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クリント・イーストウッドの描く世界観 ~「ヒア アフター」アメリカ映画

ヒーラーというのは、人を癒すからこそのヒーラー。
それを霊能力者とかサイキックとかという言葉にしてはいけない。

オカルトではない。
普通の人に見えない世界が見えるからサイキックというのもどうかと。

つまりは、いかにイーストウッドといえども、ヒーラーやスピリチュアルの世界の理解度は、このくらいだったということなんだろう。

ただ、自分が持って生まれたその宿命に苛まされて悩み、自ら救いを求めていくような主人公の描き方をしているのはリアルで秀逸。

引き寄せの法則があるように、人物が次第にとある地点に集約されていくのも自然だと思う。偶然の必然で、そういうこともあるとおもう。

過去しか見えなかった人が未来を見ていくようになるのも、彼自身の成長を描いているようでよかったとおもう。

But

冒頭の津波のシーンは余計。リアルではあるが、これを描くことは無かったとおもう。かの女性が臨死体験をすることを描きたかったなら別の方法もあったはず。映画全体が静かな流れに乗っているのに、ここだけ激しいので違和感ありますね。

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hisataroh358
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