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「ラスト・オブ・モヒカン」(アメリカ映画)

大航海時代というのは、その華やかなイメージとは裏腹に
実は、大侵略時代であったのは、周知の事実ですね。
特に南米などは、既存の文明が破壊されつくしましたし。

その時代のアメリカ。

大航海時代より数百年後、アメリカはイギリスより独立を果たします。
そして内陸部への開拓という名の侵略が始まるわけです。

文化が違うわけですから、おそらく両者共に
とても異質なものを感じたに違いないでしょうし
あまりの違いに恐れを抱いたことでしょう。
その恐れから、人々は武器を手にして自衛に走る。

その時に、もし対等な目線での話し合いが行われていれば。。。

そんなことを考えてしまいます。

追い詰められたものは、窮鼠猫を噛むではないですが
必死になって抵抗をする。
戦いが始まると、武器で勝る方に軍配があがるのは自明の理です。


文化が違うもの同士、
同じ場所での共存は難しいと思います
でも。
お互いの居る場所、テリトリーを侵害しないようにさえすれば
共存はしていけると思うのです。
300年ほど前、そのような決断がなされなかったことが残念です。

失われた伝承、文化。
その重みは計り知れません。

そんな思いはこんなやり取りを読むに付けさらに増加します。
とある博物館でのお話。

展示している遺物をどうするか・・そんなミーティングがあったようで
そこにはネイティブアメリカンの長老も呼ばれていた。
その中で毎晩古い子供向けの人形が、置いてあった場所から動いている、
それはなぜなのか・・そんな話があったそうです。
そのときその長老がつぶやいたそう。
「なぜあなたたちは魂の話しをしないのか。昔の少女の魂がその人形と遊びに来ているのだ」

(星野道夫さんの書籍より。思い出して抜粋。)



いろんなことを考えてしまう映画ですね。


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hisataroh358
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