「ホームにて」 中島みゆき

上京があればその逆もある

夢を抱えて上京したけれど
夢が破れて故郷へ還る

故郷に帰ろうという思いと
ここに留まろうという思いがせめぎあう

電車はテールランプの残像を残して彼方に去っていく

ホームには故郷への想いが残される
幾人もの想いが積み重なっていく

宙ぶらりんになった魂を
癒すかのように輝く都会のネオン

でもその魂は人口の光では癒される事がない

ホームには名残惜しげに残された魂が降り積もっていく

いつまでも