「夢の吹く頃」 さだまさし
夢の吹く頃、、誰でもおそらく、たった一つかもしれないけれど、今まで生きてきた過程で、何か、自分を後押しするような風が吹いたと思う出来事があったと思います。
運、なのか、気、なのかはわかりませんが、何かの良い流れが舞い込んできたような。
小説「坂の上の雲」の冒頭で、
明治の日本人は、坂の上に漂う雲(これが夢や希望の象徴。得体のしれないすぐ、姿形を変えてしまうが、確かにそこに見えているもの。)を目指して長い長い坂道を登っていった。。というような描写がありました。
坂道とは人生ということでしょう。
作家の魯迅は、
「ただそこに道があるわけではない、人が歩いてく過程で、そこが道になっていくのだ」というような言葉を残しています
この道もまた人生のことでしょう。
この道は、果てしなく遠くまで続いているようにも見えるし、輪廻転生というか、血脈が受け継がれていくことを考えると、それこそ、終わりのない道、終わりなき旅。
季節が廻り、やがて春が来るように、何らかの淡い、ぼんやりとした希望や夢を目指して、我々は人生、輪廻転生の流れの中を歩む途上にいるのでしょう。
いつか夢が吹いて来ることを期しながら。
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