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裸の自分で演壇に立つ

もうやめよう理屈で武装した講演 20241105
裸の自分の実感語ろう。

11月30日は、千葉大学で開催される大村はま記念国語教育の会の全国大会で講演する。演題は「楽しい国語教室実現の道―大村はま実践に学ぶ」。今、その準備をしている。
が、どうしても証拠と理屈を構築しようとしてしまう自分がいる。
今回は、それをやめようと思う。
大村先生との出会いは、半世紀ほど前のこと。大村先生の現職時代の12の授業(1977-1980年)を参観した。
そんな体験を持つ自分は、残り少なくなってきた生き証人の一人でもある。
今回の講演は、証拠を積み上げて理屈を主張する講演ではなく、出会いの実感を語る講演にしようと思うようになってきた。
用意するスライドはきっと、スカスカの、枚数の少ないものになると思う。
鎧を脱ぎ、武器を捨てて、裸の実感を語ってみようと思う。
思えば、大村はま先生から学んだことは、数えきれないほど多く、計り知れないほど深い。
その全部を、60分の講演時間内で語り終えることは不可能である。
大村先生のご実践から学んだことの一部分を、思いつくままに語ろう。
そして、講演時間が終わった時点で、講演を終えよう。
どうなるか不安ではあるが、用意や準備をせず、武装を解いて、裸の自分で演壇に立とう。と、思う。

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