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音を日常の彩りに

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人は毎日、日常的に衣を纏う。その日の気分に合う色をチョイスして。日常に彩りをもたらすため。誰かが奏でた音。音楽。そんな音に力を借りて、毎日に少しでも彩りをもたらす事ができれば幸い…
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2024年8月の記事一覧

混沌とした時代に必要とされたアルバムかもしれない ~「Mariah」マライア・キャリー

誰もが純粋に、何にもとらわれず、本能の赴くままに、突き動かされている瞬間がある。 歌う喜…

hisataroh358
3か月前
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モラトリアムの時期があっても良いじゃないか。その時期をどう過ごすかが大切なのだか…

何が正しくて、何が間違っているのか。 これから先のことを見通して考えようとする場合、答え…

hisataroh358
3か月前
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その時、灯りは、あなたとわたしの2つになって一層輝いていく ~「その時生まれたもの…

利他という言葉について考えてみます。 利己的がその逆の言葉。それはまさに自己中心的な意味…

hisataroh358
3か月前
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80年代という時代の息吹と、時代の名残を感じる ~「Beat Pops」RCサクセション

RCサクセションに限らず、桑田佳祐も、矢野顕子も、レベッカも、泉谷しげるも矢沢永吉も80年代…

hisataroh358
3か月前
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なぜメガデスがメロディアスなアルバムを残したのか ~「Youthanasia」メガデス

スラッシュメタルという音楽ジャンルがある。今もこの呼称は存在しているのだろうが、音楽ジャ…

hisataroh358
3か月前
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精神的に成長した新しい彼女の姿を十分に表明しているベストアルバム ~「anytime」小…

80年代のアイドル全盛期。 当時は今とは違い、誰もがアイドルになれるわけではなく、どこかに…

hisataroh358
3か月前
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その頬を冷たくさせていたのは何だろう~「冷たい頬」スピッツ

おぼろげな記憶の中に合って、一つ、確かな実感として覚えているのは、ある感触。 温度を伴う感触は、どうしても記憶に残るようだ。 あの、冷たい頬の記憶は、いつまでも消えず、自分をさいなむ。 それは、あの人の頬でもあり、自分の頬でもある。 その頬を冷たくさせていたのは、吹き付ける風だけではなかったんだ。

思いはしっかりつながって伝播していく ~ Des'ree「You Gotta Be」

あなたは何にでもなることができる というメッセージが繰り返される素敵な楽曲。 1994年発表…

hisataroh358
3か月前
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このサントラに収録されている楽曲たちは、夏、湘南、海の香りを強烈に思い起こさせる…

北国出身であり、夏よりは冬が好きであり、海よりは山であり、夏の日差しよりも冬の雪景色が恋…

hisataroh358
3か月前
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いつか世界が終わるときがきても、彼女の新しい世界を待ち続けたい ~「瞬間的シック…

どんなアーチストも、自分の好きな音を追求していた時代から、どこかで、世の中の声や雰囲気、…

hisataroh358
3か月前
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1945年のある日 ~ 「永遠少女」ZAZEN BOYS

1945年は、全世界的に記憶される年。 映像や書籍で見聞きするその年の出来事は、実体験が無く…

hisataroh358
3か月前
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暑い夏。どこか涼しい場所で、寝そべりながら聞いていたい作品。~ 「A Sigh of Ghost…

テクノというジャンルは、無論、テクノロジーという言葉の略であり、それが音楽の1ジャンルに…

hisataroh358
3か月前
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この作品は、淡くもろい愛にあふれている。 ~ 「十七歳の地図」尾崎豊

北の国から'87「初恋」。 純(吉岡秀隆)と、れいちゃん(横山めぐみ)が、畑の小屋で雨宿り…

hisataroh358
3か月前
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サーフィンの語源の意味を、恋愛模様に置き換え、都市風メロディをまぶした楽曲 ~ 杏里 「Surf City」

どういうわけか、遺伝子の名残なのか、海の中に入ることが好きではありません。 海を見て癒されたり、波の音を聞きながらぼんやりしたり、港のある風情ある街を散歩したりするのはとてもすきなので、どうやら、水の中に入ることが嫌いなのでしょう。 小学生時代も水泳授業は憂鬱でしたし、海水浴に行っても、波打ち際を駆けるだけ。 そんな風な具合ですから、一生涯で絶対やらないと思うのが、サーフィンです。 あの人の背丈以上の波の上を、無防備なサーフボードで滑り降りるという行動は、とてもできま