”苦手”になり、一方で開放性と誠実性が高く神経症的傾向が低いので結果が出るまで時間がかかるかもしれず、ストレスもかかるようなプロジェクトなんかは得意、となるわけです。
そののちに、自分のしている仕事の”苦手”を手放していきました。無理に自分でやらない、人に任せてしまう、という事を意識的に行いました。その後、空いたリソースを”得意”な領域の仕事に振り向けるべく、該当するような仕事やプロジェクトに積極的に参加ないし自身でプロジェクトを立ち上げていきました。また、先の数値化・文章化した自分の特性と仕事のギャップが無いかどうかの棚卸も定期的に行います。数値化・文章化の良いところは、この見直しがしやすいという点があります。
この棚卸をしたことで、ワーカホリックから解放されました。なぜかというと生産性が爆上がりしたからです。短時間で結果が出せるようになったのです。なんせ、自分の得意なことだけに集中しているので、そりゃそうだ、なのですが、意識しないと絶対に出来ないことだと今でも思います。
5.周りの人の特性も理解しよう
次に自分の周りの人の特性も理解していきました。ビッグ5しようぜ!とルフィのように誘ってみても外向性が低いコミュ障な私の力では「はぃ?」と思われてしまうだけなので、以下のサイトを使いました。
このサイトはMBTI診断というビッグ5とは違う種類の特性診断なのですが、いくつかの質問に答えていくだけで結果が出るのと、結果が以下のような感じでポップなイメージで出てくるので面白半分、皆でやってみよう!という感じで布教させましたw
そして、この結果をシェアしてもらい、データベース化しました。〇〇さんは、この型で、▲▲さんはこの型ね、という感じで。そして、このデータベース利用こそ、私がパワハラ野郎から脱却したきっかけになります。
5.皆の特性の”得意”を任せよう
自分の時にやったように、データベースのそれぞれの人が得意としていることと苦手としていることを意識して仕事を任せたり、コミュニケーションをとり始めました。すると、チームの全体の生産性が上がり、メンバーのストレスも下がり、1年くらいで離職率0%のチームに生まれ変わりました。この変化は自分でもびっくりしました。自ずと成果も上がり評価も上がりと仕事が楽になりました。
適材適所は、まず人の特性を理解しないことには始まらない、感覚ではなく科学的アプローチを行う事で結果も明確に出る、ということでまずは自己分析してみましょう!
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