マガジンのカバー画像

世界と身近な環境についてのノート

15
ハイズマン_ラボ(廃’sMAN_LABO / Hi'sMan_Labo)//// 環境・廃棄物・リサイクルに関する状況、いま社会で困っていることなどをタイムリーに配信していきます…
運営しているクリエイター

2019年5月の記事一覧

新しい世界が直ぐそばに

新素材の研究が進んでいます!!! そして、研究所内だけでの生成ですが実際に生成することに成功しているようです。 このようなニュースを聞くと子どもたちの未来が明るくなりとても嬉しいですね★ 今後の商社は、廃プラを購入して転売するようなリサイクルビジネスではなくこのような素材研究に協力していたり、既存廃棄物をどういうふうに使うかの用途研究などをメインとしていく活動が必要となってくるでしょうね。 商社さんのようにハイボリュームを動かすことは難しいと思いますが、ハイズマン自身小

やはり国内の廃棄物事情はネガティブな方向に向かっていた

深刻化している廃棄物の問題。 日頃当たり前のように回収してくれている一般的に言うゴミ。しかしその回収した後の出口に関してだんだんと問題が大きくなってきている用に感じます。 なぜ、ここまでの状態になってしまったのか? きっと『回収業者がちゃんと処理していないからだ!』 と言ったような意見も多く出るかと思います。が、根底はまた違うと私は思っています。 過去この業界に関わる会社で仕事をさせて頂いていましたのでこそ感じることです。 排出元(いわゆるゴミを出している最初の元先のこ

廃プラ、産廃も焼却の要請へ!!

中国が固形廃棄物の輸入を原則禁止にしていこう、世界中の廃プラが行き場を失い各国で問題が起こりました。 その後は東南アジアを経由しての貿易が盛んになり、ハブとなった諸国は大量のコンテナが一気に入ってくることとなりコンテナ滞留問題や、粗悪な品質の廃プラが多く入ってくることとなったりと別の国にて新たな問題が発生しました。 こうしてみると、右が駄目だったから左に出したというふうに、ただ単に別の場所へ持っていくようにしただけなので当たり前ですよね。 しかし、このようなことがこの業

セルビアの廃棄物③ 〜訪問した感想や他情報〜

セルビアの廃棄物③ 〜訪問した感想や他情報〜 目次 1.廃棄物の状況 〜郊外編〜 2.廃棄物の状況 〜市街編〜 3,訪問した感想や他情報など ⬅︎⬅︎⬅︎ 今回 まずは改めてセルビアという国を皆さんに知ってもらいたいので以下にポイントを記載させていただきます。 ・言語:セルビア語 ・国土:北海道と同等 ・人口:712万人(埼玉や愛知と同じくらい) ・平均月収:4〜5万円 ・東日本大震災時に欧州から義援金があったが、震災1ヶ月後セルビアが欧 州最大の義援金を送ってくれた ・

セルビアの廃棄物② 〜市街編〜

セルビアの廃棄物② 〜市街編〜 目次 1.廃棄物の状況 〜郊外編〜  2.廃棄物の状況 〜市街編〜 ⬅⬅⬅ 今回 3,訪問した感想や他情報など 前回に続いて、今回はセルビアの首都ベオグラードの街を探索してきました。 先ずは以下いくつか街の写真!! テラス席がたくさんあって、ステキな街です★ 特徴的なのが、日本と違いスマホ歩きしてる人ほとんどいません!!! そしてカフェしている人たちも、スマホをいじったりする人をほとんど見かけません。 恋人・友人・家族との会話の時間を楽

セルビアの廃棄物① 〜廃棄物の状況 郊外

セルビアの廃棄物① 〜廃棄物の状況 郊外編〜 こんにちは! セルビアという国を皆さんご存知でしょうか?ご存知の方も少ないと思いますが、ヨーロッパ最古の都市ベオグラードがある国です。 街並みは昔の建物が残り、だけど景観はよく街を歩いているだけでも気持ちがリラックスしてしまう街でした。 しかもこちらの国は賃金が安く、イメージし易く言えばフィリピンと同じくらいです。しかし飲食店の価格は日本より少し安いくらい。。。 そんな国の現在の廃棄物事情を現地にて見てきましたので共有させてい

日本の方向性

GWもおわり、みなさん仕事と学校と始まりましたね! GW関係なくお仕事をされてた方も沢山おられると思います。 お疲れ様でございます。 さてここからは環境に関してのお話になります。 昨年の夏ころに固形廃棄物の輸入に関して中国がストップをかけて依頼、東南アジア地区へ廃プラスチックを輸出する傾向へと国内のほとんどの会社がかじを切りました。 その結果ASEAN地区に多くの廃プラが流れこみ、環境問題にまで発展してし各国揃って輸入の規制を強化していきました。 ベトナム、マレーシア、フ

ロシアの廃棄物について③

ロシアの廃棄物について③ ◼️目次 1.廃棄物の状況 2.これからの方針 ・・・・ 前回 3.個人的な感想、他情報など ⬅⬅⬅⬅ 今回 ロシアのモスクワへ訪問して気づいたことや感じたことを以下に箇条書きに残しておきます。 当たり前じゃん!と思われる方もいると思いますが、そうではない方もいますので、ここでは日本との違いを中心に当たり前的な部分も含めて記載していきます。 この気付きを共有するなかで他メンバーの方目線で何か別のことを感じ、その方が新たなビジネスを生み出すかもしれ

ロシアの廃棄物について ②

前回の続きになります ◼️目次 1.廃棄物の状況・・・・前回 2.これからの方針 ⬅︎⬅︎⬅︎⬅︎ 今回 3.個人的な感想、他情報など 【2,これからの方針】 前回のポイントとして、ロシアでは分別をスタートし始めているが中々浸透ができていたに状態。 そんな中、ロシアの方向としてはこれまで野放しになっていた“不法投棄”や“不法埋立て”をゼロにしていくことです。 国の中でも様々な目標を設けています。 ・2024年までに、都市居住区内に存在する違法埋立地をゼロにして、土

ロシアの廃棄物について①

ロシアの廃棄物について ロシアのモスクワに行ってきました ネットで検索すれば色々と情報は掴めますが、現地の人に直に会って話を聞いたり、街を歩きながら現地の人の生活行動を観察することで、新しく理解できたこともありました ◼️目次 1.廃棄物の状況 ⬅⬅⬅ 今回 2.これからの方針 3.個人的な感想、他情報など 1.廃棄物の状況 ロシアの一般廃棄物の年間排出量は7000万トン以上(都市ごみ)あるなか、焼却施設などが不足しいて、ちゃんと処理できている割合は1割程。残りの9割