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日本の方向性

GWもおわり、みなさん仕事と学校と始まりましたね!
GW関係なくお仕事をされてた方も沢山おられると思います。
お疲れ様でございます。


さてここからは環境に関してのお話になります。
昨年の夏ころに固形廃棄物の輸入に関して中国がストップをかけて依頼、東南アジア地区へ廃プラスチックを輸出する傾向へと国内のほとんどの会社がかじを切りました。
その結果ASEAN地区に多くの廃プラが流れこみ、環境問題にまで発展してし各国揃って輸入の規制を強化していきました。

ベトナム、マレーシア、フィリピン、韓国、台湾。。。。。それらの国で加工してペレットにして中国へ輸出。

中国がだめならば他の国へ。。。。
そして中国はペレットという形状ならば輸入OK。。。。
ならばそのルートを。。。。

自国で出した廃棄物を他国で加工するということは、必ず加工現場では排水などが発生します。廃棄物も発生します。
シンプルに言うと、結局は他国に負担を与えてしまっているのが答えです。そして、そこに関しては”外部出したのだから関係ない”という感覚でビジネスとなっているのがこの業界です。

そして今回以下内容が全国紙の新聞に掲載されました

海外の国が輸入の規制をかけたのではなく、日本が廃プラの輸出を停止させる方針を決めたのです。

自国で発生した廃棄物をリサイクルするのであれば、自国内で加工までする。どこまでの加工が必要か?とのことまでは明確ではありませんが、これからの業界の動きはとても興味深いものです。


これまでこの業界の貿易により利潤を得ていた企業がどのような立ち位置になるのか?手離れがよく、輸出による消費税の還付金のみでも大きな金額の利益を得ていた商いが一つの幕をおろそうとしていく感じがします。

わたしもこの業界に身をおいていた経験がある人間として、とても考えさせられました。

環境ビジネスとうたっていながらも、競合との競い合いをし生き残っていくために、環境に良い正攻法のサービスではないアプローチも沢山見てきました。

海外へ輸出したのちどのようなフローをたどって、このリサイクルビジネスを完結させているのか?まで確認できていない企業もみていました。

輸出したのちは、相手の責任になるので関係ない。。。。
そんな考え方になってしまっている業界でした。。。。

もちろんそうではない企業様もいらっしゃいます!!!

しかし、かなしいかな
「正直者ほど馬鹿をみる」という言葉があるように、賢い(ずる賢い)商いにより莫大な利潤を得ている企業も沢山あります。そしてそれを隠すかのように、自社HPでは事例集としてポジティブな情報発信をされているところもあります。

ITが進むにつれて隠し事ができにくくなっています。
賛否両論あるかと思いますが、今回の方針が日本にとってではなく、地球上の生き物にとって環境にとって良き方向へ進んでいくことを願っています。

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